MATCH試合

2021.12.24 fri 練習試合7

2021.12.24
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
43
FULL
TIME
22
リコーブラックラムズ東京
リコーブラックラムズ東京
横浜E
練習試合7 リコー総合グラウンド
練習試合7 リコー
BR東京

試合概要

キックオフ日時2021.12.24 (金) 13:00
試合会場リコー総合グラウンド
所在地東京都

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
リコーブラックラムズ東京
BR東京
43 26 前半 17 22
17 後半 5
前半 後半
4 2
3 0
0 1
0 0
0 0
6 T 4
3 G 1
1 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
3 1
1 0
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
岡部崇人 1 PR 1 谷口祐一郎
庭井祐輔 2 HO 2 森雄基
東恩納寛太 3 PR 3 柴田和宏
サウマキアマナキ 4 LO 4 タラウ・ファカタヴァ
コリー・ヒル 5 LO 5 柳川大樹
コーバス・ファンダイク 6 FL 6 ジェイコブ・スキーン
嶋田直人 7 FL 7 松橋周平
アマナキ・レレイ・マフィ 8 NO.8 8 ボークコリン雷神
天野寿紀 9 SH 9 髙橋敏也
田村優 10 SO 10 アイザック・ルーカス
エスピー・マレー 11 WTB 11 栗原由太
梶村祐介 12 CTB 12 牧田旦
南橋直哉 13 CTB 13 池田悠希
松井千士 14 WTB 14 ネタニ・ヴァカヤリア
小倉順平 15 FB 15 マット・マッガーン
安昌豪 16 R 16 大西将史
朴成浩 17 R 17 千葉太一
松岡将大 18 R 18 大川創太郎
アニセサムエラ 19 R 19 デーモン・レエスアス
田中真一 20 R 20 ブレア・カーワン
杉永亮太 21 R 21 福本翔平
山菅一史 22 R 22 南昂伸
永富健太郎 23 R 23 堀米航平
竹澤正祥 24 R 24 メイン平
ヴィリアメ・タカヤワ 25 R 25 ジョー・トマネ
26 R 26 山村知也

イーグルス、BR東京に43-22で快勝!
無敗でプレシーズンを終えリーグワン開幕に臨む

リーグワンの開幕までいよいよ2週間となった12月24日(金)、横浜キヤノンイーグルスはリコーブラックラムズ東京(以下、BR東京)と開幕前最後の練習試合を行った。会場のBR東京のグラウンドには熱心なファンが来場し、今年最後となる両チームの熱戦を見守った。

12月18日(土)の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦は19-19のドローに終わり練習試合全勝は逃したイーグルスだが、それでも10月以降6戦無敗と抜群の安定感を誇っている。今回のBR東京にも勝利していい形で開幕を迎えるために、イーグルスはキャプテンのSO田村優、バイスキャプテンのHO庭井祐輔らが今季初先発するなど必勝態勢で臨んだ。

■前半

先制こそ許したものの序盤から3トライ

序盤から主導権を握りたいイーグルスだったが、前半3分、BR東京にトライを決められ0-5といきなりリードされる。しかし7分、イーグルスは敵陣22mライン付近でのラインアウトを起点にアタックを仕掛け、No.8アマナキ・レレイ・マフィが放ったオフロードパスを受けた途中出場のCTBヴィリアメ・タカヤワがトライ。SO田村のゴール成功で7-5となり、イーグルスが早々と逆転する。

さらに前半13分、イーグルスは敵陣でのマイボールラインアウトを起点に攻めると、SO田村のキックパスを受けたWTBエスピー・マレーが左隅にトライ。14-5とリードを広げる。15分、BR東京にトライを許したものの(14-12)、直後の18分にFLコーバス・ファンダイクが相手のキックをチャージし、自らインゴールでボールを押さえてトライ。19-12とする。

さらに1トライを追加し26-17で試合を折り返す

前半26分、またもイーグルスは敵陣でチャンスを作ると、SO田村のキックパスに反応したFB小倉順平が落ち着いてボールをキャッチし、右隅にトライ。26-12として、リードを14点に広げる。

