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2014.01.09
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1月11日(土)13:00KO サントリーサンゴリアス戦の見どころとメンバー

2014年1月11日 サントリーサンゴリアス戦の見どころとメンバー

■見どころ
 今シーズンのサントリーサンゴリアスは1stステージで6勝1敗、勝ち点30とトップの成績で2ndステージグループA入りを決めました。
そして2ndステージでは現在4勝1敗、勝ち点23で2位につけています。1stステージではNEC、2ndステージではパナソニックに敗れていますが、昨年度のチャンピオンチームの実力は厳然と発揮されており、前節では東芝を1点差で下し勝負強さを見せています。
 サントリーのチームスタイルは元祖アタッキングラグビーです。シェイプ*のオプションを多用してスペースを見つけると一気にゲインしてきます。フィットネスに絶対の自信を持っているので継続してもスピードが衰えることはありません。
 またディフェンスも面でおさえてくるので、なかなかラインブレイク**できません。選手はジャパンに名を連ねるメンバーがそろっており、そのほとんどがキャップホルダーといっても過言ではありません。さらに、ノンキャップの選手もスピードのある選手やひと癖ある選手ばかりです。
試合は機動力のあるFWがテンポの良い球出しを継続し、BKを勢いづけます。サントリーは全ての選手が注目選手ですが、中でもジョージ・スミス選手のプレーはフォローしておく必要があります。彼のブレイクダウン***に入る早さ、姿勢の低さなど世界のトップを極めたプレーを見ることができます。
 そしてセットプレーは安定しているうえに強い圧力をかけてきます。またBKのランナーはパワーとキレを兼ね備えます。そんなプレーヤーが連続して襲いかかるラグビーを展開してきます。
 サントリーサンゴリアスに対して、キヤノンイーグルスは総力戦で対応しなければなりません。前節までのディフェンスシステムを整備してサンゴリアスにプレッシャーをかけていくことが必要です。そして相手より早いアクションでボールを確保する必要があります。イーグルスの若いメンバーが臆することなく動くことができれば、チャンスを作り出すことができるはずです。

 この試合で初のスターティングメンバーとしてデビューする天野 寿紀選手は持ち前の強気のリードでチャンスメイクをしてくれるはずです。そしてリザーブからのスタートの落合 佑輔選手は1stステージのコーラ戦に続きワークレイト****の高さでチームに貢献してくれます。

天野選手、落合選手、ブルース選手

久しぶりの出場になるジャスティン・アイブスはFWの核となるプレーでサンゴリアスのFWに立ち向かいます。さらに橋野のプレーにも期待したいところです。イーグルスが今日の姿になるまで彼は大きな仕事をしてきました。イーグルスの立役者といっても過言ではないでしょう。瞬間的にトップスピードに入ってのランプレーに注目してください。
そして、この試合も堅いディフェンスが要求されます。ディフェンスラインを押し上げるのがカラム・ブルースです。アタックに目が行きがちですが、SOからの忠実なバッキングアップがイーグルスの生命線になっています。

アイブス選手、橋野選手、トエアバ選手

 特別な存在感を持つアイザイア・トエアバ(アイス)に期待です。アイスを生かすプレーができるか否かでイーグルスの可能性が決まります。圧倒的なスピード、強烈なハンドオフ*****、なぎ倒すタックル、ラグビーに必要な全てのものを持つプレーヤーです。この試合はどんなプレーをしてくれるのか楽しみにしてください。
さあ、気持ちを切らさないで、最後まで執念を持ち続ける試合に期待しましょう!

*シェイプ:アタッキングラグビーには欠くとこのできない「攻撃の形」で選手の立つ位置を言う、基本パターンにオプション(選択肢)を持つことで多彩な攻撃を可能とする。
**ラインブレイク:敵陣のディフェンスラインを崩すこと。
***ブレイクダウン:タックルした後のボールの争奪戦で、勝敗を分けるともいわれるほど重要なもの。
****ワークレイト:タックルに行く回数、バックアップに戻っている回数、ポイントに参加する回数、ターンオーバーする回数などが多い選手を「ワークレイトが高い」と言われています。
*****ハンドオフ:タックルしようとしてくる相手プレーヤーを手で突き放し、タックルを防ぐプレー。

■メンバー
先発メンバー
1.菅原 崇聖
2.山本 貢
3.城 彰
4.日高 駿
5.ジャスティン・アイブス
6.植松 宗之
7.清水 直志
8.マウ ジョシュア
9.天野 寿紀
10.カラム・ブルース
11.原田 季郎
12.三友 良平
13.ティム・ベネット
14.和田 拓(キャプテン)
15.橋野 皓介

リザーブメンバー
16.金子 大介
17.宍戸 要介
18.山路 泰生
19.湯澤 奨平
20.落合 佑輔
21.福居 武
22.アイザイア・トエアバ
23.田井中 啓彰

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