■ヤマハ発動機ジュビロ戦の見どころ
ヤマハジュビロは1982年に同好会として発足し、1984年から強化を始めました。
トップリーグには発足当時から加入し、2004年度シーズンは2位になっています。
今シーズンは負けなしの5勝1分で勝ち点を25として、すでにセカンドステージの上位リーグ進出を決定させています。
今シーズンはパナソニックと引き分け、東芝には33-17で完勝しました。
ヤマハジュビロのプレースタイルは堅実なFWのセットプレーと激しいブレイクダウンがあげられます。
第4節のコカ・コーラ ウェスト戦ではスクラムトライを決めるなど相手FWを圧倒しました。
BKはSOの太田尾選手がラインを前に出し、そこにマレ・サウ選手が切れ味鋭いランで相手ディフェンスを切り裂きます。また、スピードランナーの徐吉嶺選手にわたると大きなゲインを許す場面も覚悟しなければいけません。そしてFBには五郎丸選手がライン参加してチャンスを広げるなど存在感を示します。
自陣でペナルティを犯すと精度の高いPGを狙ってくるので要注意です。
イーグルスはこの試合に4トライ以上を取って勝利しなければ2ndステージ上位リーグへの進出が厳しくなります。そのためトライを取る布陣でチャレンジします。イーグルスとしてまず相手のFWのプレッシャーに耐えなければいけません。特にスクラムとブレイクダウンの局面で圧力をかけてきます。そしてキッキングゲーム*で後手を踏まないことが求められます。
この試合では先発にトムソンが出場します。ボールキャリアーとして、またブレイクダウンでのプレイが期待されます。間違いなくイーグルスのFWを前進させてくれるでしょう。元オールブラックスの意地とプライドに期待です。
BKでは橋野がWTBでの出場になります。スピードあるランプレーでトライを決めてくれるはずです。
キャプテンの和田はこの試合FBで登場です。タイミングの良いライン参加と確実なタックルでゴールを守ります。リザーブにはトエアバ、ハビリ、スライマンケルが名を連ねます。
どの場面で登場するのか興味があるところですが、超攻撃型のBKで勝負をかける場面が見られるでしょう。
*キッキングゲーム:ボールの蹴り合いで、陣地の奪い合いを行うゲームのこと
■メンバー
先発メンバー
1.菅原 崇聖
2.金子 大介
3.城 彰
4.日高 駿
5.鷹クロフォード アストン
6.植松 宗之
7.清水 直志
8.アダム・トムソン
9.福居 武
10.カラム・ブルース
11.原田 季郎
12.三友 良平
13.ティム・ベネット
14.橋野 皓介
15.和田 拓(キャプテン)
リザーブメンバー
16.坂下 拓也
17.宍戸 要介
18.山路 泰生
19.湯澤 奨平
20.竹山 浩史
21.アイザイア・トエアバ
22.ハビリ ロッキー
23.オマール・スライマンケル