このページは2012年以前の情報です。最新シーズンの情報はこちらでご覧いただけます。

キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

一覧に戻る

選手インタビュー vol.45 髙城 良太2012年7月20日

キヤノン イーグルス 選手インタビュー vol.45 髙城 良太
『新人らしくフレッシュに元気にやっていきたい』


――入社、入部おめでとうございます。もう配属になりましたか?

総合R&D本部に配属となりました。部署のみなさんには優しく迎えて頂き、応援して下さっているので、試合を見に来て頂きたいと思います。


髙城 良太選手

小学生時代

――では、まずラグビーを始めたのは?

小学校の4年生の時に始めました。ホームページの自己紹介では、地域の盛岡ラグビースクールに父に連れられて、と書いてありますが(訂正済み)、良く聞いてみたら母に連れていかれたようです。父が盛岡大学で監督をやっているのですが、小さい頃からラグビーボールを持っていたくらい、ラグビーで育ったような環境でした。

――中学、高校時代はどうでしたか?

滝沢南中学校のラグビー部に入部しました。その頃からスクラムハーフだったのですが、3年生の時は東北大会で優勝して、全国大会では國學院久我山にボコボコにやられました。高校は父が時々コーチをしていた東京高校へ行く話があったのですが、母の猛反対で地元の盛岡工業高校に進みました。2年生の時に花園に行ったのですが、当時流行っていたノロウィルスに部員の殆どが掛かってしまい、練習の時から吐いたりして試合は負け。試合後もホテルに監禁されてしばらく帰れなかったという暗い思い出があります。3年生の時も花園に出て、3回戦まで行きました。


髙城 良太選手

高校時代

――高校時代もスクラムハーフをやっていた

高校の時はチームにスタンドオフが少なくて、本当はスクラムハーフをやりたかったのですがスタンドオフをやっていました。これは大学でも同じで、周りの事情でハーフとスタンドオフを行ったり来たりの4年間でした。でも両方のポジションのことがわかったのは、今でもプラスになっています。大学は法政大学だったのですが、中学3年生の時にたまたま映像で見た展開ラグビーが魅力的で、法政大学を選びました。

――大学時代の思い出は?

1年の時に大学選手権の準決勝まで行って、2年の時はその手前で慶應義塾大学に負け、3年では入替戦出場という本当に厳しい状況でした。巻き返しを図るべく4年でも大学選手権には出ましたが、上田(聖)のいる天理大学に負けました。1年生の時は練習がハードで長く感じましたが、2年生からはあっという間の大学生活でした。あと、4年の時はバックスリーダーを任されていたのですが、まとめる大変さを学びながら先輩の苦労も分かり、良い経験ができました。


髙城 良太選手

大学時代

――社会人でもラグビーを続ける気持ちは?

高校の頃からトップリーグの試合を見ていて、このままラグビーを続けてトップリーグでやりたいと思い始めていました。因みに小学生のころの目標は花園出場でした。その思いを実現できたのも、ラグビーをする良い環境を作って支えてくれた父と母のおかげです。本当に感謝しています。就職の際にも父や母に心配を掛けてしまいました。そんな時にキヤノンからお話を頂けて、本当に嬉しかったです。母にも良い報告ができました。

――キヤノンについては?

先輩で吉岡さん(耕)や大喜さん(田中)がいらっしゃるので、もちろん知っていましたが、進路としては具体的には考えていませんでした。でも、永友さんが監督をしていることを聞いていて、それはすごく魅力的でした。子供の頃から実家のトイレにラグビー選手の写真が貼ってあったのですが、その中に選手時代の永友さんの写真もありました。面接で本物を前にして、この偉大な人に指導してもらいたいと思いました。

――同期に同じポジションの福居(武)がいる

意識しないと言えば嘘になりますが、お互い競い合って、一緒に高いレベルに上がれれば良いと思っています。


髙城 良太選手

――キヤノンでのラグビーはどうか?

6月3日にチームに合流したのですが、ウェイトトレーニングがきつくて、最初の2日はこのまま続けられるか心配になりました。大学の時にもっとやっておけば良かったと、本当に後悔しました。あとは体重がなかなか増えなくて苦労しています。永友監督にパスの特訓をして頂いているのですが、チームのみなさんのスキルが高く、特にスタンドオフのカラムさんや橋野さんからも話を聞いて、色々なことを教えてもらっています。練習の入り方ややり方も、トップリーグチームの厳しさを学んでいます。チームの意識の高さを感じていますし、それが自分にとってプラスになっています。

――今年にかける意気込みは?

まず体を作って、毎日の練習を大切にして、新人らしくフレッシュに元気にやっていきたいと思います。


髙城 良太選手

――では最後にファンの皆さんへ

スクラムハーフとして派手なプレーではなく、しっかりと仕事をすることを目指しています。キヤノンでプレーできることを誇りに思っていますし、絶対やってやろうという気持ちでいますので、会場に来て試合を見て頂きたいと思います。試合の後は気軽に声を掛けて頂けると嬉しいです。見た目が話しかけ辛いとよく言われるのですが、全くそんなことはありませんので、よろしくお願いします。