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2016.07.19
REPORT

パナソニックワイルドナイツ戦 試合経過と試合後のインタビュー

7月16日(土)群馬県太田市にあるパナソニックグラウンドで行われたパナソニックワイルドナイツの練習試合は10対7でキヤノンイーグルスが勝ちました。
先制はパナソニック、11分にキヤノン陣深く攻め込み、バーンズ選手がキヤノンディフェンスの裏に絶妙のゴロキックを蹴り、ウイングの選手がうまくキャッチしてトライ。ゴールキックも成功させ0-7とリードされました。お互いのディフェンスがしっかりして、また詰めのところでのミスがでたこともあり、なかなか点数の入らない展開に。前半29分に、キヤノンが連続攻撃からハビリが左隅にトライ。ルースが難しい角度からのゴールキックを決め7-7の同点に。後半に入り、パナソニックの圧力を何とかしのぎ、キヤノンに巡ってきたチャンス、良いリズムで攻撃を続けていた8分にゴール正面からルースがドロップゴールを決め10-7とリード。その後も一進一退の攻防、お互いトライをとることができず、またPGを得られる反則もせず、緊迫した展開に。終了間際にキヤノン陣でパナソニックに訪れたチャンスを必死のディフェンスで守り、相手ボールスクラムをイーグルスFWが押し勝ち、攻撃の芽を摘み取りノーサイド。最後までどちらが勝つか分からないタイトな試合でしたがキヤノンイーグルスが勝ちました。
次の練習試合は8月6日(土)キヤノンスポーツパークで行われる釜石シーウェーブ戦(この試合は釜石市の復興チャリティーマッチとして開催されます)になります。
試合後に、庭井選手、髙城選手、山路選手、ルース選手、そしてヴァン・デン・ベルグアシスタントヘッドコーチ、レンシングフォワードコーチ、永友監督からコメントをもらえましたので、お伝えします。

試合後のコメント

庭井

パナソニックに勝つことを目指してチーム作りをしてきたので、今日の試合は春シーズンの大きなターゲットでした。しっかりと勝つと心がけていたので10対7、3点差とはいえ勝ったことが大きいと思います。 反省すべきところもいろいろありますが、セットプレーが通用するという感触を得られたのは大きいと思います。アタックの部分でもう少し、相手の出足が早い中でも、落ち着いてやる必要がありました。トライをとり切る、得点力をあげる必要があると感じています。


髙城

兄弟対決と注目してもらえ良かったです(笑)。ハンドリングミスが多く反省すべき点もありましたが、自分が課題としていたことはできた方かなと思います。SHとしてSOの野口さんとのコミュニケーションを大切にし、チームを動かせたと思います。(終了間際の自陣深いところで相手ボールスクラムというピンチで、スクラムからこぼれたボールに猛然と飛び込み弟からボールを奪う好プレーについて)フォワードが強くしっかりと組んでいたので、うまくいけばボールに絡めるかなと思っていました。弟に飛びつきボールを奪え、兄の面目が保てました。これからも頑張ります。


山路

この目標としていた試合に先発で出場させてもらえたことに感謝していますし、絶対に期待にこたえるという強い気持ちでプレーしました。コーチ陣から求められていた動きが何とかできたかなと思いますが、もっとワークレイトを高めたいですしフィールドプレーでも激しく行きたいと思います。ありがとうございました。


ルース

久しぶりのゲームでしたが何とか動けたかと思います。(ロングキックで大きく陣地を挽回することが何度もあったことについて)自分の良さを出したかったです。相手の裏に大きなキックを蹴ることができたこと、ゴールキック、ドロップゴールを決めたことは本当に良かったです。ただ、もっとランの部分で改善をしたいと思います。まだまだピークを持ってくるのは早いと思っています。これからさらに高めて公式戦に臨みたいです。


ヴァン・デン・ベルグコーチ

ラインアウトはまだまだと言わざるを得ません。特に前半は相手のいないところを見極めることができていませんでした。しかしゲームの中で修正し後半改善できたところは良かったです。コーラーの役割はとても重要です。これからもっと戦術、サインプレーを充実させラインアウトのレベルを高めていきます。


レンシングコーチ

相手フォワードはベストメンバーではなかったが、キヤノンのスクラムの良いところは出せたと思います。スクラムで優位に立てていたと見ている方に言ってもらえるのはうれしいです。フロントロー3人を変えた後のスクラムでも押せていたし、スクラムがどんどん良くなっている手ごたえは感じています。


永友監督

この時期のこの試合に勝てたことは良かったと思います。ただ、まだまだだと感じる点も多くありました。少しずつやろうとしているゲームプランへの理解が進んでいると思います。今日のパナソニックさんのメンバーは現段階でベストかもしれませんが、昨年の日本選手権に出場したメンバーがすべて出場していたわけではありません。本当にパナソニックさんの層の厚さを感じた試合でもありました。この後開幕前に3つ練習試合がありますので、それらの機会を通じ一歩ずつチームを作り上げていきたいと思います。


■試合の動画

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