MATCH試合

2017.10.15 sun 10月15日(日)

2017.10.15
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
24
FULL
TIME
22
宗像サニックスブルース
宗像サニックスブルース
横浜E
10月15日(日) コカ・コーラウエスト広島総合グランド
10月15日(日) コカ・コーラG
サニックス

試合概要

キックオフ日時2017.10.15 (日) 14:00
試合会場コカ・コーラウエスト広島総合グランド
所在地広島県

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
宗像サニックスブルース
サニックス
24 7 前半 15 22
17 後半 7
前半 後半
1 2
1 2
0 0
0 1
0 0
3 T 3
3 G 2
0 PT 0
1 PG 1
0 DG 0
前半 後半
2 1
1 1
0 0
1 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
山本貢 1 PR 1 ヘンカス・ファンヴィック
設樂哲也 2 HO 2 隈本浩太
山路泰生 3 PR 3 石澤輝
日高駿 4 LO 4 西井利宏
菊谷崇 5 LO 5 ジェフ・パーリング
フィナウ・トゥパ 6 FL 6 濱里祐介
田中真一 7 FL 7 下山翔平
エドワード・カーク 8 NO.8 8 新井信善
天野寿紀 9 SH 9 猿渡知
田村優 10 SO 10 田代宙士
ホセア・サウマキ 11 WTB 11 アンドリュー・エブリンハム
三友良平 12 CTB 12 アヒオシリバ
ハヴィリリチャードアファ 13 CTB 13 王授榮
藤本健友 14 WTB 14 カーン・ヘスケス
上原哲 15 FB 15 屋宜ベンジャミンレイ
金子大介 16 R 16 倉屋望
髙島忍 17 R 17 友枝大智
城彰 18 R 18 申東源
アニセサムエラ 19 R 19 秋田太朗
植松宗之(バイスキャプテン) 20 R 20 金堂礼
荒井康植 21 R 21 福﨑竜也
ティム・ベネット(バイスキャプテン) 22 R 22 山田大生
ルワジ・ンヴォヴォ 23 R 23 アンドレ・エスターハイゼン

宗像サニックスを僅差で振り切り、3連勝を飾る

第8戦は、宗像サニックスブルース(以下宗像サニックス)戦。コカ・コーラウエスト広島総合グラウンドでの戦いは、生憎の雨天の中での試合となった。2連勝と勢いに乗るイーグルス。開始早々に先制はしたものの、前半2トライ1PGで逆転される苦しい展開に。後半もゴール前に釘付けになるシーンが何度か繰り返されたが、2トライ1PGで逆転。終盤の宗像サニックスの猛攻を凌ぎ、勝利を収めた。マン・オブ・ザ・マッチは、この日1トライを挙げたほか、豪快なランで再三観客を沸かせたホセア・サウマキが獲得した。

前半

2分に先制するも、その後反撃を許す

ここにきて試合の入りが良くなっているイーグルスは、この日も先制。2分、相手陣30m付近のラインアウトからできたモールを押し込み、SH天野寿紀からパスを受けたSO田村優が前進。ディフェンスラインの裏に持ち込んでから、フォローに走っていた天野に戻し、天野がそのまま右中間に飛び込んだ(G成功で7-0)。

しかし、その4分後、自陣10m付近のラックから右に回され、走力のある相手WTBに走りきられてあっさりとトライを奪われる(G失敗で7-5)。

前半は8点ビハインドで折り返す

さらに18分、PKから素早く前に出られ、何度かフェーズを重ねられたあと、15m付近でできたラックの上を相手FWに越えられて追加点を奪われる(G成功で7-12)。その後イーグルスも何度か敵陣に攻め込むものの、チャンスらしいチャンスを作ることができず、逆に25分、約35mのPGを決められ、点差を8点(7-15)にまで広げられて前半を折り返した。

後半

藤本、サウマキの両WTBがトライ

後半最初はイーグルスが主導権を握る。4分、22m付近のラックからWTBサウマキが突進してポイントを作り、ラックから出たボールを田村が右サイドにキックパス。WTB藤本健友がこのボールを見事にキャッチして、相手ディフェンスを振り払って右隅に飛び込んだ(G成功で14-15)。

その6分後、自陣でのラインアウトからモールを押し込まれて7点を失うが、15分、ハーフウェイ付近で天野が上げたハイパントを、CTBハヴィリ リチャードアファがキャッチし、WTBサウマキにパス。サウマキがそのままインゴールへ持ち込んで再び1点差まで詰め寄った。

残り5分は14人で相手の猛攻を凌ぐ

その後一進一退の攻防が続いたが、30分、ゴールポスト少し右寄り、距離35mのPGを獲得。このチャンスを、それまでのキックを全て成功させていたCTB三友良平が、逆風をものともせずにしっかりと決めて逆転(24-22)する。

35分、反則の繰り返しでイエローカードをもらい、残り5分あまりを14人で戦うことになったが、36分にはFL田中真一のナイスタックルと「相手が疲れていて2人目が遅れていたので狙っていた」HO金子大介のナイスジャッカルでピンチを脱出。その後も宗像サニックスの猛攻撃を凌ぎきって勝利を手にした。

インタビュー

●今村友基ヘッドコーチ代行

今日の試合は、エリアマネージメント、キックの精度、キックをされたときのポジショニングなどが上手くいかず苦戦をしましたが、何とか勝てて嬉しいです。また、最後に猛攻を受けながら、しっかり勝ちきったあたりにも成長を感じます。ただ、課題がたくさん見つかったので、その分はきちんと修正したいと思います。 選手たちにはもっと自分たちのラグビーを信じて戦って欲しい。そうすればトライはもっと取れるはず。今日は雨だったので、力を出し切れなかった部分はあると思いますが、次は“言い訳のできない”ドームスタジアムなので、トライを大量に取って前半戦を終わりたいです。


●決勝PGを含む4本のキックをすべて成功させたCTB三友良平

1点差(21-22)で得た後半30分のPKは、距離も35m前後とそれなりにあったのですが、点差と時間を考えて迷わずPGを選択しました。トライを取りにいくという選択もあったと思いますが、まずは逆転しておこうと。それに、トライを取りにいって取れなかったらショックが大きいですからね。ボールをセットしたあと、思ったよりも逆風が強いことに気がついたのですが、やることはいつもと一緒。入って本当に良かったです。


●1トライを挙げたWTB藤本健友

トライのシーンは、相手のFBが内側に寄っていたので、優さん(SO田村)に声をかけて蹴ってもらいました。WTBなのでトライを取るのはもちろんなのですが、自分の持ち味は、思い切りのいいプレーだと思うので、ハイボールに対して積極的に取りにいくとか、ディフェンスで前に出て止めるとかいったプレーをしっかりやっていきたいと思います。


●効果的なキックが光ったSH天野寿紀

前半終了後のバックスミーティングで、「裏のスペースが空いているからどんどん蹴っていこう」という話をしていたので、後半はかなりキックを意識しました。でも、蹴るタイミングに関しては、僕の判断というよりもみんなの指示。三友さんをはじめ、後ろにいる仲間が的確な指示を出してくれました。


●2試合連続で先発のCTBハヴィリ リチャードアファ

前半、ハイボールのキャッチ合戦で負けていたので、後半は積極的に取りにいきました。その一つがトライに結びついて良かったです。ただ、他のプレーに関してはまだまだ課題がたくさんあります。きちんと修正して、次の試合に臨みます。