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2014.08.18
REPORT

8月8日(金)NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス戦の試合結果

リズムに乗れないままの敗戦だったが、
大崩れすることなくチーム力の上昇を実感。

8月8日(土)、厚い雲に覆われたせいか、いくぶん凌ぎやすくなったこの日、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス(以下NTTコム)と今シーズン2回目の対戦がキヤノンスポーツパークで行われた。

17:00キヤノンのキックオフでスタート。バックスの展開からトライを奪い先制したキヤノン。しかしNTTコムの速い攻撃を防ぐことができず2トライを許し7-12で前半を折り返した。後半先に追加点を上げたNTTコムは強烈なアタックを繰り返し、キヤノンは24分にようやく追加点を上げたが逆転には至らず、結局12-19でノーサイドとなった。


■前半
「開幕戦を見据えて今日の試合に臨みます」。監督宣言の期待通り10分にスライマンケルのトライで先制し、このままキヤノンの試合になると思われた。しかしNTTコムの躍動感に富んだ攻撃とキヤノンの不安定なスクラムでディフェンスを余儀なくされる時間が続いた。「悪い流れを修正できず、特にスクラムでレフリーに言われたことに対して後手になってしまい、本来のスクラムができませんでした。」(山本選手)

20分に2本目のトライで逆転(7-12)された後も、「キヤノン、我慢!」の声が和田キャプテンからグラウンドに飛び交った。しかし我慢のディフェンスは前半最後まで続き、7-12のまま前半を折り返した。

城と菅原、スライマンケル

■後半
NTTコムのキックオフをLO日高がナイスキャッチ。このボールをFLロウが相手陣22mライン手前までロングゲインした。しかしこのチャンスにもトライできず、逆に10分にNTTコムにトライを許してしまう。(7-19)「コミュニケーションをテーマに後半からSOに入りましたがミスが多く失点に繋がるプレーもあり、残り2週間で修正しなければならない反省点がたくさん見つかりました。」(橋野選手)

我慢のディフェンスで失点を防ぎつつ、吉田―から橋野による速いテンポの展開からWTBに入った藤近のトライで12-19とした。その後もチャンスを作ったものの自らのミスでトライに至らず、結局12-19でノーサイドとなった。

ロウ選手、橋野選手

■永友 洋司監督
「NTTコムさんの仕上がりが良く、取れるところで取り切れませんでした。でも相手のペースに引き込まれず大きく崩れなくなったのはチーム力が上がった証拠だと、その部分はポジティブに受け止めています。新人選手の活躍というプラスの要素もありますし、残り2週間で、しっかり準備してリーグ戦に臨みたいと思います。」

■和田 拓キャプテン
「ディフェンスから糸口を見つけ出すことができず、アタックをする時間が短くなってしまいました。でも我慢できるようになっていることなどチームの調子は上がっていると感じています。リーグ戦に向けて、誰が試合に出てもキヤノンらしいラグビーができるように準備をしていきます。」

いよいよ8月24日(日)にトップリーグ公式戦の開幕。キヤノンイーグルスの活躍にご期待ください。

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