今シーズンで、キヤノン イーグルスを引退・退部することになった選手をお知らせします。応援頂きありがとうございました。

引退・退部選手

ポジション	氏名
LO	下村 健
FL	前田 貴洋
FL	米元 勇一郎
No.8	下瀬 央輔
CTB	今井 通
CTB	水田 隆裕
WTB	ロマノ・レメキ

選手からのご挨拶

【下村選手】
今シーズンで引退する事になりました下村です。キヤノンで6年間、ラグビーをやらせて頂きました。その中でいろいろな人と出会い、いろいろな経験をさせて頂きました。
低迷期の時代を経て2008年に強化が始まり、いろいろな選手が各チームから集まってきました。思い返せばあっという間でしたが、とても良い仲間と出会えたと思います。
特に今シーズンのチームは、優しくて柔らかい人が多く、非常に良いチームでした。このチームで一年間、宍戸キャプテンを中心に頑張ってきましたが、一歩及ばず残念な結果となりました。
これからは、これまでに得た出会いや経験を糧に頑張っていきたいと思います。
今後ともキヤノンイーグルスをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

【前田選手】
今シーズンで引退する事になりました前田です。前のチームで一度引退してから、佐藤GMに声をかけて頂き、3年間キヤノンでプレーをする事ができました。自分への挑戦として新しい気持ちで、このチームに来る事を選んで本当によかったと思っています。
NTTコミュニケーションズ戦が終わり、来シーズンの事を考えたときに、自分の体が限界であると感じ、もう1年厳しいプレーをする自信がなく、引退する事に決めました。ただ自分にとって後悔があるわけでもなく、とても晴々しい気持ちでいます。
来シーズン以降ラグビーを続ける現役の皆さんにも、いつかは引退する時が来ると思いますが、自分が引退したときに、本当に悔いなく、出し切ったという気持ちで、その時を迎える事ができるように、毎日の練習に頭を使って、体を使って取り組んでもらいたいと思います。
来シーズン以降、練習や試合で、現役の皆さんが活躍しているところを見たいと思います。頑張ってください。本当にありがとうございました。

【米元選手】
今シーズンで引退する事になりました米元です。いつか来る事とはいえ、ついにこの時が来たか、という気持ちが正直なところです。2年間、諸江部長をはじめスタッフの方々、永友ヘッドコーチをはじめ現場スタッフの方々、扱いづらいベテランではあったかもしれませんが、プレーさせていただいた事に感謝しています。ありがとうございました。
引退は、思っていたよりは素直に受け入れる事ができました。もちろんもう少しやりたいという気持ちが無いわけではありません。ただ、自分の衰えを感じていた時期でもあり、悔いもなく、悔しい気持ちもなく、若干ほっとしたというのが正直な気持ちです。
この体で、19年間32歳までラグビーをやってこられたというのは幸せな事だと思います。なにより19年間に得た仲間というのは宝物です。それが一番うれしい事だと思います。
寂しさはやはりあります。ラグビーから離れる事もそうですが、仲間と離れるというのが寂しいです。しかし、ラグビーでつながった仲間は一生付き合って行けるものだと思っています。これからは、選手と引退した者という立場に変わりますが、仲間という意味では変わらないと思います。これからも仲間として付き合っていきたいと考えています。
今、息子が小学校2年生でラグビーをやっています。これからは子供に夢を託したいと思います。
このチームで現役を終われた事を誇りに思います。ありがとうございました。

【下瀬選手】
今シーズンで引退する事になりました下瀬です。今年で引退することになりましたが、キヤノンが強化を開始した2008年からこのチームに合流して、みんなとプレーする事ができて本当に良かったと思っています。
ラグビー人生そのものが終わったわけではありませんので、これからも様々な形でラグビーに携わっていきたいと思います。まだ経験できることはたくさんあると思っています。
このチームは皆がファミリーといっても良いほど一体感が強く、社員の方々も良く応援してくれて、ラグビーをする環境としてはとても恵まれていると思います。さらに、今年は新しいグラウンドもできて、素晴らしい環境が整うと思いますので、ぜひトップリーグに上がってください。現役を続ける方はこれからも頑張ってください。ありがとうございました。

【今井選手】
今シーズンで引退する事になりました今井です。小学校3年生からラグビーを始めて今まで25年間、ラグビー一筋で、ラグビーが好きでここまで来ました。その大好きなラグビーを34歳までプレーさせて頂いた事については感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。
この歳までプレーする事ができたのは、周りの方に支えて頂いたからだと思います。丈夫に産んでくれた親と、体の事を気遣って支えてくれた家族に、この場を借りて感謝の言葉を、ありがとうの気持ちを伝えたいと思います。
いつかは来ることなので、いつ来ても悔いがないように、一日一日を大切にしようと思いながらやってきましたが、試合に出られなければ、クソっと思いましたし、下を向いてしまいそうな時もありました。そんな時でも、たくさんの仲間が僕を支えてくれて上を向かせてくれました。
ラグビーからは離れますが、一緒に戦い抜いた仲間をこれからも応援したいと思っています。キヤノンに来て3年間ですが、とても濃い3年間を送らせて頂きました。本当にありがとうございました。

【水田選手】
今シーズンで引退する事になりました水田です。まず諸江部長はじめスタッフの方々、多大なるバックアップをしてくださった会社の方々、ラグビーをするにあたって、とても良い環境を与えて頂きまして本当に感謝しています。ありがとうございました。
そしてなにより戦友とも呼べる仲間と2年間ラグビーをできたことに、とても感謝しています。おそらく、このメンバーでなければ、途中で諦めたり、くじけそうになったりしたと思いますが、メンバーの励ましや、サポートのおかげで最後までやり通すことができました。ありがとうございました。
今シーズンを振り返ってみまして、正直なところ後悔の気持ちはあります。最終戦の前に、永友HCから「ほとんどの選手は後悔する」と言われましたが、私はこの試合だけは後悔したくないという強い気持ちで臨みました。が、結果としては勝つ事ができず、とても強い後悔を抱いています。
しかし、この後悔の気持ちというのは、これからの会社生活に活かせるものだと思います。これを糧にしてこれから精進していきたいと思います。
そして、今季は若手の成長を感じられるシーズンだったと思います。1年目2年目の若手の選手がとても活躍してくれました。若手の選手は、もっともっとまじめに、真剣にラグビーに取り組んで、必ずトップリーグに上がって、そしてトップリーグで安定した力を発揮できるようにこれからも一生懸命努力してください。
これまで私はラグビー選手としての理想の姿を持っていました。もちろんこれからの会社員としての理想の姿や野望も持っています。これからはその会社員としての理想の姿を目指し、夢を実現できるように頑張っていきたいと思いますが、このような理想を実現することは簡単ではないと思いますし大変だと思います。
現役の皆さんもトップリーグに上がって安定した力を発揮する事は大変だと思います。お互いに頑張りましょう。
2年間本当にありがとうございました。