2011年1月4日、キヤノン イーグルス フォワード陣はサントリー府中スポーツセンターにて、サントリーサンゴリアスフォワード陣と合同練習を行いました。 トップリーグ3位（1月4日時点）のサントリーサンゴリアスの激しくレベルの高い練習に、キヤノン イーグルス フォワード陣も激しく熱のこもった練習となりました。 合同練習ではスクラム、ラインアウト、ブレイクダウンと行い、トップリーグのレベルを感じ、1月15日から行われるトップチャレンジ1に向け、素晴らしい練習となりました。

トップチャレンジ1は1月15日（土）に秩父宮ラグビー場（東京）にてNTTドコモレッドハリケーンズと、1月22日（土）にレベルファイブスタジアム（福岡）にて 九州電力キューデンヴォルテクスと、1月29日（土）に近鉄花園ラグビー場（大阪）にてホンダヒートと戦い、上位2チームがトップリーグ昇格、下位2チームがトップリーグ11位、 12位のチームと入替戦を行います。皆様の温かいご声援をよろしくお願い致します。

永友洋司ヘッドコーチコメント

トップイーストの最終戦からトップチャレンジまでに期間がありますので、ゲーム感覚を取り戻すという意味でも、まずNECさんと試合をさせて頂きました。そしてサントリー さんにお願いをして、一緒に練習をさせて頂きました。この試合と練習を通じて、まず1対1のところでどれだけ通用するのか、そして個の力がチームとしてトップチーム相手に 機能するかを確認するのが目的でした。

今日の練習を見ても、先日のNECさんとの試合でも、戦う前から相手のプレッシャーに押されてしまう部分がありました。NECさん、サントリーさんとの練習ではイーグルスのキャプテンが不在という状況でしたが、リーダーがいない時にそこをどうカバーしていくかということも課題として残りました。

経験上、リーダーの穴を埋めることは簡単なことではありませんが、ただ選手はもっと自分自身に自覚と自信を持つべきだと感じます。普段は自分のチーム内で積極的にチームをひっぱってくれている選手が、今回の練習試合、合同練習では、その力を発揮できていません。どこでも、どんな状況でも普段の力を発揮させるよう、鼓舞するのが本当のリーダーだと思います。

そんなリーダーがチームに一人だけいるのではなく、何人も存在し入れ替わり立ち替わり引っ張ってくれることを期待したいのです。そういった意味で、リーダーの存在感を考えさせられました。言うこととやることに差があります。大人のチームに成長していかなければ上では通じません。トップリーグのチームとの対戦を経験したことで、選手たちにはもっともっと「チャレンジする」という意識を持ってほしいと思っています。

それには一人一人が強い意識を持って練習に取り組むということが必要だと思います。選手が練習に取り組む姿を見ていると、リーダーになれる可能性を持つ選手が成長していることが確認できます。地味なことかもしれませんが、この継続がチームの文化を築くことになると信じています。

トップチャレンジ2が終わり、ホンダヒートさんとも戦うことが決まりましたが、まずは15日のNTTドコモ関西さんとの試合に照準を合わせて、しっかりと戦いたいと思います。これからもチーム一丸となって頑張りますので、引き続きご声援をよろしくお願い致します。