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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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サテライトリーグ第3戦、豊田自動織機シャトルズと対戦しました。2011年12月26日

サテライトリーグとは、主にトップリーグ所属のチームが中心となり、それぞれのチームの若手選手や試合出場の機会が少ない選手の育成を目的としたリーグです。
12月23日、キヤノン イーグルスはサテライトリーグ第3戦を、豊田自動織機シャトルズ(以下豊田自動織機)をキヤノン スポーツパークに招いて対戦しました。


サテライトリーグ第3戦 サテライトリーグ第3戦 今村友基選手

今村友基選手

和田拓選手

和田拓選手

岩井陸雄選手

岩井陸雄選手

谷崎潤平選手

谷崎潤平選手

Photo:Akiyoshi.M (Canon Eagles)

全国的に冷え込んだこの日、それでもメインスタンドには150人ほどのキヤノン イーグルスファンが駆けつました。豊田自動織機は1月29日にトップチャレンジ1で対戦する相手。サテライト戦とはいえ、勝っていい流れを掴みたい思いは両チームとも同じ中、選手たちは入念なアップを行い予定通り14時にキックオフ。
前半風下に立ったキヤノン イーグルス。フォワード、バックス共に積極的な攻撃を仕掛けるも、ミスが多くトライに結び付かず、また豊田自動織機も決め手に欠き、前半は0-0のまま折り返しました。後半10人の選手を入れ替えたキヤノン イーグルスは、開始2分にトライを上げると、その後5本のトライを奪い、結局32-12のスコアでノーサイドとなりました。

試合後の永友洋司ヘッドコーチは「試合に対する選手の意気込みを感じました。前半はミスが多くペースを掴めず得点できませんでしたが、ポジティブなミスだったので内容としては良かったと思います。後半は自分たちの求めるラグビーをやり切ることをハーフタイムに全員で確認して、改めて向かっていく姿勢で臨めたのが結果につながったと思います。」と今日の結果に手ごたえを感じている様子。一方、1月29日から始まるトップチャレンジ1については、「チーム内の競争でもう1ページを付け加えて、チームのレベルを上げたいと思っています。クボタ戦に勝てたことを自信にして、また去年トップチャレンジを戦ったことをアドバンテージと捉えて頑張っていきたいと思います。」

この日1試合を通じてSO(スタンドオフ)としてチームの司令塔を努めた今村友基選手は、「前半は風下の中でよく我慢できたと思います。ハーフタイムに、メンバーが変わっても全員でしっかり攻める気持ちでキヤノンのラグビーをするという意思統一ができ、いい時間を過ごせました。チームが向かっている方向は間違っていないと思います。相手が豊田自動織機ということは意識しました。今日勝ってトップチャレンジに臨めれば、やはり気持ちの上で違うので、今日はしっかりやりたいと思っていました。上の試合にもいつでもいける準備は全員できていて、その文化がキヤノンにはできています。トップチャレンジまでまだ1か月ありますが、その分チームを作れるので、体調管理に気を付けて頑張ります。」

サテライト戦は、普段試合に出られない選手の成長や復帰を見られる良い機会。ファンにとっては公式戦とは違う楽しみ方のできる試合です。この試合には和田拓選手が怪我から復帰。持ち前の俊足を飛ばしゲインラインを突破するシーンを何度か披露し、完全復帰が近いことを証明してくれました。また後半にはNTT Com戦以来2試合目となる岩井陸雄選手が出場。谷崎潤平選手のロングゲインをフォローし、きれいなトライを決めたことに「久しぶりの試合なので気合いが入っていました。決まって良かったです。9月に復帰した後にまた怪我があり、練習で取り返すにしても空回り。とにかく試合でアピールするしかないので今日が待ち遠しかったです。公式戦のメンバーはほぼ固まっていますが、同期も試合に出ているので、自分も早く挽回できるように頑張ります。」

冷たい風の中、最後まで熱い声援を送り続けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。