MATCH試合

2018.10.07 sun 10月7日(日)

2018.10.07
横浜キヤノン
イーグルス
横浜キヤノンイーグルス
43
FULL
TIME
24
コカ・コーラ レッドスパークス
コカ・コーラ レッドスパークス
横浜E
10月7日(日) 釜石鵜住居復興スタジアム
10月7日(日) 釜石鵜住居
コカ・コーラ

ハイライト

試合概要

キックオフ日時2018.10.07 (日) 11:30
試合会場釜石鵜住居復興スタジアム
所在地岩手

試合記録

横浜キヤノンイーグルス
横浜E
コカ・コーラ レッドスパークス
コカ・コーラ
43 33 前半 12 24
10 後半 12
前半 後半
5 2
4 0
0 0
0 0
0 0
7 T 4
4 G 2
0 PT 0
0 PG 0
0 DG 0
前半 後半
2 2
1 1
0 0
0 0
0 0

メンバー

選手名 No. POS. No. 選手名
東恩納寛太 1 PR 1 田中智広
庭井祐輔 2 HO 2 原山光正
城彰 3 PR 3 細野裕一朗
アニセサムエラ 4 LO 4 筬島直人
ジャン・デ・クラーク 5 LO 5 ヨハン・バードル
フィナウ・トゥパ 6 FL 6 ジョセフ・トゥペ
植松宗之 7 FL 7 桑水流裕策
フィリップ・ヴァン・ダー・ウォルト 8 NO.8 8 花田広樹
天野寿紀 9 SH 9 三股久典
フレッド・ゼイリンガ 10 SO 10 ダニエル・ホリンスヘッド
三島藍伴 11 WTB 11 下良好純
三友良平 12 CTB 12 ウィリアム・トゥポウ
マイケル・ボンド 13 CTB 13 ラファエレティモシー
藤本健友 14 WTB 14 吉澤太一
橋野皓介 15 FB 15 ジェームズ・マーシャル
設樂哲也 16 R 16 中村篤郎
五十嵐優 17 R 17 タキタキエロネ
上田聖 18 R 18 日比野壮大
湯澤奨平 19 R 19 マーク・アボット
田中真一 20 R 20 山下昂大
荒井康植 21 R 21 江頭翔太
上原哲 22 R 22 山本耀司
イズラエル・ダグ 23 R 23 石垣航平

イーグルス、コカ・コーラから7トライ奪い勝ち点5を獲得して大きく前進

第4節まで1勝1分け2敗となかなか白星が先行しなかったキヤノンイーグルス。前節から2週間以上を経て臨んだ10月7日(日)の第5節は、釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県釜石市)に場所を移し、コカ・コーラレッドスパークスと対戦した。この試合は、来年のラグビーワールドカップでも使用される同会場での初の公式戦となり、イーグルスはホームゲームとしてこの試合を戦った。

台風の影響で非常に強い風に見舞われる中での試合となったが、イーグルスは前半だけで5トライ、最終的には7トライを挙げるなど終始アタックが機能し、43-24で快勝した。相手と3トライ差以上獲得した際に得られるボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得し、総勝ち点を12として、ホワイトカンファレンスの順位争いで大きく前進した。

前半

先制を許すもラインアウトモールなどを起点にすぐさま逆転

キックオフ早々、コカ・コーラにノーホイッスルトライを奪われ0-5と先制を許したイーグルスだったが、その後はラインアウトからのモールが機能した。前半7分には共同キャプテンのHO庭井祐輔がモールから抜け出し同点トライを決めると(5-5)、13分にもラインアウトモールを約20メートル押し切り、FLフィナウ・トゥパがトライ。SOフレッド・ゼイリンガのゴールも成功し、12-5と勝ち越しに成功する。

勢いが加速し前半だけで5トライを獲得

さらに23分にはLOアニセ サムエラが相手のディフェンスラインをパワフルなランで突破しトライを奪うと(19-5)、30分にはWTB三島藍伴が鮮やかなランで抜け出し、そのパスを受けたSH天野寿紀がトライ(26-5)。32分には相手にトライを奪われ26-12とされたものの、37分には再びLOアニセがトライを決め、33-12と大きくリードして前半を折り返した。

