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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

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選手インタビュー vol.42 日高 駿2012年6月22日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー vol.42 日高 駿
『がむしゃらにやって、チームに貢献したい』


日高 駿選手

職場での様子

――キヤノンに入社、そしてキヤノン イーグルスに入部して今の心境は

学生気分ではいられない立場になったので、キヤノンに入ったからには、会社にもラグビー部にも早く貢献したいと思っています。

――配属も決まった

人事本部に配属になりました。皆さん良い方ばかりで、仕事も頑張れるし、ラグビーも応援して下さるので、早く期待に応えられるように頑張ります。

――チームにも合流した

先輩たちには温かく迎えて頂いたと思います。
皆さんスキルがあって、敵わないところがたくさんあるので、先輩たちの良いところをどんどん盗んでいきたいと思います。


◆学生時代

日高 駿選手

中学時代

――ラグビーを始めたのは

ラグビーをやっていた父親の影響で始めました。中学1年生の時にクラブチームに入ってラグビーを始めたのですが、中学の頃はあまりラグビーが好きではなくて、部活でやっていた卓球の方が熱心でした。

――その頃から体は大きかった

中1でクラブチームに入った時は身長が160cmだったのですが、3年で24cm伸びました。ということで、昔から体は大きい方でした。

――あまり好きではなかったラグビーを高校でも続けたのは

3つ上の兄が筑紫高校(福岡県立筑紫高等学校)でラグビーを同時に始めたのですが、兄が頑張っている様子を見ていて、自分も筑紫に入って頑張りたいと思って入学しました。

――高校時代に大きな出来事があった

2年生の時に初めてレギュラーになったのですが、いざAチームで試合に出ると上手くプレーできず、レギュラーの辛さを痛感しました。監督にもビシバシやられ、精神的に今までの人生の中で一番辛いと感じた時です。すごく落ち込んで、実家の机の中にまだあると思いますが退部届を書きました。

――そこをどうやって切り抜けたのか

同期でもう1人退部届を書いたチームメイトがいて、色々話し合って、一緒に頑張って乗り切りました。父親にも相談できず、とにかくあの時は辛かったです。


日高 駿選手

高校時代

――強豪の筑紫高校ラグビー部では

全国でも上の方に行ける自信があったのですが、皆さんご存じの東福岡高校に結局3年間勝てませんでした。福岡で3年連続準優勝、全国大会には行けず本当に残念だったのですが、東福岡の選手が、「全国大会で勝つより福岡で勝つ方が難しい」と言ってくれた時は、本当に涙が出そうになるほど嬉しかったです。

――そして明治大学へ進学した

中学生の時に早明戦をテレビで見て、明治の強いフォワードに憧れました。そんな明治から声をかけてもらい進学したのですが、先輩もいなくて東京の環境にもなかなか慣れなくて、暫く緊張していました。筑紫の同期2人や同期の仲間がいたので、なんとかやれた、という感じの1年間でした。

――明治大学のラグビー部は、上下関係が厳しいことで昔から有名だが

変な上下関係は僕たちの頃には無かったので、普通に大変な1年間でした。洗濯したり、コンビニに買い物に行ったり。はい、普通でした。

――ラグビーはどうだったのか

最初はラグビーに対して気持ちがあまり入らなくて、1年目は結果が出ず、2年の時に吉田監督がいらしたのですが、練習をこなすだけで2年目を終えてしまいました。3年生になる時に「もっと頑張ればよかった」と後悔して、気持ちを入れ替えて頑張ったのですが、3年でもやはりAチームには入れませんでした。

――転機がやってきた

4年になる3月~4月にニュージーランドへ留学させてもらいました。「これでついにAチームだ!」ととても嬉しかったのですが、ニュージーランドから戻った後の全早慶明で結果を残せず、Bを飛び越してCチームへ落ちました。Aに上がって気分が浮ついていて、期待を完全に裏切りました。その後なかなかAに上がれず、この時は流石に泣きました。でも6月の帝京大学との練習試合で結果を出し、その次の九州電力戦からはずっとAチームでした。

――ようやくAチームに入り、4年生の時はどんな気持ちで戦ったのか

とにかくチームのために頑張りたいと思ってプレーした1年間でした。試合に出ていない選手たちも応援してくれたので、彼らの分もやらなきゃいけない、という気分で頑張りました。それまでは期待されても応えられなかったのですが、4年の時はチームのために頑張れたと思います。


日高 駿選手

大学時代

――昨シーズンの関東大学対抗戦は

初戦の筑波大学に勝って波に乗れました。絶対に負けられない試合を勝てたので、チームは盛り上がりました。その後3連勝して迎えた慶應義塾大学戦も勝って5連勝。全勝優勝を目指しましたが、自分たちのラグビーができず帝京大学、早稲田大学に負けてしまいました。

――大学の4年間で学んだことは

チームの為に頑張ること そのチームにいる以上、チームにどうやれば貢献できるかを考えられたことだと思います。

――キヤノンに入ったきっかけは

3年の時には社会人でもラグビーを続けると決めていたのですが、キヤノンからは、当時Bチームだったにもかかわらず声をかけて頂いたので、すぐに決めました。キヤノン スポーツパークも見せて頂き、こんな環境で是非やりたいと思いました。自分のラグビースキルを上げるには、本当に素晴らしい場所だと感じました。


◆キヤノン イーグルス

日高 駿選手

――キヤノンには明治の先輩がいる

永友監督始め、偉大な小村コーチ。また田原さんは一緒にプレーしていましたし、城さんはお尻を押したこともあります。今までは殆ど話したことがなかったのですが、今は結構お話をさせて頂いています。

――外国人選手もいるが

自分と同じロックのアルベルト選手は、スキルが非常に高いので早く教わりたいですし、良いところをどんどん盗んでいきたいと思っています。

――これからの目標は

自分は派手なプレーをするタイプではないので、地味なところで頑張ります。ブレイクダウン、ディフェンス、タックルなどです。大学で頑張ってきたものがトップリーグでどれだけ通用するか、逆に何が足りないかを早く見極めて、スキルやパワーをどんどん付けていきたいと思っています。

――最後にファンへ一言

大学の時に、本当に応援の力や見てもらえる喜びを感じ、感謝の気持ちで一杯になったことを憶えています。試合後も声をかけてもらい、応援がこんなに力になるのかと思いました。1年目なのでがむしゃらにやって、チームにとって何でも良いので貢献できるように頑張ります。

職場の皆さんと
職場の皆さんと