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誕生月の選手に、「これまでの自分」、「今の自分」、「これからの自分」を語ってもらう新シリーズ「Monthly Players」が始まります。第1回は、大居 広樹選手です。
※ 大居選手は4月生まれです。公開が遅くなりましたことをお詫び致します。
――去年入部して、1年目を振り返ってみてどうですか?
リーグ戦開幕の時にメンバー入りできなかったのですが、どんな形でも、シーズン最後にはメンバーに入れたのは嬉しかったです。
――入部した時、ここまでできると思っていましたか?
関西のBリーグ出身なので、強いチームとの試合経験が無いままに入部しました。社会人チームとの力の差がわからず、本当にどこまでできるかわからない状態でのスタートでした。
――練習を始めた時の印象は?
まずフィジカルの違いを感じました。特にフォワードはみんな体が大きく、体重の差は言い訳にできないのですが、今後どれくらいできるか不安を感じました。
――その差を埋めるために何をしましたか?
まずはウェイトと食事で体重を増やしました。その頃はとにかく口に何か入れていて、仕事中でも飴やチョコレートを食べたり、寝る前にラーメンを食べたり。ダイエットしている人が聞いたらビックリするような食生活です。
――体重はどうなりましたか?
結局4~5キロ増えて、今は82キロくらいです。元々体重が変わらない方なので、結構苦労しましたが、今は自分でも「大きくなったなあ」と思います。とにかく、スピードを落とさずに体重を増やすことが、去年の大きなテーマでした。
――体重が増えて、最初に感じた差に変化がありましたか?
体重を増やしながらスキルを上げることで、徐々に大きな相手にも対応できるようになってきたと思います。
イーストリーグ Div.1 第7節 釜石戦
――試合に出られると実感し始めたのはいつ頃ですか?
第7節の釜石戦辺りから、少しずつ自信が出てきました。それまではチームの足を引っ張らないことばかり気になっていたのですが、自分から何かしようという意識に変わり始めました。その後、試合を重ねるごとに色々な意味で慣れてきて、余裕が出てきたのもこの時期だったと思います。
――ファンもたくさん観戦してくれましたね。
あんなにたくさんの人の前でプレーしたのも初めてだったので、最初はかなり緊張しました。でもそういうことにも少しずつ慣れ、あこがれの秩父宮でも平常心でプレーできました。
イーストリーグ Div.1 第9節 クボタ戦
――印象に残っているプレーはありますか?
いくつかありますが、リーグ戦最終節のクボタさんとの試合です。後半に逆転した後の残り5分くらいに出たのですが、ベンチも盛り上がっていて、自分も気持ちが高ぶっていました。出るからには何かをしたいと思っていたのですが、たまたま健さん(吉田 健:スクラムハーフ)と目が合って、健さんがキックしたボールを全力で追い掛け、トライすることができました。この大事な試合に自分が関われていることにモチベーションがすごく上がっていて、「トライを上げたい」という一心でした。
トップチャレンジ1 九州電力戦
――トップリーグに上がる場面にいましたね。
トップチャレンジでは豊田自動織機戦は特に何もできず、次のクボタ戦もボールを触れないままノーサイド。スタメンだった九州電力戦では、チームを代表して出させてもらう以上、出られなかった選手に認めてもらえるプレーをしたかったのですが、酷い試合をしてしまい、本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。
――トップリーグに昇格し、トップリーグチームとの試合が始まりますね。
まずそのレベルでできることを嬉しく思っています。モチベーションが上がっていて、倒してやるという気持ちが高まっています。今後もサイズアップを続けながら、スピード、スキル、タックルの精度、取組む姿勢など、全てのレベルアップを図らないといけないと思っています。
――毎日の練習はどうですか?
厳しいです。練習がトップリーグレベルに早くも上がっていて、とにかく付いていかなければいけないと思っています。強豪チームを経験したスタッフのみなさんの指示を信じて、とにかく頑張っていきます。
――チーム内の競争はありますか?
新しいヘッドコーチになるので、経験や実績はすべてリセットされ、選手全員が同じスタートラインに立っていると思います。これをチャンスと捉えて、自分をどんどんアピールしていきます。
――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
昨年はたくさんの応援をいただきまして、本当にありがとうございました。スタンドを真っ赤に染めていただき、また自分がグランドに出た時に声を掛けてもらった時は、本当に勇気をもらいました。開幕戦スタメンを目指して頑張りますので、今シーズンも宜しくお願い致します。