強い日差しを感じ、初夏を思わせるような近鉄花園ラグビー場。 日本代表のプロローグは強化試合としてアジアパシフィックドラゴンズ(APD)との戦いなりました。 日本代表にはジャスティン・アイブス選手、一方APDには菅原崇聖選手、それぞれに分かれて競い合う、そして日本代表にとっては今後の五か国対抗戦を占う大事な試合でした。 試合は前半22 - 14と日本代表が先行したものの、後半で7 - 21、結果29 - 35と日本代表にとっては手痛い逆転負けを喫しました。 キヤノンイーグルスから参戦した菅原崇聖選手とジャスティン・アイブス選手にインタビューしました。
■菅原崇聖選手
「ヘッドコーチのタナ・ウマガからは"No excuse"(言い訳をするな)と冒頭にコメントがあり、全員の身が引き締まりました。
(APDは環アジアの特別編成チームで先月香港セブンズのおりに組まれたアジアパシフィックドラゴンズ10を踏襲しており、今回は2度目の編成で香港、フィジー、サモア、NZ、オーストラリア、トンガ、韓国そして日本の国際混成チーム)
全員が打倒ジャパンで一つになり後半に逆転で勝利を収めたのはHCの一言が大きかったと思います。
私は他のメンバーよりも日本をよく知っているアドバンテージを活かしてチームの勝利に貢献できたと思います。
そして次のステップに昇っていきたいと思います。
」
■ジャスティン・アイブス選手
今日の試合は勝敗はともあれ、強化に必要な試合だということを認識しています。
エディHCがパシフィックドラゴンズ側にフィジカルが最も強いメンバーを選考してくれとお願いしていたので、このようなタフなゲームになりましたが、自分たちはフィジカルを、特にディフェンス面で強化していく必要があると改めて感じる試合でした。
サイズ面もフィジカル面も対応できるようにならないと、自分たちの目指しているスタイルを遂行することは出来ないということが改めて感じています。
本日のゲームは本当に大きな収穫を得られたので、この先の大事な試合、アジア五カ国対抗戦での韓国、香港戦に向けて調整していきます。
キヤノンの代表として菊谷選手とともに力を出していきます。
今後も応援、よろしくお願いします。
- *タナ・ウマガ(Tana UMAGA ヘッドコーチ、元ニュージーランド代表)