キヤノン イーグルスのスタッフや選手がコーチとなり、子供たちにタグラグビーを教えるキヤノンの社会貢献プログラム、第8回目は1月28日（金）大田区立馬込第二小学校で、5年1組の29名と5年2組の27名（3名欠席）、そして特別支援学級の2名、合計58名の児童を対象に行われました。今回はキヤノン イーグルスの池澤副務、そしてキヤノン イーグルスOBの及川（グローバル施設統括センター）、上西（人材開発センター）そして丸尾（グローバル総務統括センター）の４名がコーチを務めました。

■全員で元気に準備体操

今日は３組合同ということで、大勢のみんなが続々集合。
元気にあいさつをした後、コーチからタグラグビーについて、今回もパネルを使った分かりやすい説明がありました。その後は全員で「１，２，３，４」と声をそろえて準備体操をして、さあ準備万端、タグラグビー開始です。

■コーチの大声に「オー」

巨漢の上西コーチから「タグを取ったら『タグ！』と言いましょう」と説明。その大きな声に「オー」と少々怯えた様子の子供たちでしたが、すぐにみんなで「タグ！」をコーチに負けないくらいの大声で言えました。

■「プロだな、と子供たちも感じていると思います。」

この日、PTAの広報担当のお母さん二人が、カメラ持参で見学していました。「ラグビーは難しいという印象がありますが、専門の方がわかりやすく教えてくれて、みんな対応できています。これなら女の子でもできそうですね。体が小さくても瞬発力でなんとかなりそう。」「コーチの方は迫力があって、やっぱりプロは違うなと子供たちも感じていると思いますよ。」と、お母さんならではコメントをいただきました。

■「ボールを持って走れて気持ちいい」

試合形式の練習になると、一段と活気が出てきました。休憩中も熱心にパスやタグ取りの練習をするみんなから、色々な意見や質問が飛び出しました。「初めてやったけど動けるし楽しい」「ボール持って走れて気持ちいい」「トライしてガッツポーズした」「ホームページに載ったら嬉しい」「体が小さくても楽にできる」「丸いボールより取りやすい。ちょっと迷うけど」「チームワークが良くなる」「なんでキヤノンって言うの？」「タックルが無いから怖くない」「またやりたい！」

■特別支援学級の2人も「やる気満々」

普段は体育の交流が殆ど無いという特別支援学級の5年生2名。「最初はちょっと嫌がっていたのですが、お兄さん（コーチ）たちが優しく教えてくれたので喜んで頑張っています。元々ボール遊びが好きなので、今日はやる気満々です。タグを取るというのが分かりやすくて、これなら危なくないし楽しめます。」特別支援学級ご担当の松尾先生も、笑顔で二人の様子を話してくれました。

■「子供たちはとても楽しんでいました。」

5年1組担任の増田先生は「初めて授業でタグラグビーを行いましたが、子供たちはとても楽しんでいました。他のスポーツ、特に球技は技量が優先しがちですが、タグラグビーは誰でもできるのがいいですね。子供たちの体力の底上げがテーマになっている中、環境的に厳しい東京では体育の授業の充実が必須。楽しみながら体力向上が図れるタグラグビーは本当に良いと思います。」

■「新しいルールに対して、考えることが大切。」

5年2組担任の石井先生は「子供たちはとても頑張っていました。前にパスをすることが身についているので、始めはかなり戸惑っていましたが、すぐに慣れて楽しくなったみたいで良かったです。新しいルールに出会って、それに対してどうすれば良いかを考えることが大切です。それを色々な場面に活かしてくれればいいですね。」

■「トライをした時の心地よさを感じています。」

ビシッとスーツ姿が決まっている太田校長先生は、「子供たちはトライをした時の心地よさを感じています。意のままにならないボールだから、余計に面白いのでしょう。ゲームの中にルールと技があり、そんなところからラグビーの楽しさを覚えるのかもしれません。因みにこの辺りは坂が多いので、毎日自然に歩いているうちの子供たちは、足腰が鍛えられています。」と誇らしげに子供たちのことを語っていました。

授業の後に「コーチはまた来るの?」と聞いてきた女の子たちに理由を聞くと、「コーチは面白いし優しいし、いろんな意味でカッコいいから。結構イケメンだし。」と絶賛。コーチたちに直接聞かせたかった......。

キヤノン イーグルスは、今後もこのような活動を通じてラグビーの素晴らしさを伝え、教育支援活動に協力していきます。

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上西コーチ

丸尾コーチ

及川コーチ

池澤コーチ

左から石井先生、増田先生、松尾先生

太田校長先生