その後、前半終了間際の43分に相手にトライを許し、26-17となったところで前半終了。失点もあった一方で前半だけで4トライを決め、9点リードで試合を折り返す。

■後半

得意のラインアウトモールからペナルティトライ

イーグルスのキックオフで後半が始まると、序盤は互いに決め手に欠く展開となり、スコアは26-17のまま変わらず。

膠着状態からようやく試合が動いたのは後半13分だった。イーグルスは敵陣5mラインでのラインアウトからモールで前進すると、BR東京がモールコラプシング。このペナルティがなければトライになっていたという判定でペナルティトライとなり、イーグルスに7点が加わりスコアは33-17となる。

さらに直後の15分、イーグルスはNo.8マフィの突破からWTB松井千士につなぎ、そのサポートに入っていたFL嶋田直人がラストパスを受けてトライ。スピード感あふれる一気呵成のアタックで、イーグルスが38-17とさらにリードを広げる。

終盤も1トライを追加し21点差で勝利

イーグルスは後半33分にも敵陣5mライン付近から得意のラインアウトモールで押し込むと、HO朴成浩がトライ。スコアを43-17として勝利を決定づける。後半37分にはBR東京に1トライを返されたものの、イーグルスは43-22とダブルスコアに近い点差をつけて開幕前最後のプレシーズンマッチで快勝した。

10月から行われてきた練習試合7試合の結果は6勝1分け。全勝こそ逃したものの無敗でプレシーズンを切り抜けたイーグルスは、いいチーム状態のままリーグワン開幕を迎え、新年1月8日(土)のNECグリーンロケッツ東葛戦(柏の葉)で記念すべきリーグ初白星を目指す。

■監督・選手インタビュー

今季プレシーズンマッチ初先発のHO庭井祐輔バイスキャプテン

庭井祐輔選手試合に勝てたことはよかったのですが、自分たちが目指すクオリティーのラグビーではありませんでした。まだまだ修正すべきところはありますが、それでもしっかり勝ち切れたことは評価したいです。ブレイクダウンできれいなボールが出てこなかったことなど、よくなかったところをあと2週間で修正していきたいと思います。スクラム、ラインアウトは比較的よかったと思いますし成長が見られましたが、今後も細部を詰めて改善していきたいです。ここからの2週間の過ごし方が大事になります。今日の結果にはみんな満足していないと思うので、みんなでいい準備をしてリーグワンの開幕に臨みます。相手のこともありますが、まずは自分たちにフォーカスを当てて自分たちのラグビーをしたいと考えています。

1トライを決めたほか攻守でチームに勢いをもたらしたFL嶋田直人

嶋田直人選手勝てたことはよかったのですが、いい時間帯もあればミスでリズムに乗れない時間帯もありましたので、そこをどう修正していくかが大事になります。あと2週間、チームとしてもう一回修正し、全員でいい準備をしていきます。開幕戦はいろいろなプレッシャーがかかりますので、いかに普段の練習から高いスタンダードで練習できるかにかかっています。トライの場面(後半15分)は、普段からサポートを意識していた結果です。開幕に向けて自分たちのいい部分が出せたり、逆に課題が出たりと、いいプレシーズンを過ごせました。あと2週間、もう一回チームとして一つになり、目標達成に向けて全員で取り組んでいきます。

アウトサイドCTBとして攻守に渡り貢献した南橋直哉

南橋直哉選手前半はうまくいかない場面もあったのですが、何とか立て直して勝利につなげられました。いい状態でシーズンに入っていけると思いますが、直すべき部分はこの2週間でしっかり修正して、あとは細かい部分にこだわっていければ、よりよい形でシーズンに入れると思います。今日はアウトサイドCTBでプレーしましたが、インサイドCTBに入った場面もありましたので、今後も両CTBとして準備していきたいです。試合がない間はしっかり休んで、次への課題を明確にして、その課題をクリアにしてシーズンに入りたいと思います。まずは4強を目標にしっかり勝利を重ねていって、最終的には優勝争いに加わりです。

プレシーズンマッチ2試合連続先発出場したSH天野寿紀

天野寿紀選手開幕前のラストゲームでしたので、勝てたことはよかったと思います。自分たちが準備してきたことが出せた部分と出せなかった部分があり、それが明確になったので、開幕までの2週間で自分たちのやるべきことをしっかりやっていこうと考えています。個人としては、プレータイムが増えてきたことで試合を通じてコンディションがよくなってきました。9番争いは今季に限ったことではなく毎年熾烈なので、自分のいいところをしっかり出していい準備をして、自分らしくプレーしてやっていこうと考えています。2週間後の開幕戦では自分たちがやってきたことを出せるよう、ワクワクした状態で臨みたいと思います。