このページは2012年以前の情報です。最新シーズンの情報はこちらでご覧いただけます。

キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

一覧に戻る

東芝ブレイブルーパスと練習試合を行いました。2012年11月12日

東芝ブレイブルーパスと練習試合

11月10日(土)、イーグルスは東芝ブレイブルーパスと練習試合を行いました。

広大な東芝府中事業所内にある東芝府中グラウンド。同じく事業所内にある隣の野球場では、社内野球大会とおぼしきイベントが行われていました。スポーツをはぐくむ社内文化が醸成されている様子は、企業スポーツの歴史深い東芝府中事業所ならでは。

天候は快晴、強い西日が差すバック席側はぽかぽかと暖かく、Tシャツ1枚でも過ごせるほど。一方、日陰のメインスタンドは凍えるような寒さ。メインスタンド席には、寒さにこらえながらも高い位置から試合を俯瞰したいラグビー通が、バック席側には、ぽかぽか陽気の中でラグビー観戦を楽しみたい家族連れが、それぞれ陣取って両チームの観客は合わせて100人ほどといった状況。

東芝ブレイブルーパスと練習試合

そんな観客達の熱視線を受けてピッチに飛び出したイーグルス スターティングメンバーは、宍戸・坂下・上田・アルベルト・湯澤・鷹クロフォード・竹山・トマシ・高城・田瀬・大居・阪元・守屋・新井・田井中のフィフティーン。
出番を伺うリザーブメンバーは、山路・ジョシュア・甲斐・神白・高根・吉田健・中田・徳永・ジョセフ(※)・高橋。(※ジョセフは練習生)

固く円陣を組んで雄叫びをあげたあと、14時に東芝ボールのキックオフ!

東芝ブレイブルーパスと練習試合

試合立ちあがりしばらくは両チームの様子見が続く展開。
しかし前半14分、東芝に先制を許して0-7とされると、前半20分、同28分、同31分、同34分と続けざまにトライを奪われて、あっという間に0-30。大変なスコアになりそうな予感に凍りつくキヤノン応援席。
キヤノンがようやく反撃に出たのは前半36分。連続攻撃からトライを奪って田井中のゴールも成功、7-30。前半終了間際も攻め立てて、あと数mまで迫るも、東芝の固い守りに阻まれてトライ奪取ならず。
そのまま前半終了。

厳しい試合展開にもかかわらず、ハーフタイム中の応援席にあきらめの気配は無し。バック席側とインゴールに山路の似顔絵入り応援旗が登場。山路一家も大黒柱の出場を待ちかまえるなか、いざ後半へ。

東芝ブレイブルーパスと練習試合 東芝ブレイブルーパスと練習試合

後半立ち上がり、甲斐・ジョシュア・神白・高根・中田・徳永・高橋・ジョセフが出場。

開始直後はキヤノンが攻め込むも取り切れず、徐々に東芝ペースへ。
後半4分、東芝に連続攻撃からトライを奪われて7-40。後半も圧倒されるのかと思いきや、ここからキヤノンの反撃開始。
後半12分、東芝ゴール前のラックから素早くパスを回してゴール右にトライ。反撃の狼煙を上げて12-40。
後半16分、山路が出場!大きな声援、たなびく山路応援旗。
続いて後半20分、4月の怪我以来、実戦から離れていた吉田健が出場すると、再び大きな歓声。
東芝陣内でのプレーが続き、スクラムも優勢。追い上げムードに盛り上がる応援席。

後半22分、東芝ゴール前のラックから、ラックサイドを突いてジョシュアが飛び込み、トライ。田井中のゴールも成功して19-40。
さらに後半29分、東芝ゴール前のマイボールスクラムから左に展開、田井中から中田へ繋ぎ、中田がゴール左にトライ。24-40。

しかし追い上げもここまで。後半38分、同41分と東芝にダメ押しのトライを決められて24-52。
そのまま試合終了。

後半は追い上げを見せたものの、終わってみればダブルスコア以上の厳しい敗戦。

「トライを取られた後、トライを取った後、チームとして大事にしなくてはいけないタイミングでミスを犯してしまうという展開が続いた。我慢しなくてはいけないところで、ペナルティやミスをしてしまうのは、やはり課題であるDiscipline(規律)が徹底されていないという事。
今日は、いつも試合に出られないメンバーにとっては格好のアピールの場だったが、まだまだアピール度は足りていないと感じている。そうしたメンバーには、もっと頑張ってもらいたい。
収穫は・・・次に向けてのヒント。といったところ。」

と、永友監督は言葉少なめに語った。

ウィンドウマンスも残り2週間。公式戦再開までに課題を一つ一つ潰して、万全の体制でサニックス戦を迎えたい。