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2016.11.28
REPORT

サントリーサンゴリアス戦 試合経過と試合後のインタビュー

11月26日(土)にサントリー府中スポーツセンターで行われたサントリーサンゴリアス(以下サントリー)との練習試合は19対43(前半7-19)でキヤノンイーグルスは敗れました。
後半戦開始前、最後の練習試合となったこの試合、山本がHOで、日高がLOで、原田がSHで、ハヴィリがCTBで、そして小野澤がWTBで先発出場、彼らの動きに注目が集まります。また先週対戦したヤマハ発動機ジュビロ同様、今シーズン負けなしで好調をキープしているサントリーとの試合、ウインドウマンスでの練習成果を見極めるためにも良いプレーをしたいところです。

試合は立ち上がりからほぼ互角の展開、前半10分にカウンターからディフェンスの裏に蹴られたボールをサントリーがキャッチ、そのままトライ(0-5)。その後もイーグルスはサントリー陣地でプレーする時間が長く押し気味に試合を進めますが、21分、37分にそれぞれカウンターからトライを許し、0-19まで点差を広げられます。40分に左サイドを攻め、小野澤からラストパスを受けた森谷がトライ、ルースがコンバージョンを決め7-19で前半を終了します。

後半、イーグルスは菅原、清水(新)、城、上田、清水(直)、落合とFWメンバーを交代、BKにも髙城、上原、菅谷、野口、藤本らフレッシュなメンバーを投入します。後半落合、清水(直)らの素晴らしいタックルでなんとかピンチを凌ぐものの、展開としてはサントリーペースに。後半開始5分にモールを押し込まれトライを奪われると、17分、19分、24分にもトライを奪われ、7-43まで点差を広げられます。苦しい展開になったものの、その後もイーグルスは決してあきらめることなく、粘り強く戦い、サントリー陣地での攻撃を続け、27分にCTBでプレーする野口が見事な突進でトライ、さらに終了間際にはSO上原が飛び込んでトライ。コンバージョンが決まったところでノーサイドとなりました。(19-43)

イーグルスが攻め込んでいるものの、ボールを奪った後のプレーの早さ、人のいないところへのキック、パス等、サントリーのトランジション(攻守切り替え)の上手さが目立った試合でした。しかしイーグルスもトライを狙いにいくプレーでトライがとれていたところは良かったのではないかと思います。
いよいよ今週末12月3日(土)にはパロマ瑞穂ラグビー場でトヨタ自動車ヴェルブリッツとの公式戦です。後半戦初戦のこの試合に思い切りぶつかり、良い結果を残して欲しいものです。

試合後に、日高選手、原田選手、落合選手、清水(直)選手、小野澤選手、そして永友監督からそれぞれ試合を振り返りコメントをもらうことができましたので、お伝えします。

●日高選手

サントリースタイルを警戒していましたが、やられた感じです。前半にカウンター攻撃されたことはもったいなかったと思います。逆に相手ゴール前までモールで攻め込む等、4回くらいチャンスがありながらトライをとれなかったのが悔しいです。あそこで点を取っていればもっと良い展開になったはずです。できなかったところを分析して対応していきます。体調は万全です。

●原田選手

SHというポジションでの試合は3試合目だと思います。SOのJC(ルース)とのコミュニケーション、アタックでもディフェンスでもBK、FWメンバーとコミュニケーションを特に意識して試合に臨みました。サントリーさんの上手さにやられたんですが、自分達の力を発揮すればもっとやれるはずです。後半戦に向け良い準備はできています。

●落合選手

久しぶりに長い時間試合に出たのでちょっと疲れました。自分に与えられた仕事をしただけですが、それがチームへの貢献につながっていたのならうれしいです。サントリーさんのアタックはボールキャリアのスキルが高く、多彩なので集中してディフェンスに臨みました。モールプレーなど惜しかったところは修正し、自分達の通用するプレーには自信を持ちたいと思います。このウインドウマンスに積み増してきたことを自信にして後半戦に臨めればと思っています。

●清水(直)選手

先週の練習試合に続いてこの試合にも集中して臨みました。コンディションは悪くありませんので与えられたチャンスをものにしたいと思っています。攻め込んでトライが取れなかったことについては、ほんのちょっとしたことなんですが、場面場面でやるべきこと(やらなきゃいけないこと)に対する全員の共通認識が足らないからではないかと思います。僕自身そういうところの声だしをしたいと思います。

●小野澤選手

ウインドウマンス最後の試合に、何人もの仲間が試合に出られるところまで戻ってきていることが一番良いことです。試合については、点差がどうこうというよりも、出場した選手各自がベストを出せたかが大事だと思います。もう少し自分達にとって有利なエリアで試合を運ぶという意識を持つ必要があるかと。まあ、まあ、及第点でしょう。僕自身のプレーも。(笑)

●永友監督

前半も後半も集中力を切らさず、最後にトライまで持っていったことは、必ず後半戦(公式戦)に生きると思います。まあ、好調なサントリーさんがほぼベストのメンバーでこの試合に臨んできてくれたことはありがたいと思います。ゲーム運びの隙のなさ、さすがだなと思いました。イーグルスとしても戻ってきてくれた選手の目途がつきましたし、このウインドウマンス期間中にやりたいと思ったことはほぼできたのかなと思います。選手達には強い自信をもって、今日のように最後まで集中して、後半戦の6試合を戦って欲しいと思います。

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