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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

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選手インタビュー vol.25 和田 拓2011年6月23日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー
vol.25 和田 拓『キヤノンという素晴らしいチームで日本一を』


◆すごい環境の中にいる

――ゴールデンウィークはどのように過ごしていましたか?

4月30日まで合宿で5月3日から5日はオフでした。ただ僕は5月5日に行われた「オール早慶明三大学ラグビー 東日本大震災チャリティーマッチ」に参加させていただいて、3日も練習をしていたので、ゴールデンウィークはラグビー三昧でした。

――大学の時からそういう生活ですよね

昔から「何がゴールデン?」という思いはありましたね(笑)。

和田 拓選手

――オール早慶明チャリティーマッチでOBの方々とプレーしてみていかがでしたか?

現役の時にもオール早慶明には参加していましたが、環境が変化することで刺激になり、トップリーグでプレーしている選手のラグビーに対する姿勢や、プレーでチームメイトを引っ張っていくことなど、いろいろなことを教えていただいたので、非常に濃い2日間になりました。

――キヤノンに入ってすぐに合宿がありましたが、どうでしたか?

まずは三部練習ということに衝撃を受けました。ただラグビーに集中できる環境で合宿をさせてもらいとても充実していました。練習の質も高く内容も凝縮されていたので、4日間だけでも結構疲れました。

――チームの印象はいかがですか?

チームの皆さんがフレンドリーに接してくださって、とても楽しい環境の中でラグビーをしています。また外国人選手や結婚されている方々と一緒にラグビーをするのが初めてなので、新鮮な感覚です。

――キヤノン スポーツパークについてはいかがですか?

本当に素晴らしい環境の中にいると感じています。先輩から去年とは大きく環境が変わったという話も聞きますし、こういった環境でラグビーができるのは、ラグビーをする人間として本当に幸せですね。

――大学ではスタンドオフとして試合に出ていましたが、キヤノンでもスタンドオフとして試合に出たいという思いはありますか?

和田 拓選手

小さい頃からスタンドオフでプレーしていて、高校からはフルバックでもプレーするようになりました。ただポジションにこだわりはなくて、試合に出て活躍したいという思いが強いですね。スタンドオフでもフルバックでも一流選手になれたらと思いますが、今はどちらも未熟なので、まずは1人のラグビー選手としてしっかりと成長していきたいと思っています。

――ポジション争いも激しいですよね

そうですね。でもスタンドオフ出身のチャーリーさん(チャールズ・ロウ/BKコーチ)に指導していただくことや、先輩方の高いスキルを吸収することで、早く追いつき追い越せるように頑張りたいと思います。

◆努力を重ねてここまでやってきた

――大学の時、ゴールキックも蹴っていましたが、キックは得意ですか?

自分では結構得意な方だと思っています。毎日安定したキックができるように、日頃から試合の時と同じ意識を持って練習をしています。

――試合では責任感を感じると思いますが、プレッシャーには強い方ですか?

和田 拓選手
大学時代

正直、プレッシャーには強くないですよ(笑)。その分、練習量を積んで試合に臨んでいます。キックの場合、練習の時からチームの大事な2点、3点になるという意識で取り組んでいます。

――永友ヘッドコーチも現役の時はゴールキックを蹴っていましたね

印象的ですよね。父親がラグビーを見ることが好きで、小さい頃に一緒に見ていましたが、永友さんがサントリーでゴールキックを蹴っていたのを今でも覚えています。

――大観衆の中でも、普段通りにプレーできるものですか?

和田 拓選手
大学時代

いい緊張感の中でプレーできます。試合と同じ意識で練習しているので、観客の視線はいい意味でのプレッシャーとして捉えています。自分では才能ある選手とは思っていないので、努力を重ねてここまでやってきたと思っています。これからも向上心を持って頑張りたいですね。

◆ラグビーは気持ちでやるスポーツ

――昨年の対抗戦の明治大学戦と早稲田大学戦はどういう思いがありますか?

明治大学戦で敗れたことが早稲田大学戦へのモチベーションになり、早稲田大学戦で勝利することができたと思っています。

――大学時代でいちばん印象に残っている試合は?

やはり大学4年の時の早稲田大学戦ですね。チームが一つになって勝てた本当にいい試合だったと思います。

和田 拓選手
大学時代

――大学選手権はどうですか?

そこです(笑)。帝京大学との体格差は感じていましたが、あらためてラグビーは気持ちでやるスポーツだと感じました。今考えるとその部分で帝京大学に劣っていて、必然の負けだったと思います。引退してから1回だけ試合の映像を見ましたが、悔しさが込み上げてきました。

和田 拓選手
大学時代

◆一瞬一瞬を大事に

――社会人としてラグビーをしてみていかがですか?

仕事をしてからラグビーをする生活は大変ですが、とても充実しています。ただ仕事の方がまだ本格的に始まっていないので、これからは仕事もしっかり取り組んで、職場の方にも応援してもらえるようになりたいですね。

――部署はどちらですか?

ロジスティクス統括センターです。

和田 拓選手
職場での様子

――同じ部署にラグビー部の人はいますか?

田原さん(圭祐)がいますが、違う課で席も遠いので、会社ではあまりコミュニケーションを取る機会はないですね。ただ周りの方々が声をかけてくれて、優しい人たちばかりなので、仕事も頑張りたいと思います。

――最後にキヤノンでの意気込みをお願いします

大学では日本一になる目標を達成することができなかったので、キヤノンという素晴らしいチームで、日本一を達成できるように頑張ります。
また、いろいろな人たちに支えられてラグビーをやらせていただいていていると感じているので、そういう人たちに恩返しができるプレーヤーになりたいと思っています。個人としてもチームとしても成長段階にあると思っているので、チームが上昇気流に乗っていけるように、一瞬一瞬を大事に頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

和田 拓選手
職場の皆さんと