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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

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選手インタビュー vol.23 大居 広樹2011年5月26日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー
vol.23 大居 広樹『チームに貢献したい』


◆試合に出て活躍したい

――チームに合流して1か月が経ちましたが、慣れてきましたか?

最近、やっとチームの皆さんとの壁がなくなってきたと感じます。チームに大学の先輩などの関係者がいないので、他の人よりも慣れるまで時間がかかってしまいましたが、だいぶ慣れてきたと思います。テレビで見ていた選手と一緒にプレーできるというのはうれしいですね。

大居 広樹選手

――チームの練習はどうですか?

個々の能力も体の強さも違いますし、何よりラグビーに対する気持ちが違うと感じています。早く追いついて、1試合でも多く出て活躍したいと思っています。ただ、まずは社会人でも通じるような体作りをしなければいけないですね。

――クラブハウスや環境についてはどう感じていますか?

他のチームの環境を知らないので比べることはできませんが、他の人からはレベルが違うと聞きます。それにブルーシー(カラム・ブルース)は、昔いたチームよりも素晴らしい環境と言っていました。そういう環境の中でラグビーができることに幸せを感じています。

――入社前に、キヤノンの試合は見たことがありましたか?

トップイーストの試合はホームページで結果を確認するくらいでしたが、トップチャレンジのNTTドコモ戦とホンダヒート戦は見に行きました。NTTドコモ戦は、父親と姉、弟と一緒に車で秩父宮ラグビー場まで見に行きました。

大居 広樹選手
職場での様子

――オフにはどこかに出かけましたか?

東京に来てまったく観光をしていなかったので、城と岩井に秋葉原を案内してもらいました。

――仕事には慣れてきましたか?

調達本部に所属しています。まだ戦力になれていませんが、同じ課の方たちは「最近どう」と声をかけてくださいます。ラグビーで結果を出さなければ職場の方たちにも申し訳ないと思っているので、試合に出て活躍したいという思いがあります。

――出身はどちらですか?

大阪府です。花園ラグビー場から車で5、6分のところに実家があります。

大居 広樹選手
職場の皆さんと

――新人選手の中で、唯一の関西出身ですが、合宿所生活はどうですか?

大学(関西大学)まで実家で暮らしていたので、初めての合宿所生活です。最初の頃はホームシックになったりもしましたが、城は実家が大分で、あと岩井も合宿所にいたので、オフの時は一緒にいました。他の同期はオフになると実家に帰っていて、本当にうらやましかったです。でも岩井がよく料理を作ってくれて、お返しに僕の部屋へ招待しています(笑)。

◆ラグビーをやってよかった

――大学時代は関西大学Bリーグに所属し、キャプテンとして上位のAリーグとの入れ替え戦に臨みましたね。

同志社大学との入れ替え戦ですね。上位リーグとの壁を感じた試合でした。
キャプテンとして、チャレンジ精神を持って試合をしようと心がけました。それにチームには大舞台で試合をすることを幸せに思い、いままでやってきたことを試合で出そうと話していました。

大居 広樹選手
高校時代

――いままでキャプテンをやることは多かったですか?

中学の時にキャプテンをやりましたが、どちらかと言えばバイスキャプテンをやることが多かったですね。高校の時とU17の近畿ブロック代表の時にバイスキャプテンをやりました。その時を知っている人に大学でキャプテンをやっていると言ったら驚かれました(笑)。

――ラグビーを始めたのはいつですか?

中学1年です。小学校の時は水泳とソフトボールをやっていました。

――ラグビーを始めるきっかけは何でしたか?

野球がやりたくて野球の強い上宮太子高校の付属中学に入りましたが、中学には野球部がありませんでした(笑)。部活に迷っている時に父親とラグビー部を見学しに行って、それからラグビーを始めました。いま思えばラグビーをやってよかったと思っています。

――それまでラグビーと接する機会がない中で、ラグビーを見てどう感じましたか?

痛そうだけど格好いいと思いました。ただあまり人数がいなかったので、入部して2週間で試合に出ていました(笑)。しかもその試合でトライも獲ることができて、そこからのめり込んでいきました。

◆洋司さんは恩人です

――最初は野球をやるつもりがラグビーを始めて、ここまでラグビーを続けると思いましたか?

正直、社会人でラグビーができるとは思っていなかったので、普通に就職活動をしていました。内定をいただくことができましたが、ラグビーのない生活がどうしてもイメージできないでいた時に法政大学との定期戦があり、その試合にたまたま洋司さん(永友ヘッドコーチ)が見に来ていて、試合が終わった後に声をかけてもらいました。もしあの時、洋司さんに声をかけていただけなかったら、留年してでももう1年ラグビーをしようと考えていました。

大居 広樹選手
大学時代

――それがきっかけでキヤノンに入ることができたのですね

洋司さんは恩人です。あの試合はほとんど覚えていないくらいタックルにいって、試合が終わった後はフラフラでした。ずっと法政大学には敗れていましたし、僕がキャプテンだったので勝ちたい一心でタックルにいっていました。就職活動中、キヤノンを志望していたこともあり、あの時洋司さんに声をかけてもらって本当に良かったと思っています。

――留年してでももう1年ラグビーがやりたいと思ったという、その気持ちはどこからくるものでしたか?

大学まで優勝をした経験がなく、1回でもいいから優勝したいという思いですね。

――ポジションはずっとセンターですか?

中学で最初にやったポジションはウイングで、大学4年の時にセンターをやりました。ただ高校や大学3年の時はフルバックをやっていました。試合に出られるのであれば、ポジションにこだわりはありません。

――これからどういうプレーヤーになっていきたいですか?

チームのために体を張れるプレーヤーになりたいですね。チームへの気持ちがプレーに表れると思うので、「One for All , All for One」の精神で頑張りたいと思います。人一倍頑張って、チームメイトから信頼されるプレーヤーになりたいです。

大居 広樹選手
大学時代(中央でボールを持っているのが大居選手)

――今シーズンへの意気込みをお願いします

昨シーズン、先輩方は悔しい思いをされて、今シーズンこそはトップリーグ昇格という思いでトレーニングをされているので、そこで僕が足を引っ張ることなく、トップリーグ昇格を果たしたいと思います。どういった形でもいいのでチームに貢献したいですね。

――試合に出た時は、どういうプレーに注目してもらいたいですか?

まずは体を張るところや、1対1での勝負強さ、ステップなどを見てもらいたいと思います。応援よろしくお願いします。

大居 広樹選手