MATCH試合

2017.09.24 sun 9月24日(日)

2017.09.24
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
21
FULL
TIME
69
ヤマハ発動機ジュビロ
ヤマハ発動機ジュビロ
横浜E
9月24日(日) 大分銀行ドーム
9月24日(日) 大銀ド
ヤマハ

試合概要

キックオフ日時2017.09.24 (日) 14:00
試合会場大分銀行ドーム
所在地大分県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
ヤマハ発動機ジュビロ
ヤマハ
21 0 前半 43 69
21 後半 26
前半 後半
0 3
0 3
0 0
0 0
0 0
3 T 11
3 G 7
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
7 4
4 3
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
山本貢 1 PR 1 山本幸輝
金子大介 2 HO 2 日野剛志
城彰 3 PR 3 伊藤平一郎
日高駿 4 LO 4 大戸裕矢
アニセサムエラ 5 LO 5 デューク・クリシュナン
フィナウ・トゥパ 6 FL 6 ヘルウヴェ
嶋田直人 7 FL 7 西内勇人
植松宗之(バイスキャプテン) 8 NO.8 8 堀江恭佑
天野寿紀 9 SH 9 矢富勇毅
田村優 10 SO 10 マット・マッガーン
ホセア・サウマキ 11 WTB 11 ゲラード・ファンデンヒーファー
三友良平 12 CTB 12 ヴィリアミ・タヒトゥア
ハヴィリリチャードアファ 13 CTB 13 宮澤正利
藤本健友 14 WTB 14 伊東力
ルワジ・ンヴォヴォ 15 FB 15 五郎丸歩
設樂哲也 16 R 16 加藤圭太
五十嵐優 17 R 17 植木悠治
山路泰生 18 R 18 大塚健太
菊谷崇 19 R 19 桑野詠真
エドワード・カーク 20 R 20 モセ・トゥイアリイ
福居武 21 R 21 篭島優輝
藤近紘二郎 22 R 22 大田尾竜彦
原田季郎 23 R 23 マレ・サウ

前半の大量失点が響き、ヤマハに敗戦

第5戦の舞台は、イーグルスにとって第2のホームタウン、大分。ワールドカップの会場となる大分銀行ドームには18,279人もの観客が集まった。そんなファンの期待に応えるべく、イーグルスも必勝を期して臨んだが、序盤からヤマハ発動機ジュビロ(以下ヤマハ)に主導権を握られ、前半7トライを許す。後半開始早々、FW、BK一体となった攻撃で2トライを返すも、最後までその差を詰めることができず、勝利をつかむことができなかった。

前半

試合の入りは悪くなかったが、前半8分に先制点を許す

メンバー全員が心をひとつにして臨んだこの試合は、キックオフ直後から、ゲームプラン通り、ボールを大きく動かして前進を図るなど、ゲームの入りは決して悪くなかった。しかし、開始4分、ラインアウトのミスから自陣に深く攻め込まれる。ヤマハはここぞとばかりに、得意のスクラムを起点に猛攻。イーグルスも必死で耐えたが、前半8分、スクラムからこぼれたボールを相手No.8に押さえられて先制点を許した。

いつもの粘りが見られず、失点を重ねる

先制点を奪われたことにショックを受けたのか、その後はブレイクダウンで圧倒され、さらにディフェンスラインも簡単に破られて、「攻め込まれては取られる」の繰り返し。立ち直る機会を与えてくれないあたりがヤマハのうまさというべきなのだろうが、イーグルスは防戦一方となり、前半だけで計7トライを奪われ、43点もの差を付けられてしまった(0-43)。
「キヤノンのプライドを取り戻すべく、特にディフェンスの部分ではひるまずに立ち向かっていこうと臨んだのですが…」(SH天野寿紀)