後半

モールからのトライを引き続き連発

後半に入ってもイーグルスの勢いはとどまるところを知らない。9分には相手ゴール前のラインアウトから再びモールを組み、PR東恩納寛太がトライ。38-12とさらにリードを広げる。その後は16分、23分とコカ・コーラに連続トライを許し38-24と点差を詰められたものの、試合最終盤の31分、イーグルスはまたしてもモールからPR上田聖がトライを決めた。

計7トライを獲得し勝ち点5を確保

このトライにより43-24としたイーグルスはそのままコカ・コーラに快勝し、7トライ(コカ・コーラは4トライ)で相手に3トライ差をつけて、勝ち点5を獲得。総勝ち点を12に伸ばし、ホワイトカンファレンス5位という位置に付けた。

次節はヤマハ発動機ジュビロと対戦

10月13日(土)の次節はホワイトカンファレンス2位のヤマハ発動機ジュビロと秩父宮ラグビー場で対戦する。ここまで4勝1敗と好成績を収めているチームだが、コカ・コーラ戦でつかんだいい感触を次節にも活かしてほしい。

監督・選手インタビュー

●アリスター・クッツェー ヘッドコーチ

釜石で試合ができて、ボーナスポイントも付けて勝てたことを非常にうれしく思っています。選手のパフォーマンスを誇りに思います。特にセットピース(スクラム、ラインアウトなど)で非常にいいプレーを見せてくれました。HO庭井はチームの共同キャプテンでもありますが、セットピースのキャプテンでもあります。そのセットピースが非常によかったと思います。コカ・コーラは特に日本代表の両センターのふたりが非常に攻撃的な選手で我々のディフェンスが試される機会でしたが、いいディフェンスをしてくれたと思います。チームにとって大きな勝利だったと思いますし、こうして釜石まで来てくださった多くのファンにも勝利を届けることができてうれしく思っています。

●HO庭井祐輔共同キャプテン

この試合の開催に尽力してくださったみなさまに感謝いたします。勝って5ポイントを獲得することができたことは、とてもいい結果だと感じています。特にイーグルスとして強みとしているセットピースの部分が上手く機能しました。それがいい結果に結び付いたのだと思います。ところどころ(相手のランに)抜かれたこともありましたが、全体としてディフェンスは粘り強くできたと思います。風が強かったですが、6月ごろ、非常に風が強い中で練習したことがあったので、今日はその経験が活きました。次節のヤマハ戦はタフなゲームになると思いますし、自分たちがやるべきことをはっきりさせて、また1週間準備して試合に臨みたいと思います。

●この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたPR東恩納寛太

マン・オブ・ザ・マッチは初めていただきました。僕がもらっていいのかなという気持ちもあるのですが、素直にうれしかったです。試合では最初からセットピースで圧倒すれば勝てると考えていたので、そこを徹底的にやろうと臨みました。そのスクラムとラインアウトモールでしっかりチャンスを作れたことが勝因だと思っています。スクラムで相手のペナルティーを誘って、ラインアウトからモールに持っていくという流れを作ることができてよかったです。

●今季初先発で80分間フル出場したFL植松宗之

久しぶりの先発で、個人的には修正すべきことがたくさんあるのですが、それ以上にチームとして勝てたことが一番よかったと思います。チームに一番必要なものは勝利でした。それを達成することができてよかったです。モールでもトライできましたし、スクラムで相手のペナルティーを誘うことができました。自分たちの強みを出すことができました。ラインアウトモールのアタックとディフェンスは春からずっとやってきましたので、その成果が出たと思います。

●記念すべきトップリーグ公式戦初出場となったFBイズラエル・ダグ

(後半13分に)自分が入ってからはコカ・コーラが攻めなければいけないという状況で、ディフェンスが多い時間帯となってしまいました。個人的なパフォーマンスについては、もっといいプレーができると思っています。ただ、チームが第一ですので、チームとして勝てたことを喜びたいです。今日はリザーブで、もちろん先発したいと思っていますが、それは自分がコントロールできることではありません。与えられたポジションでこれからもベストを尽くしていきたいと思います。