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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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明治大学とフォワードの合同練習を行いました。2012年5月29日

合同練習の様子 合同練習の様子 合同練習の様子

5月24日(木)、明治大学ラグビー部とスクラムを中心としたフォワードだけの合同練習を行いました。明治大学のフォワードといえば「重戦車」の異名を持つ、強くて重いことで有名です。さて、どんな練習になるのか。両チームともアップを終えて、10時半より練習を開始しました。

今シーズン、フォワードに8名の新しい選手を迎えたキヤノン イーグルスのフォワード陣は、これまでフィットネス、ストレングスの強化を中心とした練習を続けていたため、明治大学の強力フォワードとの練習は、これまでの基礎練習の成果を試す意味でも、楽しみな練習となります。

キヤノン イーグルスの中村直人スクラムコーチのリードで、スクラムとフィールドプレイを繰り返すテンポの良い練習。特にスクラムでは、両チームとも選手同士が声を掛け合い、キヤノンはマーク・ベル スポットコーチからのアドバイスも受け、1本ずつ内容を確認しながら徐々に士気が上がります。試合さながらのスクラムは迫力満点。約1時間半の練習でしたが、両チームにとって密度の高い練習を行うことができました。

合同練習の様子

この日一番忙しかった中村スクラムコーチは、「今シーズン初めてのスクラム練習でしたが、これから強くなる感触は大いに感じました。若いメンバーも多いので、やること全てを力に変えられたら良いし、今日も良い点も悪い点も無駄にはなっていないと思います。新加入の選手もチームによく溶け込んでいるし、コミュニケーションはできています。バックスが目立つためにフォワードがお膳立てをする、というのがカッコいいと思っているので、とにかく良い球を供給し続けられるフォワードでいられるように、トレーニングを積んでいきたいですね。6月からの練習試合では、今のパフォーマンスを出し切って、一つずつ積み上げていく。そして悪い部分も秋までに改善したいですね。」

合同練習の様子

練習後の歓談の様子(左から田原選手、永友監督、日高選手、明治大学の細谷ヘッドコーチ)

12時を少し過ぎたところで、全プログラムが無事終了。「気持ちの入った良い練習ができました。ありがとうございました。」とキヤノンを代表して挨拶したのは、今年明治大学を卒業し、キヤノン イーグルスへ入部した日高選手。解散後、明治大学出身の永友監督、田原選手、日高選手、明治大学の細谷ヘッドコーチらが、グラウンドの中央で楽しそうに歓談している様子は、同じ釜の飯を食べた者同士の強い「絆」を感じました。

また明治大学の吉田 義人監督は、「稽古をつけて頂き、有り難く思っています。社会人の強いチームとの練習は、選手たちにとっても刺激になるし学ぶところが多く、また自分たちの弱点が明確になるので、今日も非常に有意義な練習をさせてもらいました。お互いのスケジュールを上手く調整して、是非今後もお願いしたいと思っています。」と今日の練習に手応えを感じている様子でした。

晴天に恵まれたこの日、最後までグラウンドに残っていた永友監督は、「実践は今年初めてだったので、来て頂いて本当に良かったです。明治は良く纏まっていて、何か一つ掴んでいると思いました。キヤノンのフォワードについては、新人選手たちの様子を気にして見ていましたが、期待できると思いました。しっかり育てていきたいと思います。まだ実戦に慣れていない部分がありますが、良い所がたくさんあって非常に明るい材料だと思っています。6月からの練習試合を重ねながら、しっかりチームを作っていきます。」

明治大学の選手、そして関係者の皆様、ありがとうございました。