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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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サテライトリーグ第1戦、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスと対戦しました。2011年10月 4日

サテライトリーグとは、主にトップリーグ所属のチームが中心となり、それぞれのチームの若手選手や試合出場の機会が少ない選手の育成を目的としたリーグです。
10月1日、キヤノン イーグルスはサテライトリーグ初戦を、トップリーグ所属のNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下NTTCom)とNTT千葉総合運動場グランドで対戦しました。


トマシ・ソンゲタ選手

トマシ・ソンゲタ選手

シタレキ・ティマニ選手

シタレキ・ティマニ選手

瓜生靖治選手

瓜生靖治選手

田瀬慎之介選手

田瀬慎之介選手

金子大介選手

金子大介選手

岩井陸雄選手

岩井陸雄選手

Photo:Akiyoshi.M (Canon Eagles)

NTTComと言えば、昨シーズンのトップチャレンジで敗れた強豪チーム。参加機会を得た選手たちは自ずと気合いが入ります。13:00に予定通りキックオフ。前半はトマシ・ソンゲタ、シタレキ・ティマニの両外国人選手の力強い突進とキープを軸に、初めてのメンバー構成とは思えないリズムのいい攻撃と、NTTComの激しい攻撃に対し低いタックルで対抗し、19-0とリードして前半を折り返しました。
後半は7人の選手が交代。攻守ともに選手全員が一つになり気持ちのこもった40分間でしたが、4トライを奪われ、結局19-28という結果でノーサイドとなりました。

敗れはしたものの、日ごろの練習の成果を発揮した選手たちの表情は明るく、今後の活躍を期待させてくれる試合でした。

しかし試合後の永友洋司ヘッドコーチは「今年は試合に出るメンバーが固まってきているので、試合に出られない選手の底上げを図る意味で、サテライトリーグに参加することにしました。今日はいいプレーもありましたが、まだレギュラーとの差が大きく、その差を埋める必要がありますね。チャレンジできたことは評価できますが、雑なプレーが多くもっと質を上げてチーム内の競争を高めたいですね。」と少々厳しいコメントでした。

一方、昨シーズン中の大けがで約1年間試合に出られなかった瓜生靖治選手が、チームキャプテンとして出場。持ち前のタイミングのいい走り込みや低いナイスタックルを披露しました。「チームを盛り上げられるような気持ちの入ったプレーを見せたかったので、全員最後まで切らさずできたと思います。ラグビーは気持ちが一番大事ですから、タックルも体を張って頑張りました。初めて試合に出た選手たちは問題なくフィットしていますが、やはり試合勘をこういうチャンスを活かして養う必要があります。今日の試合がチームの盛り上げの機会になればと思います。」

またチームの司令塔として奮起したSO田瀬慎之介選手は「フォワードとバックスの連動を意識してプレーしました。特に前半は理想のラグビーができたと思いますが、後半はもっと一つにまとまらなければいけなかったですね。自分をアピールするというより、SOとして試合に慣れなければいけないのですが、まずは80分続けてプレーできて、練習の成果は出せたと思っています。」

この日、レギュラー選手たちはベンチやスタンドで観戦しましたが、みな一様に真剣な表情で試合に集中していました。
その中の一人、高根修平選手は「気持ちが入り、体を張ったいい試合で、下からのプレッシャーを感じました。チームが一つになって、次の三菱重工相模原戦に向けて自分たちも頑張るぞと、改めて思いました。」 と引き締まった表情で語ってくれました。

さて、今年4月の入部以来、怪我のリハビリを続けていた金子大介選手がついにデビューを飾りました。「想像していたより自分のレベルが低くて悔しいです。でも桃栗三年柿八年と言うように、成果が出るには時間がかかります。今日は反省して、これ以上悪い方向に行かないよう修正していきたいと思います。自分らしい部分を出せたところも少しはあったので、チームの素晴らしい先輩たちを目標にこれからも頑張ります。」

サテライトリーグ第2戦は、10月27日(木)三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する予定です。(会場の都合上、この試合はご観戦いただくことができません)
サテライトリーグ 対戦スケジュール