後半

開始6分間で2トライを返す

しかし、後半、イーグルスが反撃に出る。
キックオフ直後から始まったヤマハの猛攻をしのぎ切り、相手のノックオンでこぼれたボールをSH天野が拾ってCTBハヴィリ リチャードアファへ。リチャードアファが相手の背後に蹴り込んだボールをFBルワジ・ンヴォヴォがゴール前まで運び込む。ンヴォヴォはゴール前でつかまったが、フォローしていたリチャードアファに再びボールがわたり、右スミにトライ。SO田村優のゴールも決まって7点を返す。

さらに、後半5分、自陣からのバックス展開で敵陣までボールを持ち込んだ後、FW、BK一体となった攻撃を繰り広げ、最後は田村が抜け出し、左にフォローしていたFL嶋田直人につないでトライ。左中間からのゴールを田村が慎重に決めて14-43とした。

後半の戦いぶりに次戦への期待が膨らむ

その後もイーグルスは攻める姿勢を失わず、後半10分にはスクラムでコラプシングの反則を誘うというシーンもあったが、落ち着きを取り戻したヤマハが再度反撃。効果的なキックを使われては自陣に攻め込まれ、FW周辺のパワープレーとライン攻撃とを織り交ぜたアッタクを防ぎきれず、20分、25分、36分にトライを奪われる(14-62)。

イーグルスも後半37分、LO日高が好判断でラックからこぼれたボールを拾い、WTBホセア・サウマキにパス。サウマキがそのまま40mを走りきってトライを奪ったが、終了間際にパスミスから7点を返され、最終的には21-69でゲームを失った。

インタビュー

●植松宗之ゲームキャプテン

今日の試合に向けてしっかり準備をしたつもりだったのですが、ヤマハの方がいい準備をしていたということになるのでしょうか。無様な試合を見せてしまいました。敗因はいくつか考えられますが、最も負けてはいけない「気持ち」の部分で負けていたような気がします。何かを変えるためには、自分たちが大きく変わるつもりで取り組まなければいけません。準備の仕方という基本的な部分からもう一度見直し、次戦では死にもの狂いで1勝をつかみにいきたいと思います。


●随所で好プレーを披露したWTBホセア・サウマキ

チーム全体としてまだまだミスが多く、ボールを上手く生かし切れていない部分がありますが、アタックに関してはだんだん良くなってきていると思います。自分もチームに慣れてきたし、ンヴォヴォをはじめとした他の選手ともいいコミュニケーションをとれるようになってきました。次の試合ではもっと多くのトライを取ってチームの勝利に貢献したいです。


●今季初先発のLO日高駿

個人的には、いかにボールを持って突進できるかをという課題を掲げてこの試合に臨み、その部分ではそれなりにできたのですが、この敗戦はしっかり受け止めなければいけないと考えています。特にラインアウトのミスから得点を与えてしまったところは、深く反省すべき点です。再びチャンスが与えられたなら、ボールキャリーはもちろん、ラインアウトでもチームにリズムを与えられるようなプレーをしたいと思います。


●久しぶりの先発出場を果たしたPR城彰

地元(大分舞鶴高校出身)ということで気合いも入っていたし、この日のために準備をしてくれた関係者やファンの皆さんにもいいプレーを見せたいと思って試合に臨んだのですが…。自分がどうこうというよりもチームが勝たなければ意味がありません。次の試合は、これまで以上に勝ちにこだわって臨みます。


インタビュー

今村友基ヘッドコーチ代行

数多くのファンに応援していただいたのにもかかわらず、ふがいない試合をしてしまいました。 ヤマハには夏合宿で大敗していたので、この日はイーグルスのプライドを見せるべく、強い決意を持って臨んだのですが、その気持ちが空回りしてしまいました。後半は、自分たちのやりたいことを少しはできていたと思うのですが、何故あの戦いを最初からできなかったのか。そこをしっかり分析して次の試合に臨みます。そして次こそは、皆さんに「来て良かった」と思ってもらえるような試合をします。