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キヤノン イーグルス 選手インタビュー
vol.26 吉岡 耕『一日一日を大切に』
――チームに合流して3か月経ちましたが、生活には慣れましたか?
最初の頃は生活のリズムを作るのに悩みましたが、今はだいぶ慣れました。
――仕事の部署はどこですか?
医療機器です。まだ知らないことばかりで、覚えることがたくさんあって大変です。
――同じ部署にラグビー部の選手はいますか?
いいえ、僕が初めてのラグビー部員なので、しっかりしなければいけないと思っています。職場の方にも応援してもらえるようになりたいので、良いイメージを持っていただけるよう頑張っています。
――職場の人に、吉岡選手のどんなプレーを見てほしいですか?
格闘技の要素が強いラグビーですが、僕は頭脳プレーが好きなので、そこを見てほしいと思います。
――ラグビー以外で好きなことはありますか?
自転車(クロスバイク)に乗ることです。グランド周辺を乗って楽しんでいます。今まで公共の交通機関を利用していた場所へも、自転車だと意外と早く行けると感じますし、自分の好きな道を進むことができるので、そういう自由なところが好きですね。
――ラグビーには活かせそうですか?
やせることくらいでしょうか(笑)。ラグビーと結びつけて考えたことはなくて、気分転換で自転車に乗る部分が大きいですね。
――ラグビーを始めたきっかけは何ですか?
父親がラグビーをやっていたので、元々ラグビーとの接点はあったのですが、実は野球がやりたくて法政一中に入りました(笑)。野球部の練習を見にグラウンドに行ったら、端の方でラグビー部が練習していて、気がついたら楕円球を持っていました。
――ラグビーを始めた最初の印象は覚えていますか?
まずルールがよくわからなかったですね(笑)。前に行かなければいけないのに、ボールより後ろにいなければいけませんし、しばらく「なぜだろう?」って思っていました。
――その後もラグビーを続けられたのは何か理由がありますか?
監督に恵まれたという思いがありますね。気持ちをすごく大事にする監督で、その指導が僕には合っていました。法政の付属だったので、慶應や早稲田の付属中学には負けてはいけないという思いでやっていました。そして試合に勝つと先輩たちも喜んでくれるので、そういうことが楽しかったですし、1試合1試合が大事な試合でした。
――では、いちばん印象に残っている試合は?
やはり関東学院大学との試合と、2年生の時に大学選手権で国立競技場に立つことができたのが印象に残っています。
――国立競技場に立った感想は?
気持ちよかったですね。グラウンドから客席を見た時はすごく気持ちよかったです。試合は負けてしまいましたが、楽しかったですね。
――あまり緊張しないタイプですか?
緊張して体がガチガチになることはないですね。プレッシャーを感じることはありますが、それが嫌いではありません。中学の頃から試合にずっと出ていたので、その影響から試合で緊張しないのかも知れません。
――社会人になって現在の合宿所生活はどうですか?
大学の時は実家から通っていたので初めての合宿所生活ですが、料理もしますし部屋の掃除もしています。時間があれば何かしていたいタイプです。
――キヤノンに入ることを決めた理由は何ですか?
環境面が魅力的でした。あと佐藤GMとも話をさせていただいて、やりがいがあると感じました。
――キヤノンではどういう思いでプレーしていきたいですか?
社会人だとプレーする年数が決まっているわけではないので、絶対に後悔しないように一日一日を大切にしていくという思いがあります。
――FL(フランカー)は外国人選手が多いポジションですが、どう感じていますか?
いままでチームメイトに外国人選手がいなかったので、心強く思う一方でポジション争いは非常に厳しいことは覚悟しています。自分の持ち味を発揮していくしかないと思っています。
――吉岡選手の持ち味は何だと思いますか?
体があまり大きくないので、まずは運動量です。地味でも細かいプレーをちゃんとやって、味方の大きな選手をしっかりサポートするプレーをしていきたいですね。自分でトライを獲るよりも、チームが勝つことを常に考えています。
――最後に意気込みをお願いします
支援してもらっていると感じているので、それに応えて絶対にトップリーグに上がり、トップリーグ上位のチームと堂々と戦っていけるチームになること、そしてチームに貢献することを目標に頑張ります。あと仕事にもしっかり取り組んで、職場の皆さんから認められるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
職場の皆さんと(前列左から二人目)