MATCH試合

2017.09.09 sat 9月9日(土)

2017.09.09
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
20
FULL
TIME
25
近鉄 ライナーズ
近鉄 ライナーズ
横浜E
9月9日(土) ポカリスエットスタジアム
9月9日(土) ポカリ
近鉄

試合概要

キックオフ日時2017.09.09 (土) 17:00
試合会場ポカリスエットスタジアム
所在地徳島県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
近鉄 ライナーズ
近鉄
20 13 前半 10 25
7 後半 15
前半 後半
1 1
1 1
0 0
2 0
0 0
2 T 3
2 G 2
0 PT 0
2 PG 2
0 DG 0
前半 後半
1 2
1 1
0 0
1 1
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
菅原崇聖 1 PR 1 豊田大樹
設樂哲也 2 HO 2 樫本敦
山路泰生 3 PR 3 前田龍佑
菊谷崇 4 LO 4 山口浩平
アニセサムエラ 5 LO 5 松岡勇
フィナウ・トゥパ 6 FL 6 トンプソンルーク
嶋田直人 7 FL 7 田淵慎理
植松宗之(バイスキャプテン) 8 NO.8 8 イオプ・イオプアソ
福居武 9 SH 9 金哲元
田村優 10 SO 10 野口大輔
ホセア・サウマキ 11 WTB 11 矢次啓佑
三友良平 12 CTB 12 アンソニー・ファインガ
ハヴィリリチャードアファ 13 CTB 13 井波健太郎
藤本健友 14 WTB 14 森田尚希
ルワジ・ンヴォヴォ 15 FB 15 セミシ・マシレワ
金子大介 16 R 16 王鏡聞
山本貢 17 R 17 山口知貴
城彰 18 R 18 尾池亨允
エドワード・カーク 19 R 19 村下雅章
田中真一 20 R 20 辻直幸
荒井康植 21 R 21 榎本光祐
上原哲 22 R 22 重光泰昌
藤近紘二郎 23 R 23 ルアン・コンブリンク

34分までリードを奪っていたが、終盤に逆転される

第4戦は、徳島県の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムでの近鉄ライナーズ(以下近鉄)との一戦。セカンドジャージ初披露となったイーグルスは、開始直後の3分にPGで先制。その後も、WTBホセア・サウマキのビッグプレーやラインアウトからの攻撃で終盤までリードを奪うが、試合終盤の細かなミスをことごとく得点に結びつけられ、痛い逆転負けを喫した。

前半

開始3分で先制PGを奪う

定刻通り午後5時にゲームがスタート。必勝を期して臨んだイーグルスは、開始直後から相手陣に攻め込み、前半3分にSO田村優のPGで先制(3-0)。14分にPGで3点を返されたが、17分に10mライン付近、右45度からの難しいPGを田村が決めて再びリードを奪う(6-3)。
「試合の入りは申し分なし。先制点を取れたというだけでなく、好タックルからのターンオーバーや好キックなどでエリアもしっかり取れていたし、全体的なリズムも良かった」(FL嶋田直人)

ホセア・サウマキが個人技で今季初トライ

そんな中で、27分、ビッグプレーが生まれる。相手キックからのカウンターアタックでパスをもらったWTBホセア・サウマキが前進。近鉄ディフェンスが詰めてきたところでその背後に絶妙なショートパントを上げ、誰もいないところに落ちたボールを自ら拾ってインゴールへ。田村のゴールも決まって13-3とリードを広げた。

このままリードをキープして前半を終えたかったイーグルス。しかし、前半終了間際に近鉄の反撃を受け、自陣ゴール前スクラムからNo.15にディフェンスラインを突破され(G成功で10-13)、再び3点差に詰め寄られた。

後半

22分のトライでリードを広げる

後半の序盤は、一進一退の攻防。アタックではいくつかのミスがあったイーグルスだが、ディフェンスでは田村のタッチキック、FLフィナウ・トゥパのジャッカルなど好プレーを連発。近鉄に転がり込みそうになったチャンスの芽を確実に摘んでいた。
そして迎えた22分、田村のナイスタッチキックから得た相手陣5mのラインアウトからモールを押し込み、途中出場のHO金子大介が密集をかき分けてゴールポスト左にトライ。ゴールも決まって20-10と再びリードを広げた。

残り十数分で2トライを奪われ逆転負けを喫す

序盤に一度同点に追いつかれただけで、終始リードを続けたこの日のゲームだが、25分を過ぎたあたりから細かなミスや反則が目立ち始める。
そして29分、PKで自陣5mまで攻め込まれ、ラインアウトモールから飛び込まれて5点差に詰め寄られた(15-20)。
さらにその5分後、自陣7mのラインアウトからサイドをつかれて逆転トライを許す(G成功で20-22)。いずれもミスを起点とした失点だけに悔やまれる。
終了間際の39分にもPGで3点を奪われ20-25に。残り1分、逆転を狙って猛アタックを仕掛けようとしたが、ラックのボールが近鉄にこぼれてしまい、4戦目も勝利をつかむことはできなかった。

インタビュー

●ベテランとしてチームを支えるPR城彰

「自分のパフォーマンスどうこうよりもチームの結果がすべて。そういう意味では、納得していません。この4試合、乗れそうで乗れない場面が多いのですが、その原因は、自分たちでコントロールできるはずのところをコントロールできていないから。僕自身も、ゲームの中でもう少しチームを落ち着かせなければいけないと思っています。
これからも試合が続くので、自分のプレーの精度を上げることはもちろんですが、どうすればチームがいい状態になるかを考えていきたいと思います」


●4試合フル出場のFL嶋田直人

「今日は、というか今日も試合の入りが良かっただけに残念です。いいプレーをしているのに、自分たちのミスでリズムに乗りきれず、自らチャンスをつぶしてしまっている。また、今日はミスをことごとく点に結びつけられたのも痛かった。ゴール前でのディフェンスが淡泊になったのも反省点です。ただ、4試合戦って、チーム状態は少しずつ良くなっている。その部分はポジティブにとらえて次戦に向かいます」


●トップリーグ初出場を果たしたFL田中真一

「初出場を果たしたうれしさはありますが、チームが負けてしまったので残念な気持ちのほうが強いです。また、個人的にももっとやれたという思いがあります。『ディフェンスはハードに行こう』と常に自分に言い聞かせているので、今度チャンスをもらえたらそれを実現したいです」


インタビュー

今村友基ヘッドコーチ代行

「今日も勝利をつかむことができなかったわけですが、どうして勝利をつかめなかったか、キヤノンの強みをどうすれば出せるかを、もう一度、選手、スタッフ全員で見つめ直したいと思います。ただ、その一方で、選手はやれることをしっかりやってくれています。
特に、今日初先発のホセア・サウマキは期待通り伸び伸びとプレーしてくれたし、トップリーグ初出場となった田中真一も練習の時から、いいチャレンジをしてくれています。明るい材料もたくさんあるので、しっかり前を向いて次の戦いに備えます」


植松宗之ゲームキャプテン

「毎試合、いい準備はしているつもりですが、勝利に結びついていないということは、その準備が十分ではなかったということなのかもしれません。
特に毎試合出ているミスを減らさないことには絶対に勝てません。そのミスは練習で減らすしかないので、もっと練習をするというのが今の気持ちです。チーム力という点では、他と対抗できるだけの力は十分にあると思うので、その力を100%発揮できるように頑張りたいです」