■試合の見どころ
8月26日(土)19:00に、熊谷陸上競技場でパナソニックワイルドナイツとの対戦が行われます。
前節でサントリーサンゴリアスに苦杯を喫したキヤノンイーグルスですが、この試合に向けて対策を練って望みます。
パナソニックは堅いディフェンスで相手のミスを誘発させ、そこからアタックを仕掛けます。
その際、相手のディフェンスのプレッシャーが早いと見るや、裏のスペースにボールをけり込み出足を止めます。さらにコントロールされたキックで、相手との競り合いに持ち込んできます。
そのボールを確保すると、個々の判断で大きくスペースを使ったアタックを仕掛けます。
ブレイクダウンでは人数をかけずに対処して、次のプレーに備えます。チームとして形を持った流れでプレーをします。
イーグルスは相手のペースで試合をすることは避けたいところです。
キックの蹴り合いの場面が想定されますが、アタックを仕掛ける局面を判断することが求められます。相手の出方を待っていては勝機を逸します。勇気を持って仕掛けていくことが大切です。
前節のセットプレーは安定感を欠くシーンがありました。この試合ではそこで崩されると厳しくなります。
FWはスクラム、ラインアウトで確実にボールを確保したいところです。
BKは堅実なタックルを継続しなければいけません。
そして二番目のプレーヤーが、できるだけ早く対応することが必要です。
このプレーを怠ると、大きくラインブレイクされる可能性があります。
この試合はゲームリーダーの植松宗之が先発で入りました。FWメンバーを鼓舞して粘り強く戦ってくれるでしょう。
BKでは原田季郎が入りました。
元ウエールズ代表で身長170センチだったシェーン・ウィリアムスは「小さな人間には大きなスペースがある」と発言しています。原田は164センチ、もっと大きなスペースが広がっていると言えるでしょう。
FBにはルワジ・ンヴォヴォが登場します。
サンウルブスとシャークスの試合で、3トライをあげたシーンを覚えている方も多いでしょう。
全身バネでスーパーボール(古い!)のように弾け駆け回ります。
16番には清水新也がHOの控えとして入りました。
元々はFLでしたが、走力には定評があります。スローイングも安定してチームからの信頼も厚くなっています。
20番は杉永亮太です。
ブレイクダウン周辺で身体を張ったタックルは、地味ながら試合の流れを変えてくれます。ボールを持たないプレーヤーの貢献とは、このことかもしれません。
前述したように試合は、田村と相手SOとのキック合戦で火ぶたを切ると思われます。
どちらが先に仕掛けるのか、そしてどこまで我慢できるのかが勝負となります。
ロースコアーの勝負に持ち込めれば、イーグルスに十分勝機があります。後半20分までの辛抱が可能性を生み出します。
インパクトプレーヤーとしてホセア・サウマキの登場が決め手となるかもしれません。
今シーズンの初勝利に向けてご声援をお願いします。
■メンバー
NO | 氏名 |
---|---|
1 | 山本 貢 |
2 | 金子 大介 |
3 | 山路 泰生 |
4 | フィナウ・トゥパ★ |
5 | アニセ・サムエラ |
6 | 植松 宗之 |
7 | 嶋田 直人 |
8 | エドワード・カーク★ |
9 | 天野 寿紀 |
10 | 田村 優★ |
11 | 原田 季郎 |
12 | 三友 良平 |
13 | ティム・ベネット |
14 | ハヴィリ リチャードアファ |
15 | ルワジ・ンヴォヴォ★ |
16 | 清水 新也 |
17 | 菅原 崇聖 |
18 | 城 彰 |
19 | 菊谷 崇 |
20 | 杉永 亮太 |
21 | 福居 武 |
22 | 上原 哲 |
23 | ホセア・サウマキ★ |
★は新加入選手
※メンバーは変更する場合があります。