MATCH試合

2013.10.06 sun 10月6日(日)

2013.10.06
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
24
FULL
TIME
37
クボタスピアーズ
クボタスピアーズ
横浜E
10月6日(日) 盛岡南公園球技場
10月6日(日) 盛岡南
クボタ

試合概要

キックオフ日時2013.10.06 (日) 12:00
試合会場盛岡南公園球技場
所在地岩手県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
クボタスピアーズ
クボタ
24 10 前半 20 37
14 後半 17
前半 後半
1 2
1 2
0 0
1 0
0 0
3 T 5
3 G 3
0 PT 0
1 PG 2
0 DG 0
前半 後半
2 3
2 1
0 0
2 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
宍戸要介 1 PR 1 手塚洋成
山本貢 2 HO 2 後藤満久
山路泰生 3 PR 3 岩爪航
日高駿 4 LO 4 新関世志輝
ジャスティン・アイブス 5 LO 5 今野達朗
竹山浩史 6 FL 6 鈴木康太
清水直志 7 FL 7 フィナウ・フィリペ
マウジョシュア 8 NO.8 8 タキタキ・エロネ
福居武 9 SH 9 井上大介
アイザイア・トエアバ 10 SO 10 立川理道
原田季郎 11 WTB 11 根岸康弘
三友良平 12 CTB 12 セイララ・マプスア
ティム・ベネット 13 CTB 13 カトニ・オツコロ
和田拓 14 WTB 14 伊藤有司
橋野皓介 15 FB 15 サム・ノートンナイト
金子大介 16 R 16 立川直道
菅原崇聖 17 R 17 小池健太
上田聖 18 R 18 端本太郎
鷹クロフォードアストン 19 R 19 田村玲一
アダム・トムソン 20 R 20 稲橋良太
髙城良太 21 R 21 茂木隼人
カラム・ブルース 22 R 22 高橋銀太郎
ハビリロッキー 23 R 23 ケイド・ポキ

力およばず、無念の3敗目

朝晩の冷え込みが強まり、周辺の木々も紅葉が少しずつ見られる盛岡南公園球技場(岩手県盛岡市)。さわやかな空気が少しひんやりと感じられたこの日、キヤノンイーグルスはクボタスピアーズ(以下クボタ)との対戦に挑みました。

ここまで2勝2敗(勝ち点10)、プールBの4位につけているキヤノンイーグルスと、1勝3敗(勝ち点6)で7位のクボタ。セカンドステージAグループ進出に向け、どうしても負けられない戦いが、キヤノンのキックオフで始まりました。

前半風下に立ったキヤノンは、クボタの上手いエリアマネジメントでなかなか敵陣に入り込めない時間帯が続きました。しかし、ルーキー原田が得意のランプレーで相手をかわし先制トライ。三友がコンバージョンも決めて7-0と優位に試合を進めるかに見えました。ところが、その後2本のトライとPGを許し、キヤノンも1PGを返すも10-17と形勢逆転。10-17で前半を終了しました。

後半、積極的なメンバー交代で流れを変えたかったのですが、逆に3連続トライを奪われ10-37。このままでは終われないキヤノンは、バックス・フォワードが一体となって2本のトライを奪って挽回を図りました。しかしその時点で残り時間はわずか5分。最後までトライを目指し必死のアタックを続けましたが、得点は動かないまま24-37でノーサイドとなりました。

前半

波に乗れず、逆転を許す

「タックルされながらも、体を犠牲にしてパスをくれたボールだったので、トライができて良かったです。」原田の会心のトライの後、さらに絶妙なパスワークでチャンスを作ったが、クボタゴールを1m先にして痛恨のペナルティ。一気に波に乗りたかったキヤノンだったが、この後は殆どチャンスを作ることができず、一方、ディフェンスにも勢いがない。ゲインラインを割られる場面が多く、許した2トライもあっさり取られて逆転を許した。「プレーの精度が低く、練習からもっと意識する必要がある。」(今村バックスコーチ)各選手の持ち味が発揮されないまま、7点差ビハインドで前半が終了した。

後半

受けてしまい、焦りもあった

トムソン、鷹クロフォードを投入し攻撃力をさらに上げたキヤノンだったが、積極的にアタックするもポイントでミスが発生し、得点に繋がらない場面が続く。「テンポを変えようとしたが、プレッシャーが強く受けてしまった。」というSH髙城の言葉に象徴されるように、トライを奪えないまま3トライを献上してしまう。その後も「追いつこうと焦ってミスが多く、あのような場面でゲームコントロールできないとダメ。」(金子選手)「焦らず自分たちのペースでラグビーをしようとしたが、ボールのキープやコントロールの部分で反省が残った。」(原田選手)

後半25分時点で10-35。ここまでキヤノンらしいプレーはなかなか見られず、「各選手がバラバラにプレーしていた。」(永友監督)しかし残り15分で2本のトライを奪い返したことに、「どうしても取らなければいけないトライ。あそこに至るまでが問題だ。」(永友監督)この2トライが最後の追加点となったキヤノンは、結局23-37でノーサイドを迎えることとなった。

コメント

【今村バックスコーチ】

「重要な試合だったのですが、自分たちのラグビーを表現できませんでした。選手はハードワークしているのですが、試合でトライできる遂行力を高めることが必要です。その課題がなかなか修正できていません。下を向かずに、次までの2週間は選手が自信を持って試合に臨める環境づくりをして、いい勝ち方ができるようにしたいと思います。」

【髙城選手】

「2年連続でこうして岩手で試合ができて、とても嬉しく思っています。今日はクボタさんのディフェンスに勢いがあって、やりたいことができませんでした。テンポを上げて流れを変えることができず、すごく悔しいです。自分たちの形でラグビーができれば勝てる自信はあるので、残りの2試合に向かって気持ちを引き締めて、自分たちのラグビーをやり切りたいと思います。」

これでトップリーグ1stステージは2勝3敗。勝ち点の合計は10のままです。この結果、現時点でプールBの順位は6位となっています。

次は10月20日(日)、コカ・コーラウエストレッドスパークスとの試合が、大分市営陸上競技場(大分県)で行われます。次節も会場に足をお運びいただき、熱い応援をよろしくお願いいたします。

インタビュー

永友監督

「今日もたくさんの応援をいただき、本当に有難うございました。いい時と悪い時の差がまだありますね。今日はコミュニケーションが少なくて、組織として機能するラグビーができませんでした。アタックする意欲は評価できるところですが、結末の部分をもっと成長していかなければなりません。順位を下げてしまったので、次の試合はとにかく勝つことだけを考えて、雰囲気を上げてやっていきます。」


和田キャプテン

「今日も応援をたくさんいただき、皆さんにいい結果をお届けしたかったのですが残念です。ベーシックのスキルができていなかったこと、自分たちから仕掛けていかなければいけないところで後手になってしまったところ、またセットが遅く、コミュニケーション不足で動き出しが悪かったことなど、敗因は色んなところにあると思います。しっかりと反省をして、自分たちのラグビーを見つめ直して、勝つための準備を次に向けてしっかりやりたいと思います。」