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選手インタビュー

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Monthly Players 3月号(植松 宗之選手)2013年3月15日

誕生月の選手に語ってもらう恒例のシリーズ「Monthly Players」。3月の第二弾は植松 宗之選手です。


植松 宗之選手

とにかくチームに貢献することが一番

植松 宗之選手

――オールスターに選ばれた

これまで代表などには縁がなかったので、先輩たちが選ばれても自分には関係ないことだと思っていました。ハイレベルなプレーが間近で見られ一緒にプレーできる良い機会なので、貴重な経験をキヤノンに還元したいと思っています。

――去年の今頃は

旅行をしたり好きなことをやっていました。有名なプレーヤーでもなく、キヤノンにもたまたま入れたようなものなので、やっていけるのかという不安はありました。

――実際に練習が始まってみて

植松 宗之選手

入社してラグビーが始まってからは、とにかく凄いところだと思いつつ、実感がわかないまま必死にやっていました。でもチームの選手のことがわかってきて、チームの求めていることを理解できるようになっていくことで、少しずつ成長を感じることができました。

公式戦は本当にタイトでした。ゲームの中身はもちろん、展開や日程など、いままでで一番タイトでした。試合では相手の一人一人がしっかりプレーしてきて隙がなく、自分の仕事をなかなかさせてもらえないので、目一杯やるしかないのですが、だから1試合終わるとしゃべることも億劫で、動く気がしないという集中力の切れ方でした。試合に出られたことに対する満足感はありましたが、試合自体に満足できたことはあまりなくて、いい試合ができても勝つことでもっと満足したいと思います。やはり勝たないと満足できない部分はあると思います。厳しいプレーの連続だったのですが、いい経験ができて本当に充実していました。

――今年の目標は

まずはウェイトアップを図って、しっかりとしたプレーのできるようになりたいですね。タックルもどうしても飛び込むことが多く、また入っても倒しきれないことが多かったので、しっかりした体を作って、他のチームの選手に嫌がられる選手になりたいですね。スピードがあって体があればやはり嫌がられると思いますので、そうなれるように頑張ります。ウェイトトレーニングはあまり好きではないのですが、嫌なことをやらないと伸びないのでしっかりやります。元々体重が増えにくい体質なので、目標の体重になるのは結構大変だと思います。

――挫折することはなかったか

植松 宗之選手

怪我をした時に思うようなプレーができず、チームに迷惑を掛けた時は悔しかったですね。難しい時期でしたが挫折を感じることは一度もなく、チャレンジし続けたままあっという間に1年が過ぎました。でも4週試合が続くのはきつかったですね。試合の間にもちろん練習もあって、しっかり練習しないと試合に出らなくなるので、その繰り返しはきつかったですね。これを乗り越えられたのは、本当に応援して下さったファンの皆さんのおかげでした。職場の皆さん、母校の先生や家族、友人などにも応援してもらってここまで来られたと思っています。

――競争の厳しいポジション

凄いプレッシャーでした。同じポジションに外人選手もいますが、彼らは日本人にはないものを持っているので、真っ向勝負しないで運動量やしっかりタックルに入ることなどで頑張りました。他のチームの強い外人選手も止めなければいけないので、チームの中で高められましたね。

――新シーズンに向けて

植松 宗之選手

1年目に試合に出られたからと言って2年目も出られる保証はないので、1年目に積み上げたものにプラスしていって、プレーの幅が広がるように練習に取り組みます。そして去年以上の活躍ができることを目標に頑張っていきます。去年はタックルのランキングに入っていたのですが、途中から落ちてしまいました。今年は最後まで残れるようにタックルの精度を高めたいですね。とにかくチームに貢献することが一番なので、自分がどうすれば貢献できるのかを良く考えてやっていきたいと思います。

――では最後にファンのみなさんへ

昨シーズンはたくさんの方に会場に来ていただいて、本当に力になりました。自分自身本当に幸せで、プレーしていて楽しさを感じることができました。本当に嬉しかったです。有難うございました。来シーズンもたくさん試合に出て、自分がこだわっているタックルや運動量など、ひたむきにプレーして、成長した姿をもっと皆さんにお見せできるように頑張ります。今年も応援をよろしくお願いいたします。