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キヤノン イーグルス 選手インタビュー
vol.22 城 彰『あと一歩を超えられるように頑張りたい』
――新しいグランドはどうですか?
とてもきれいですね。素晴らしい環境でラグビーをさせてもらっているので、早く結果を残したいと感じています。
――チームに合流した印象はどうでしたか?
いまは基礎的な体作りとスピードトレーニングなど、シーズンでいちばん大事なトレーニングをしているのですが、トレーニング中は上下関係なくしっかりやるという雰囲気なので、トレーニングしやすい環境です。
――出身の明治大学のラグビーと戦術が変わることにはどう感じていますか?
戦術が変わることで自分のレベルを上げられると思っています。またフォワードを強化していく中で、自分の持ち味を出せるようにしていきたいと思います。走れるフォワードになれるよう練習に取り組んでいます。
――立川選手や宮本選手のようなベテラン選手と一緒に練習してみてどうですか?
吸収するところがたくさんあり、常にいろんなことを聞くようにしています。それに先輩方も僕たちにいろいろと教えてくれるので、教えてもらったことをしっかりと身に付けていきたいですね。
――大学時代とのいちばんの違いはどこですか?
やはり仕事をしてからラグビーをするということです。最初の1週間はすごくきつかったですね。でもこの環境にも最近はだいぶ慣れてきました。
――明治大学の4年生の時、対抗戦全勝で臨んだ早稲田大学戦で敗れて結局3位となりました。その時はどういう思いでしたか?
自分たちのやっていることがまだ甘かったと感じました。あの敗戦からチームの意識も変わりましたが、大学選手権でも早稲田に敗れて、最後の試合だったので本当に悔しかったです。あの悔しさを社会人で晴らしたいと思っています。キヤノンも昨シーズンはあと一歩というところだったので、そのあと一歩を超えられるように頑張りたいです。
――出身は?
大分県日出町です。日出町には二階堂という焼酎の蔵があります。僕も焼酎は好きですが、いまはお酒を控えています。
――ラグビーを始めたのはいつ頃ですか?
小学4年生からスクールに入ってラグビーを始めました。父親がラグビーをさせたかったのと弟がラグビーを始めたので、僕もラグビーを始めました。
――小さい頃から体は大きかったのですか?
幼稚園の時に60kgありました(笑)。小学校6年の時にはすでに100kgあったと思います。1人だけ周りと違うレベルの大きさでした。それでもスポーツが好きでした。
5人兄弟なのですが、家ではおかずが大きい皿にドンと出されるので、最後まで食べていた僕と弟が大きくなりました。
――高校ではどうでしたか?
大分舞鶴高校に入りました。中学までは楽しんでラグビーをやっていましたが、高校ではレベルが違いましたね。僕が入る前の年に花園で準優勝して、優勝を目標にしていたので、初めて厳しい練習をしました。ただその中でも上手くなるためにラグビーをやっていたので、つらいと思うことはなかったですね。
――ラグビーの楽しさはどこだと思いますか?
やはりコンタクトプレーですね。ルールが難しいと言われますけど、ルールを覚えるとこんなに面白いスポーツはないと思います。
――他にスポーツはやっていましたか?
中学の時にサッカーをやっていました。途中からキーパーをやるようになって、当時は「飛べる豚」って呼ばれていました(笑)。
――キヤノンに入った理由は何ですか?
2年前にキヤノンはこれから強くなっていくチームということを伺いました。それで4年生になった時に、キヤノンに行きたいという思いがあり決めました。
――会社ではどの部署ですか?
映像事務機を担当しています。直志さん(清水)と一緒の部署ですが、課が違うのでなかなか会うことはないですね。
――仕事はどうですか?
まだわからないことが多く、一から教えて頂きながら頑張っています。周りの方々が温かく、練習に向かう時には、いつも「頑張って」と言っていただいています。
――では最後に今後に向けての意気込みを教えてください
まずは社会人としての体を作って、1年目からレギュラーになりたいですね。チームとしては素晴らしい環境を与えてもらっているので、今シーズンはトップリーグに上がることを目標に頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。