MATCH試合
2013.09.28 sat 9月28日(土)
イーグルス
TIME
試合概要
キックオフ日時 | 2013.09.28 (土) 15:00 |
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試合会場 | 維新百年記念公園陸上競技場 |
所在地 | 山口県 |
試合記録
横浜E |
近鉄 |
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18 | 12 | 前半 | 7 | 17 |
6 | 後半 | 10 |
前半 | 後半 |
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2 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
0 | 2 |
0 | 0 |
計 | 計 | |
---|---|---|
2 | T | 2 |
1 | G | 2 |
0 | PT | 0 |
2 | PG | 1 |
0 | DG | 0 |
前半 | 後半 |
---|---|
1 | 1 |
1 | 1 |
0 | 0 |
0 | 1 |
0 | 0 |
メンバー
選手名 | No. | POS. | No. | 選手名 |
---|---|---|---|---|
宍戸要介 | 1 | PR | 1 | 豊田大樹 |
山本貢 | 2 | HO | 2 | 太田春樹 |
山路泰生 | 3 | PR | 3 | 才田修二 |
日高駿 | 4 | LO | 4 | トンプソンルーク |
ジャスティン・アイブス | 5 | LO | 5 | 松岡勇 |
竹山浩史 | 6 | FL | 6 | 天満太進 |
清水直志 | 7 | FL | 7 | タウファ統悦 |
マウジョシュア | 8 | NO.8 | 8 | ラディキ・サモ |
福居武 | 9 | SH | 9 | 金哲元 |
アイザイア・トエアバ | 10 | SO | 10 | 重光泰昌 |
原田季郎 | 11 | WTB | 11 | 李陽 |
三友良平 | 12 | CTB | 12 | ジーン・フェアバンクス |
ティム・ベネット | 13 | CTB | 13 | 森田尚希 |
和田拓 | 14 | WTB | 14 | 坂本和城 |
橋野皓介 | 15 | FB | 15 | 高忠伸 |
金子大介 | 16 | R | 16 | 吉田伸介 |
菅原崇聖 | 17 | R | 17 | 田邉篤 |
上田聖 | 18 | R | 18 | 前田龍佑 |
鷹クロフォードアストン | 19 | R | 19 | 大隈隆明 |
アダム・トムソン | 20 | R | 20 | トム・ホッキングス |
髙城良太 | 21 | R | 21 | 森雄祐 |
カラム・ブルース | 22 | R | 22 | 田中優介 |
ハビリロッキー | 23 | R | 23 | リコ・ギア |
古豪近鉄を大接戦の末に制し、2勝目を飾る
高台から見下ろすようにグランドが臨めるメインスタンド。そしてバックスタンドの向こうに見える金山、泉山などの山々には靄(もや)がかかり、幻想的な景色が印象的なこの日の維新百年記念競技場(山口県)で、古豪近鉄ライナーズ(以下近鉄)との戦いに挑みました。
第三節を終わって両チームともに1勝2敗、今後の順位争いに大きな影響を与える試合です。
近鉄のキックオフで試合開始。この試合でも積極的な攻撃を展開したキヤノンでしたが、降りやまない雨の為かノックオンが頻発し、決定的な場面が作れない状況が続きました。しかしトエアバの好判断から橋野が左隅にトライ。三友がコンバージョンを決めて7-0と先制。さらに山本がトライを奪い12-0と点差を広げましたが、前半終了直前に近鉄フォワードの攻撃からトライを許し、12-7で前半を折り返しました。
しかし後半、近鉄のトライとコンバージョン成功で12-14と逆転されました。さらにPG(ペナルティゴール)を決められ12-17。キヤノンは、三友がPGを決めて15-17と2点差に追い上げました。そして終了まで残り13分、近鉄のペナルティにキヤノンPGのチャンスが回ってきました。キヤノンの大応援団の執念が後押しして三友は見事にゴールを決めて18-17で逆転。リードにも気を緩めず加点を狙う積極性を忘れず18-17と1点差を守り切ったキヤノンが勝利。リーグ戦1stステージ2勝目を上げました。
前半
待望!橋野の先制トライ、山本のトライの陰にトエアバの技が光る
キヤノンのアタッキングラグビーの象徴とも言える、橋野選手のスピード溢れるプレー。しかし、今シーズンはここまでの3試合でノートライと精彩を欠いていた。「コーチ陣から、『このままだと次はもう無いぞ』と言われていました」(橋野選手)ボールキープを意識して臨んだこの試合。前半17分、近鉄陣10mライン付近のラックから出たボールを、トエアバがパスダミーからシフトダウンし急加速。ゲインラインをあっという間に超え、そこに走り込んだ橋野がパスを受け、近鉄ゴール左隅に飛び込みトライ成功。さらにキックの名手三友が、難しい角度のコンバージョンを決めるというキヤノンの得点パターンが復活。前半最後に近鉄にトライを許し12-7で終了しました。橋野のトライはトエアバの好判断から、山本のいぶし銀のトライはトエアバの個人技から生まれました。
後半
1点差リードの重み、僅か1点差の緊迫
点差を広げて優位を保ちたかったキヤノンだったが、近鉄がトライとコンバージョン、さらにPGを決め12-17。しかし、三友の2本のPGで14分を残し18-17と再逆転に成功しゲームを決めました。 攻撃の手を緩めないキヤノンだったが、追加点には至らず時間が刻々と経過した。そしてノーサイド直前の39分51秒、キヤノン陣10mライン付近でキヤノンのラストスクラム。点差は18-17の1点差のまま。このスクラムでボールをキープすれば近鉄に勝てる!
