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2017.11.27
REPORT

サントリーサンゴリアスとの練習試合レポート(11月24日 金曜日)

豊田自動織機戦を約1週間後に控えた11月24日、ウインドウマンス期間中の最後の練習試合がサントリーサンゴリアスとの間で行われた(@サントリーグラウンド)。試合は、日本代表を除くほぼベストメンバーを揃えたサントリーが、序盤からゲームを支配。イーグルスも各選手がファイト溢れるプレーを披露したが相手の勢いを止められず、前半5-21、後半12-24、計17-45で勝利を飾ることはできなかった。

【前半】

序盤は押し込まれたが、終了間際に1トライを返す

開始早々、連続攻撃で先取点を奪われたイーグルス(G成功で7-0)は、その後も防戦一方。ゴール前のラインアウトを組織ディフェンスで食い止めるなど、守りでは好プレーも披露したが、敵陣にはなかなか踏み込めず。10分、25分とトライを奪われ(ともにG成功)、0-21と点差を広げられた。
しかし、30分過ぎからようやくリズムに乗り始め、サントリー陣に攻め込むシーンも。39分にはFW、BKが一体となった攻撃を繰り返したあと、ラックからのボールをSH荒井康植が走り込んできたPR山本貢にパス。そのまま山本が飛び込んで5点を返した。

【後半】

フレッシュなメンバーで挑むも点差を縮められず

後半、最初にスコアしたのはイーグルス。3分、サントリーのキックをキャッチしたFBルワジ・ンヴォヴォが大幅ゲイン。タテ、ヨコの攻撃を織り交ぜて相手ゴールに迫り、最後はWTB原田季郎がトライ。Gは失敗したが、10-21と詰め寄る。しかし、その5分後にトライを奪われ、再び点差を広げられた。

10分過ぎには出場機会の少なかったメンバーを投入。16分にトライを奪われたが、20分には相手陣でのターンオーバーから攻撃を仕掛け、ディフェンス裏へのキックを拾ってつなぎ最後はFB永富健太郎が押さえた(G成功で17-33)。

しかし、反撃もここまで。その後2トライを奪われ、最終的には17-45で勝利を手にすることはできなかった。

試合後のコメント

【今村友基ヘッドコーチ代行】

サントリーはほぼAメンバー。そんなチームに対して、どれだけファイトできるか、また、準備してきたことをどれだけ出せるかというのがポイントだと思っていました。全体的に、ブレイクダウンではいいファイトをしていましたし、アタックもやるべきことは理解していたと思います。ただ、1人ひとりの精度が低く、せっかくチャンスを作っても、それを点に結びつけられませんでした。豊田自動織機戦まであと1週間。11月はチームの戦略を個々が理解して動くということに重点を置いて練習してきたわけですが、その完成度をさらに高め、豊田自動織機戦では勝利をつかみたいと思います。

●バイスキャプテンのFL植松宗之

点差はつけられましたがアンラッキーな面もあり、点差ほどの実力差はなかったのではないでしょうか。11月に行ってきた準備も、間違っていなかったような気がします。しかしその一方で、細かいミスを何度もしてしまい、取り切らなければいけないところで取り切れないという点は課題として残りました。全体的にはいい準備ができているし、チームの雰囲気も悪くない。あと1週間、自分たちの強みが出せるように、最高の準備をして臨みたいです。

●東芝戦、サントリー戦と2試合連続でLOを務めた湯澤奨平

自分ではFWをまとめてしっかり戦おうというつもりでやっていますが、なかなか思い通りにいっていません。個人的なミスもいろいろありました。チーム全体をみると、ラインアウトに関してはまずまずでしたが、相手ボールを奪うことができなかったのが反省点です。今日のゲームで評価したいのは、モールディフェンス。ゴールまでの相手のモール攻撃を止めたことは、チームにとっても自信になると思います。

●パワフルなプレーを見せたLOアニセ サムエラ

点は取られましたが、チームディフェンスは悪くなかったと思います。2人目のサポートを早くして、相手の攻撃をスローダウンさせようと考えていたのですが、比較的上手くいっていたと思います。
残念ながらミスが多く、それがことごとく得点に結びつけられていたのが反省点です。個人的には、シーズン前半、ケガのせいで少し抑え気味にプレーをしていた部分もあったのですが、これからは攻撃的にプレーしたいと考えています。

多くの試合写真を、キヤノンイーグルスの公式facebookにアップしました。
12月から再開するトップリーグに向けた選手のプレーを是非ご覧ください。

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