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2015.07.03
TEAM

南アフリカ シャークスアカデミー 留学レポート vol.3、vol.4

南アフリカ(ダーバン)のシャークスアカデミーに留学していた4人の選手は全員たくましくなって無事帰国しました。今回はレイルア選手と菅原選手の感想をお伝えします。

南ア留学レポート vol.3 レイルア マーフィー

 

ダーバンでの留学を私も私と一緒に来た3人も大変楽しみました。
南アフリカの若手育成リーグの「Vodacomカップ」に出る選手たちとの練習やアカデミーでの練習はとても良い経験になりました。イーグルスから来た我々はより良いラグビープレイヤーになるためのヒントをいくつももらうことができたと思っています。

練習だけでなく週末には地元クラブのNorthwood Crusadersのメンバーとして他のクラブチームと練習試合を行いました。中でもNorthwood Crusadersの長年のライバルであるCollegiansとのゲームはいつも非常にタフなものになりますが、イーグルスから来ている他の選手とともにチームに貢献しました。
地元クラブチームの試合とはいえ、たとえばCollegiansには神戸製鋼から来ているト二シオ・バイフがいたり、レベルは高いです。

練習や練習試合はとてもハードでしたが、オフにはShakalandというテーマパークへZulu族の歴史を学ぶ小旅行に行ったり、ダーバンで一番大きなショッピングモールのGatewayへ買い物に行ったりし、リラックスすることもできました。
温暖な気候と、近くにはとても素敵なビーチがあり景観も美しく、そして回りにいる人々もフレンドリーなので、全般的に生活自体はとてもリラックスできました。
いつもどこでも忙しそうな日本に比べればとてものんびりしていて、少しニュージーランドに似ているのではないかと個人的には思いました。
Braaiというバーベキューがこちらではとても一般的で、何かあるとすぐBraai をし、多くの人々が集い、食事と飲み物とおしゃべりを楽しむ、そんなところもニュージーランドに似ていると思います。

来る前に持っていたダーバン、南アフリカに対するイメージとは大きく異なりとても良い国だと思いました。
今回の留学を通じ、ラグビーのスキルアップができたことはもちろんですが、それ以外の違う国の文化に触れることができたこと、新しい友人ができたことを大変幸せに思います。こうした機会をもらえてとても光栄です。



南ア留学レポート vol.4 菅原 崇聖

5月26日~6月7日までの間に所属するNorthwood Crusadersで私が出場した試合は、5月30日のVarsity College戦(32-12 で勝利)、6月5日のAmanzimtoti戦(5-12 で敗戦)でした。
所属するNorthwood CrusadersにはU20、3rd、2nd、1stとチームがあり、それぞれほぼ毎週試合を行っています。私はどちらの試合も1stで出場しました。
一般的に南アフリカのラグビーは大きな体を活かした激しい当たりが特徴ですが、それはクラブチームでも同じです。大きく激しいラグビーを体感出来たことは非常に良い経験になったと思います。
また南アフリカ(ダーバン)では、Northwood Crusadersだけでなくほとんどのクラブチームのグラウンドにはバーが併設されており、普段から地元の人の交流の場になっています。そして週末はお酒を飲みながら地元チームを応援するという文化が出来上がっており、素晴らしいと思いました。
留学期間中最後となるTotiとの試合は残念ながら負けてしまいましたが、試合後に約2カ月半一緒に過ごしたチームのみんなと飲み、最高の思い出になりました。また帰国前にはBraai をやってもらい、お世話になったみなさん、友達になったみんなと飲んで食べて語り、楽しい時間を過ごしました。

Totiとの試合後、クルセイダーズのチームメイト達と

アカデミーでの練習については、季郎と武のレポートにある通りです。基本スキルはポジションに関係なく行われるので、何故か私もキックやキック処理の練習やテストをやったこともありました。恐らく今後もキックやキック処理をする事はないと思いますが、いつかどこかで役立てればと思います。(笑)
ポジションスキルではスクラム練習をいつもやっていました。アカデミーには若い選手が多いのですが、体はみんな大きいので、「低く、強い姿勢を」という基本がやはり大切なのだと学ぶ事が出来ました。

プライベートでは、シャークス対レベルズの試合観戦に行った際に、昨年までイーグルスのHCだったゼイン・ヒルトンとパナソニックの稲垣選手に会う機会がありました。南アフリカの地でゼインに再会するのは不思議な感覚でしたが、久々に会って話をすることが出来ました。また、この試合での出場機会はありませんでしたが、スーパーラグビーで戦う同じポジションの日本人がいるということは凄く刺激になりました。

シャークス VS レベルズの試合観戦後にゼイン、稲垣選手と

2ヶ月半という時間も過ぎてしまうとあっという間にも感じますが、多くの良い経験を積むことが出来たと思います。今回の留学が有意義なものであったと胸を張って言えるように、これからより一層頑張りたいと思います。

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