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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

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選手インタビュー vol.27 金子 大介2011年7月 7日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー
vol.27 金子 大介『キヤノンをトップリーグで優勝できるチームに』


◆目の前のことを一生懸命やっていく

――今日から合宿が始まりましたが、練習してみてどうでしたか?(※ 4/27にインタビューをしました。)

ケガをして現在リハビリ中なのですが、1日ラグビーに集中できる環境があることは、素晴らしいことだと改めて思いました。それと、みんなといる時間が長いので、やっぱり合宿はいいですね。

金子 大介選手

――ケガはいつ頃したのですか?

大学4年の時です。その時に手術をすると大学最後の試合に間に合わないので、そのままプレーを続けて、シーズンが終わってから手術をしました。

チームの雰囲気はどうですか?

歳の差など関係なくコミュニケーションが良く取れているチーム、という印象を受けました。

キャプテンの宍戸選手と同じポジション(フッカー)ですね

まだリハビリをしている立場で、同じ土俵にも立てていない状態です。あまり先を見ず、目の前のことを一生懸命やっていきます。入部したからにはレギュラーを目指していますし、試合に出て、キヤノンをトップリーグに昇格させて、トップリーグでも優勝できるようなチームにしたいですね。そういう思いは心に秘めていますが、現状をしっかりと見つめて頑張っていきたいと思います。

◆ラグビーをしている割にインドア派

――大学の時の寮生活と現在では違いがありますか?

合宿所は自由がある中でも自己管理をしてやっていかなければいけない、そのバランスが良いですね。大学の時は二人部屋だったので、必ず誰かと行動をしていましたが、いまは自分で頑張っていかなければと思っています。

――では、いまの生活の方が合っていると思いますか?

僕は本が好きなので、1人でゆっくりできる時間が持てる現在の生活の方が好きですね。ラグビーをしている割にインドア派です(笑)。

金子 大介選手

◆ここで辞めたら後悔する

――ラグビーを始めたきっかけは?

父親の勧めで、小学4年の時に近くのラグビースクールに入ったのがきっかけです。途中で嫌になる時もありましたが、6年の時にすごく身長が伸びて、またラグビーが楽しくなりました。それでラグビーを続けるならば強いチームでやりたいと思って、國學院久我山中学(以下久我山中学・高校)に入りました。

――清水直志選手も久我山高校出身ですよね?

1年先輩です。あと同期の和田拓と岩井陸雄も高校から一緒です。

――久我山高校の練習はどうでしたか?

いわゆる"根性論"で練習をやっていたので、大学でのつらい練習もやってこられたと思っています。そして大学に入ってからは、頭も使ってラグビーをするようになって、結果もついてきました。

――大学は慶應に進みましたが、なぜ慶應義塾大学を選んだのですか?

大学でもラグビーは続けたいと思っていましたが、身長があまり伸びませんでした。早稲田に憧れはありましたが、慶應は小さくても運動量で勝負するイメージがあり、自分に合っていると思ったので、慶應に進みました。

――社会人でもラグビーを続けようと思った理由は何ですか?

3年の時に大学選手権の準決勝で僕は脳震盪で途中退場して、東海大学に負けてしまいましたが、その時、もしあの試合が4年の時で、そのままラグビーを辞めたら本当に後悔すると思いました。4年になった時に何が残せるのかと考えたら、大学で辞めたらダメだという思いになりました。
そこでいちばん早く声をかけて下さったのがキヤノンで、社会人としても仕事をちゃんとやっていけるところを考えて決めました。求められていると感じたので、体がボロボロになるまでラグビーをやろうと思っています。

金子 大介選手
大学時代(右)

◆結果を出すしかない

――これからのラグビーに対してどのような姿勢で臨みますか?

大学の時、監督に「俺はお前たちが努力していることを知っているが、結果を出さなければ観客や普段から見ていない人たちはその努力を認めてはくれない。それが悔しかったら結果を出すしかない」とずっと言われてきました。キヤノンはトップリーグに上がれるチームだと思っているので、僕もその力になれるように頑張って結果を出したいと思います。

金子 大介選手
職場での様子

――社会人としても1年目ですが、仕事はどうですか?

周辺機器事業本部に所属していますが、仕事は少しずつ覚えているところです。そんな状況でも周りの人たちから試合を見に行きたいと声をかけていただけるので、本当にありがたいと思っています。僕はチャレンジすることが好きなので、一番下から這い上がって早く復帰して試合に出たいですね。
もちろん仕事も頑張ります。

――では最後にこれからの意気込みをお願いします

焦らず社会人の体を作ってレギュラーとして試合に出て、キヤノンをトップリーグに昇格させたいですね。そしてトップリーグで優勝できるようなチームになって、自分が先導していけるような立場になっていきたいと思います。そのためにも得意なところをより伸ばして、苦手なところをなくしていきたいですね。僕はスローイングや、運動量、ディフェンスが持ち味だと思っているので、そこをアピールしながら頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

金子 大介選手
職場の皆さんと