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選手インタビュー

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Monthly Players 10月号2012年10月 4日

今回は、10月生まれの田中 大喜選手、吉岡 耕選手の2名にインタビューを行いました。


田中 大喜選手

早く試合に出て、アピールできるようにチャレンジしたい

田中 大喜選手

――2011年、素晴らしいデビューを果たした

入部当初は自分が試合に出て、チームをトップリーグに上げるというよりは、1年以内になんとか試合に出て、自分のパフォーマンスを上げたいという気持ちでした。思っていたより早くいいスタートができたのは、自分としても嬉しかったですし、認めてもらえているという感覚も持つことができました。色々なことがうまく噛み合って、たまたま試合でいいプレーができた、と言うのが正直な気持ちでした。

――でも秋のリーグ戦中に怪我をした

高校1年の時に鎖骨を骨折して以来の大きな怪我でした。その後いろいろな経験をしましたが、とにかくリハビリがきつかったですね。基本的に毎日同じ練習が続くのですが、ただやってしまうと気持ちが落ちてきてしまうので、そんな時に自分に「これじゃダメだ」と言って上げるようにするのは結構大変でした。そこで毎日小さくても目標を設定して、1つずつクリアしていくようにしていました。これは今まで経験したことのない、本当に貴重で新鮮な感覚でした。

――体重の変化が激しい

実は入部した時、高校時代から知っていた岩井(陸雄)に「お前は誰だ」と言われたくらい太っていました。そこで齊藤(ストレングスコーチ)さんの元でウェイトトレーニングをして、肉体改造によって体重を落としました。いい形で試合に出られたのもそのお陰だったと思います。怪我をした後に齊藤さんとまた相談して、膝への負担を減らすべく、もう一度体重を減らしながら筋力を上げることになりました。難しいことなのですが、齊藤さんと栄養士さんにご協力いただいて、入部の時に比べると8キロほど減っています。プレーにどういう影響があるかは自分でもわからないのですが、とにかくスタッフの皆さんを信じてやり抜くしかない、と思って頑張っています。スタッフの皆さんには、本当にお世話になっています。

――現在の取組みと心境は

試合からだいぶ離れているので、洋司さんとも相談して、試合の感覚を取り戻すような努力をしています。チームがトップリーグでいい試合を続けています。プレーの精度が上がり、チームとしてやろうとしていることが次々にできるようになっているのが、今までと違うところだと思います。同じポジションで同期の和田 拓や大居(広樹)のプレーは、自分にも勉強になる部分が多く、自分だったらどうするか、以前のようなプレーができるのか、といったことをやはり考えながら見てしまいます。そして早く試合に出て、アピールできるようにチャレンジしたい、そういう気持ちが凄く強くなっています。

――復帰を期待しているファンの皆さんへ

早く復帰して、また皆さんの前でプレーできるように頑張っています。是非試合を観に会場へ来て下さい。そして僕が試合に出た時は、是非応援をお願い致します。


吉岡 耕選手

1日1日を大事にしたい

吉岡 耕選手

――昨シーズンを振り返って

最初の春のシーズンからリハビリのスタートだったのですが、復帰前にまた怪我をしてしまいました。そういう意味では怪我のない今年が本当のスタートだと思っています。去年経験したリハビリ、そしてそこからチームに戻るというプロセスから、これまで大きな怪我をしたことが無く、長期離脱というのは初めてだったので、いい勉強がたくさんできました。怪我を抱えて入部して、なかなか試合ができない状態が続いた時に、チームにどうすれば貢献できるのか、ということをずいぶん考えました。ホームゲームの前にロッカーの掃除をするとか、少しでも多くの方に会場へ応援に来ていただけるよう、社内で試合の案内をするとか、細かなことですが、続けています。

――今シーズンは

まだ100%復帰できたわけではなく、数値も以前に比べ低いところがまだあります。でもプレーができる状態なので、悪い部分を補う方法を見つけて頑張っています。徐々にいい感じになっていますが、まだ考えなければいけない部分もあります。去年は復帰した後の時間があまりなかったので、チームにフィットすることを中心にがむしゃらにやるだけだったのですが、今は必要なことをよく考えて、それもその時々で変わっています。この前のサテライト戦でも、目標となるプレーを明確に指示されていたのですが、まだ言われていることに応えきれていないので、まだまだ頑張らなければいけないと思います。

――同期のメンバーが頑張っている

悔しい気持ちがないわけではないのですが、まだ自分が同じレベルになっていないこと、またチームが求めている選手になっていないことは分かっているので、とにかく自分を上げるように頑張っています。同期の活躍はやはり励みになりますね。早く自分も試合に出たい意欲を上げてくれています。

――最近手応えを感じたことは

いい試合や練習ができても、できなかったことが自分の中に印象として残るタイプなので、まだ足りないこと、やれなかったことを強く感じます。だから手ごたえを感じる、ということはあまりないですね。トップリーグで戦うにはまだ足りない部分がたくさんあります。今は会社の期待を受けてサポートしてもらっているわけですが、いつもまでも甘えていてはいけないので、そう意味では時間の制限も感じながら頑張らないといけないと思っています。1日1日を大事にしたいと思います。

――ではファンの皆さんへメッセージを

いろいろな方から声を掛けてもらえるようになり、期待して頂いていることを実感します。トップリーグの一員になるべく、日々頑張って早く試合に出たいと思います。2年目のシーズン、「これ」と決めたものをしっかりやり続けます。昨年以上にたくさんの方が、会場に足を運んで頂いていることをすごく感じています。それに応えられるように選手は頑張らないといけないと思います。やはり試合会場で直接声を掛けていたくのは、選手にとっては非常に心強いものがあります。お時間があれば是非グランドに来ていただき、応援をして下さい。よろしくお願いいたします。