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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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キヤノン イーグルスがセブンズ フェスティバル 2012に参加しました。2012年5月30日

セブンズ フェスティバル 2012の様子

5月27日(日)、東京・秩父宮ラグビー場にて、7人制ラグビー国内大会「セブンズ フェスティバル 2012」が開催され、キヤノン イーグルスが初めて参加しました。この大会は、2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式種目となる「7人制ラグビー」の普及・発展、そして強化のために2010年度より開催され、今年度で3回目を迎えます。

参加チームは、ジャパンラグビー トップリーグ上位チームに加え、東日本大震災被災地の復興支援の一環として日本協会が特別招待する「釜石シーウェイブスRFC」や三地域協会推薦チームとしてキヤノン イーグルス、NTTドコモ レッドハリケーンズ、そして福岡サニックス ブルースの計12チームが出場し、トーナメント方式で戦いました。また、女子3チームも参加し、男子に負けない熱い戦いを見せてくれました。

キヤノン イーグルスからは、以下の12名が選出されました。
賀 忠亮選手、ジョシュア・マウ選手、マーフィー・レイルア選手、神白 拓選手、甲斐 洋充選手、田原 圭祐選手、福居 武選手、新井 光選手、高橋 和幸選手、中田 慎二選手、谷崎 潤平選手、岩井 陸雄選手

さて、キヤノン イーグルスの1回戦の相手は、トップリーグ常連チームのヤマハ発動機 ジュビロ。7人制、7分ハーフと何が起きるかわからない7人制ラグビーですが、本大会、トップリーグ上位チームが軒並み1回戦で敗退するという波乱の展開に乗じて、キヤノンもヤマハに一矢報いたいところ。

セブンズ フェスティバル 2012の様子

試合はヤマハのキックオフで開始。今シーズン入部したマーフィー・レイルアが、開始早々に相手ディフェンスをかいくぐり先制トライ。しかし、その後3連続トライを奪われ5-17。前半終了前に1トライを奪い返し12-17で後半へ。逆転を期待したもののディフェンスが機能せず、立て続けにトライを奪われて、結局19-29で敗れました。

試合後、永友監督は「入りは良かったのですが、コミュニケーションが取れず、攻守ともに練習してきたことができていませんでした。次の試合ではその部分を改善して、誰かがリーダーシップをとって引っ張るということが大事です。頑張ります。」

この日キャプテンを務めた岩井選手も「ワンラインのディフェンスができず、ギャップを攻められてしまいました。攻めても守れなければチームの持ち味を活かせないので、次の試合はまずコミュニケーションをとって、ディフェンスをしっかりやります」

1回戦に敗れたチーム同志で戦うコンソレーショントーナメントの相手は、1回戦でNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスに敗れたサントリー サンゴリアス。この試合も先制したのはキヤノン。新人の福居選手が左隅へトライを決め5-0。その後はトライの奪い合いとなり10-12の僅差で後半へ。後半ももつれて5分経過時点で20-26と、1トライ1ゴールで逆転できる場面。しかしサントリーにトライを追加され、20-33で敗退となりました。

セブンズ フェスティバル 2012の様子

後半、俊足を飛ばしライン際を走り抜け、自らトライを奪ったキャプテンの岩井 陸雄選手は、「2試合目はみんな声が出て、終盤まで互角に戦えたのですが、ちょっと足りませんでした。でも得ることが多い試合だったので、これを無駄にしないようシーズンに向けて活かしていきたいと思います。」

またアンディ・フレンドヘッドコーチは、「4月のYC&ACの時に比べずっと良くなったと思います。試合を重ねる度に良くなることは非常に重要です。今日も2試合目は1試合目に比べ、ずいぶん改善することができていました。選手たちの努力ですね。良いタックルもありましたが、まだディフェンスのコミュニケーションが不十分でした。非常に良いプレーを見せた選手も何人かいて、これからが楽しみです。」とポジティブなコメント。

一方、今村バックスコーチは「まだ受けていた部分が多く、もっと自分たちから仕掛けないと駄目ですね。これは去年からの課題。トップリーグチームと戦うには、必ず修正していかなければいけないと思っています。」とこちらは辛口のコメント。

セブンズ フェスティバル 2012の様子

賀 忠亮、ジョシュア・マウ、マーフィー・レイルア、福居 武、そして中田 慎二の新加入5選手が、キヤノン イーグルスでのデビューを飾り、それぞれに個性を発揮してくれました。

7人制とはいえ、今シーズン最初の公式戦で新たな課題が見えたキヤノン イーグルス。会場に足を運んで頂き、応援をして下さったファンの皆様、有難うございました。

なお、本大会の優勝は、福岡サニックス ブルースでした。詳しくは、日本ラグビー協会ホームページをご覧下さい。