開幕戦で神戸製鋼コベルコスティーラーズに惜敗したキヤノンイーグルス。今週末11月21日（土）に山口県の維新百年記念公園陸上競技場にてNTTドコモレッドハリケーンズ（以下ドコモ）と対戦します（14時キックオフ）。

自らのミスで窮地に追い込まれてしまった前節の神戸製鋼戦。それから中5日しかありませんが、イーグルスがどう立て直してくるのか期待したい試合です。

今回のドコモ戦の先発メンバーにはボンドに代わりルルーが入ります。またリザーブには林大成が入りました。

まずディフェンスですが、FBにルルーを入れたことによって、相手がキックする場面が減ると思われます。前節のいきなりの活躍によりルルーは徹底的にマークされることを想定しなければいけません。相手はルルーのカウンターアタックを警戒してタッチを狙うキックが多くなりそうです。FWでゲインラインを越えてBKに展開しスペースを突いてトライを狙ってくるでしょう。

ドコモは昨シーズンの2ndステージからチーム力がアップしてきています。特に激しく前に出るディフェンスは脅威になります。プレッシャーをかけて相手のミスを誘い、そこで得たボールから攻撃に転じる展開を狙ってきます。
イーグルスはこのプレッシャーをうまくコントロールすることが重要です。相手のペースにはまることなく、自分たちの間合いでプレーすることができるかが大切なポイントになります。
今シーズンのドコモは個人技だけでも勝負できるプレーヤーが揃っているので、裏に出られると厄介なことになります。タックルミスを極力減らし、ダブルタックルでボールを自由にコントロールさせないようにしたいところです。

イーグルスは前節と同じようにセットプレーで相手にプレッシャーをかけ続ける必要があります。今シーズン強化したスクラムとラインアウトで相手に圧力をかけ、良いボールを出させないようにしてゲームをコントロールしたいところです。
前節での反省材料を修正することができればハンドリングエラーは少なくなると思われます。そしてセットプレー、ブレイクダウンでFWが献身的に動ければ、BKに生きたボールが供給されます。SOの橋野は空いたスペースを狙いキックで前進させるでしょう。相手陣内に入ったらFWを交えた連続攻撃でトライを取りきりたいところです。

昨シーズンの戦いでは、前半は攻め込まれる場面が多い中、最後にアダムのトライで逆転しています。また後半は苦しみながら３トライを奪い、ボーナスポイントを得ての勝利でした。ドコモはイーグルスがトップリーグ昇格初年度に初戦で対戦し初勝利をした相手でもあります。3回目の対戦となるこの試合、ペースを握った時間の多い方が有利になることは間違いありません。
タレントを多く有するドコモにどう立ち向かっていくのか、期待しましょう！

昨シーズンのNTTドコモレッドハリケーンズの試合から（2014/09/20秩父宮）

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