このページは2012年以前の情報です。最新シーズンの情報はこちらでご覧いただけます。

キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

一覧に戻る

選手インタビュー vol.44 ティム・ベネット2012年7月12日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー vol.44 ティム・ベネット
『自分のラグビーを確立し、より良いプレーヤーになる』


ティム・ベネット選手

――初めての来日ですね

はい、初めてです。オーストラリアの出身で、ずっとオーストラリアでラグビーをしてきましたが、若い時にこのような違う国の異なる文化を経験すること、また自分のラグビーキャリアを上げるためにも、自分にとってとても良いことだと思い決断しました。こちらでは周りの人々が良い人ばかりで、本当に嬉しく思っています。

――ラグビーを始めたのは?

8歳の時だったと思います。地元ビークロフトのクラブチームで始めたのが最初です。その後、イーストウッドというクラブチームのジュニアチームでプレーしていました。高校生だった17歳か18歳の時からワラタスアカデミーで、より高いレベルのラグビーを目指していました。ワラタスアカデミーは優秀な選手を選出し、トップレベルの選手に育成することを目的に、30以上のグループに分けてオフシーズンにトレーニングを行います。非常に楽しかったですね。


ティム・ベネット選手

――日本でプレーすることになったきっかけは?

母親がフィリピン人なのですが、フィリピンの国籍を取得することができて、日本ではアジア枠でプレーすることができます。今はオーストラリアとフィリピンの両方の国籍(市民権)を保有しています。最初にマネージャーから日本でプレーすることを聞いた時は、非常に興奮しました。ちょうどその頃、環境を変えたいという気持ちもありましたし、日本のラグビーのことは友人からとてもエンジョイできたことを聞いていたので、その話に飛びつきました。

――その時にキヤノン イーグルスのことは知っていましたか?

トップリーグに入ったことや知っている外国人選手がいること以外、正直あまり知りませんでした。もちろん会社としてのキヤノンは知っていました。オーストラリアでもキヤノンは非常に大きい有名な会社です。

――日本のラグビーについてはどう考えていますか?

まずオーストラリアのラグビーとの違いに慣れる必要があります。すでに2試合に出ましたが、ゲームスピードが速くスキルに富んだラグビーです。2試合とも幸運にもトライをあげることができましたが、これからも日本のラグビー、キヤノンのラグビーにフィットしていけるように努力します。


ティム・ベネット選手

――さて、オーストラリアから日本に来ていかがですか?

家族に会いたいとは思いますが、とにかくこういう経験をして成長することは素晴らしいことだと思いますし、人々も素晴らしく食事もおいしい。今のところ全く問題ありません。
最初にキヤノン スポーツパークの食堂で食べたスープに入ったヌードル(=うどん)は本当に美味しかったです。母親が作る伝統的なフィリピン料理が食べたくなりますが、醤油の味付けという意味では日本食は共通点があるので、日本食は問題ないですし本当に美味しいですね。

――今回の日本への移籍のテーマは?

個人的には、まず自分のラグビーを確立し、より良いプレーヤーになることです。チームとしては、トップリーグでプレーする最初の年に、自分たちが持つすべてを出し切って戦い、コンビネーションなどレベルアップを図ることで、2・3年後にトップチームになることです。そのために自分はここにきていると思っています。そういう中にいられること自体が、自分にとって素晴らしい機会を得られたと思っています。

――どんなプレーが自分の持ち味ですか?

まずはランニングゲームですね。キヤノンがアタッキングラグビーを標榜していることは理解しています。積極的にアタックすれば自分がトライする機会も増えるので、それは自分には非常に魅力的な部分ですね。ポジションは基本的にセンターです。インサイドセンターですが、アウトサイドセンターも2・3年経験があります。ウィングの経験はあまりありませんが、トライのチャンスが増えると思うので、いいですね。スピードには自信があります。攻撃的なディフェンスでもチームに貢献できると思っています。


ティム・ベネット選手

――キヤノン イーグルスの印象は?

選手たちはみんな良い人です。ラグビーではスピードがありスキルも高く、一緒にプレーできることに満足していますし、これからの練習や試合をとても楽しみにしています。

――では最後にファンのみなさんへ

キヤノン イーグルスの成長には、ファンの皆さんのサポートが必要です。そしてファンのみなさんと一緒に、これからずっと戦っていきたいと思います。是非会場へ来て我々のプレーを見てください。よろしくお願いします。