「バインド、セット」レフリーの掛け声でスクラムが組まれた。しかしスクラムが乱れホイッスル。もう一度組み直し。キヤノン大応援団からは「ホーッ」と安堵のため息が漏れる。2回目のスクラム。近鉄フォワードがこの試合1番のプレッシャーを掛け、キヤノンフォワードが一瞬後退したが、No.8マウ ジョシュアがボールを拾い上げ髙城にパス。回り込んだ橋野がボールをガッチリ受け止め、相手のプレッシャーを避けながらタッチに蹴り出したその瞬間、キヤノンの1stステージ2勝目が決まった。
コメント
【橋野選手】
「大阪育ちなので、あこがれの近鉄さんに勝てたのは本当に嬉しいですね。基本プレーをしっかりやることを意識して試合に臨みましたが、やっと今季の公式戦初トライが取れました。さらにはじめてのマン・オブ・ザ・マッチはほんとうに嬉しいです。次は勝ち点5の勝利に向けて頑張ります。」
【宍戸選手】
「1stステージで、この勝ちは大きいですね。選手はもちろん、サポーターの皆さんにも、キヤノンは去年とは違うとことを実感していただけたと思います。次節も春から積み上げてきたことをしっかりやって、東北の皆さんに勝利をお届けできるように、そして出場できないメンバーの為にも頑張ります。」
【竹山選手】
「僕のシーズンがようやく始まりました(公式戦初出場)そして良く動けたと思います。前半チームの反則が多かったのですが、後半に立て直せたのが良かったですね。前節の試合後も練習が充実していて、チームの調子は上がっています。頑張っているクボタさんにも、盛岡では何としても勝ちたいですね。」
これでトップリーグ1stステージは2勝2敗。今日の試合で勝ち点4を追加し、勝ち点の合計を10としました。この結果、現時点でプールBの順位は4位(1.東芝、2.ヤマハ3.パナソニック 4.キヤノン)となっています。
次は10月6日(日)、クボタスピアーズとの試合が、盛岡南公園球技場(岩手県)で行われます。次節も会場に足をお運びいただき、熱い応援をよろしくお願いいたします。
○三友良平選手は個人別成績2013-2014得点ランキングに4試合で34点を上げて7位につけています。
»TOP LEAGUE 2013-2014
得点ランキング
インタビュー
永友監督
「今日もたくさんの応援をいただき、本当に有難うございました。伝統あるチームに勝てたことは、キヤノンの歴史にまた新しい1ページを重ねられたと思います。自分たちで試合をコントロールできない難しい状況が多い試合でしたが、1点差で勝てた選手の成長を評価したいと思います。4節を終わってトライを取り切れていないのは課題です。でもバックスをもっと活かせると思っていますので今後に期待して下さい。今日の勝ちがあるからこそ次のクボタ戦で勝つことがますます重要になりました。チャレンジしてどこまで我々のラグビーができるか、気持ちを引き締めて挑みます。」
和田キャプテン
「初めての地、山口まで大勢のサポーターのみなさんの皆さんの応援に正直ビックリし、そして勇気づけられました。今日は次に繋がる勝利だったと思います。落ち着きがありゲームコントロールがうまい近鉄さんに対して、それ以上に敵陣に入ろうというチームの意識統一ができていたので、チームの成長を感じています。相手の様子や天候などに順応できている点をポジティブに捉えて、次の試合には、もっと点が取れるようにしたいですね。何より勝ったことがチームの成長です。次の強豪クボタさんにも、『勝利』と言う結果を100%求めて全力で戦います。」