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今回は、5月生まれの山本 貢選手、宍戸 要介選手、吉田 健選手の3名に語って頂きました。
山本 貢選手
――新しいシーズンに入りましたが、調子はどうですか?
4月に入ってからパーソナルトレーニングを始めて、準備を進めていました。休み過ぎると体を元に戻す時間がもったいない、という感じになるので、なるべくやりたいトレーニングを、8年以上一緒にやっているトレーナーさんと話し合ってやっています。自分の目指している方向に向かって、良い感じで来ていると思います。
――フッカーというポジションについては?
大変だとよく思います。難しいポジションですね。セットプレーでもまとめなければいけないし、まだまだ上手くいかない部分がたくさんあります。
――新体制での現在の練習は?
自分の思っている方向と少し違う部分もありますが、何度かミーティングを行い、目指しているところに早く辿り着けるようにして、とにかくシーズンに良いパフォーマンスが出せるように考えながら進めています。自分に満足することなく、出したいパフォーマンスに向けてしっかりやっていきたいですね。
――トップリーグ経験者として、チームにどんなアドバイスをしたいですか?
トップリーグで戦うには、個人個人が考えてプレーすることが必要です。与えられていることだけをやるのではなく、一つ一つのプレーをもっと考えて行うことが重要だと思います。言われた事に自分の考えを融合して考えを広げて、チームメイトとも話していく、そういう事ができればもっと良いチームなると思います。求めてくれる選手にはアドバイスをしていますし、さらにしたいと思っています。
――今年の目標は?
難しいですね。(しばらく考えて)トップリーグチームを相手に、インパクトのあるプレーをお見せできれば、プロとしてやっている意味があると思います。そうすればチームにも貢献できると思いますし、その辺をアピールしていきたいと思います。特にボールを持った時のフィールドプレーの動き、それはアタックもディフェンスもですが、改善できるように取り組んでいます。
――では最後にファンの皆さんへ
また今年1年頑張ります。是非会場へ来て頂き、チームを応援して下さい。よろしくお願いいたします。
宍戸 要介選手
――3月のNEC戦が終わって、どんなオフを過ごしましたか?
最初の2週間は何もしないで、ゆっくり過ごしました。3週間目から少しずつ体を動かして、4月からは週に3・4回ほどグラウンドに来て、全体練習ではできない、自分でやりたい細かい練習をしていました。
――何もしない2週間はどんな風に過ごしたのですか?
地元(静岡)に何回か戻りました。シーズンに入るとなかなか戻れないので。友達から「おめでとう」と言われて、改めてトップリーグに上がったことを実感しました。
――2年間キャプテンを務めましたが、どんな2年間でしたか?
大変でしたけど、人間的にはすごく成長できたと思います。スタッフとのコミュニケーションも増え、ラグビーに対する理解力も上がりました。人前に出る機会も増えたので、違う視点で自分を見つめ直すことができた2年間でもありました。あと、プレッシャーに強くなったかもしれません。キヤノン スポーツパークを最初に見たときは、嬉しさよりも「これはやばい」と思いました。トップとの約束もあったので、昇格に向けてのプレッシャーは半端ではありませんでした。
――今年はトップリーグ挑戦に向けて、レベルアップを図っています
一人一人の力をもっと付けていかないと、トップリーグでは厳しくなるのはわかっているので、今は苦しいですが地味な練習を続けています。かなりきついですが、チーム全体が良い雰囲気です。自分自身としては体調も良くて、良いトレーニングができています。トップリーグだからと言って大きく変えることはせず、まずはじっくり今まで通り、怪我をしないようにしてグラウンドに立てる時間を1秒でも長くできるように、体作りをしています。
――今のキヤノンには何が必要だと思いますか?
チャレンジするという気持ちだと思います。受けてしまっては何もならないので、去年に続いて常にチャレンジすることを心掛けていきます。練習でもいつもチャレンジしよう、と言ってやっています。常に持っている力を全て出す、ということを変わらずやっていきたいです。
――では最後にファンの皆さんへ
昨年はたくさんの方に応援に来て頂き、おかげさまで目標を達成することができました。本当に有難うございました。今シーズンはトップリーグでの戦いとなり、ますます厳しくなりますが、会場で一緒に戦って頂ければと思います。今シーズンもよろしくお願いいたします。
吉田 健選手
――昨年を振り返って
リザーブで試合に出させてもらえて、良い経験のできた1年でした。試合の後半から出場するのはすごく緊張するのですが、信頼して出させてもらっているので、期待に応えなければいけないと思って頑張りました。トップチャレンジでは、ゲームを良い方向に変えることができたと思います。日本選手権のNEC戦では前半の途中から出場して、結構きつい場面もありましたが、きつい時にこそ自分がどうボールを捌くか、またフォワードをどう動かすか、そういうことをトップリーグのチームとの対戦で学びました。充実した1年だったと思います。
――ベストゲームは?
トップイーストリーグ最終戦のクボタ戦ですね。リードしていて、キープすれば勝てる場面でしたが、大居(広樹)と目があって、奥のスペースも空いていたのでキックして大居がトライしたプレーですね。いろんな人にいろいろ言われましたが、やはりあのプレーは印象に残っています。
――スクラムハーフというポジションについてどう考えていますか?
永友さんから学ぶ部分が非常に多くて、ハーフの目線でいろいろ教えて頂いています。一つ一つ自分のために言ってくれているので、それが自分の成長にも繋がっていると思います。
――トップリーグでプレーすることについてどう思っていますか?
レベルが違ってくるので、一人一人のレベルアップ、またチームのレベルアップを図らなければなりません。また今までと違う環境でどう戦っていくかが大事になると思っています。
――今シーズンの目標は?
4月の練習で怪我をしてしまったので、まずはリハビリと体作りに専念して、なるべく早く復帰して、復帰した時に期待に応えられるようにこの時間を大切にしたいと思っています。スクラムハーフはフォワード、バックスの両方とコミュニケーションを常にとっていなければいけないポジションなので、復帰した時にタイミングを合わせられるように、練習や試合を良く見ていくことを心がけています。
――では最後にファンの皆さんへ
いつも応援して頂いていますので、少しでも早く復帰できるようにリハビリを頑張ります。今シーズンも是非グランドに試合を見に来て下さい。そして応援をして頂ければキヤノンは勝つことができると思います。引き続きよろしくお願いいたします。