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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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明治大学ラグビー部と練習試合を行いました。2012年11月19日

明治大学ラグビー部と練習試合 明治大学ラグビー部と練習試合 明治大学ラグビー部と練習試合

永友監督や小村コーチの出身校でもある明治大学は、言わずと知れたラグビーの強豪校。キヤノンイーグルスとは春から合同練習を重ね、相互の強化を図っています。今日はその明治大学ラグビー部をキヤノンスポーツパークに招いて、練習試合が行われました。

キヤノンイーグルスは、普段出場機会の少ない選手中心のメンバー構成。
両プロップは金 光模と立川 大介。フッカー坂下 拓也。両ロックに小笠原 大樹と甲斐 洋充。フランカーはマーフィー・レイルアそして神白 拓。そしてNo.8に吉岡 耕の8名がフォワード。そしてハーフ団はスクラムハーフに田原 圭祐、スタンドオフは田瀬 慎之介。両ウィングには田中 大喜と岩井 陸雄。両センターはこの日ゲームキャプテンを務めた阪元 弘幸と高橋 和幸。そしてフルバックに谷崎 潤平というスターティングメンバー。

明治大学も若手選手中心ということで、両チームの溌剌としたプレーが期待された試合が15時にキヤノンのキックオフで開始。フィットネス、ストレングスで上回るキヤノンイーグルスは、パワープレーで相手ディフェンスをこじ開けようとしたのが災いし、ゲームの流れをなかなか作れず、逆に前半6分、11分にトライを奪われ0-12。しかし13分にトライを返すと、ここから徐々にペースを取り戻し、36-17で折り返し後半へ。後半は怪我から復帰して2試合目となるスクラムハーフ吉田 健、また後半16分にはプロップ山路 泰生と上田 聖、フッカーのジョシュア・マウ、27分に高根 修平が入りペースアップ。キヤノンらしいランとパスによるリズムのいい攻撃が続き、後半6本のトライを奪ったキヤノンが76-17で勝利するという結果でした。

この日のハイライトは田中 大喜の復帰。田中は昨年の三菱重工相模原戦で大けがを負いましたが、苦しいリハビリを乗り越えて執念の復活を果たしました。持ち前の足腰の強さは健在。ディフェンスを引き摺りながら2トライを奪い、80分間フル出場した試合後も笑顔で「良かったです。」と一言。今後の活躍を期待させます。

永友監督 細谷ヘッドコーチ 日暮れ

試合後の永友監督は、「試合に出ていない選手に、試合で戦う機会を与えるのが目的で明治大学さんに来ていただきました。内容としては攻め込んでいるのに攻め切れない、あるいは相手にボールを奪われトライを取られる、そういう部分が出てしまいました。練習の入りや質を上げるための工夫が必要だと感じました。またミスやペナルティが多かったですね。普段試合に出られていない選手にとってはゲーム感覚が戻らなかった、ということもあると思いますが、もし彼らがトップリーグの試合に出た時にそういう言い訳はできないので、練習から試合をもっと意識して欲しいですね。12月からの残り5試合に向けて頑張ります。

この日ゲームキャプテンを務めた阪元選手は、「最初の10分に圧倒しようと臨んだのですが、パワープレーに偏ってしまい、キヤノンのスタイルのプレーができませんでした。後半は本来のプレーを取り戻せたので、その点は成果だったと思います。試合勘を養いながら、今日のような機会にいかにアピールできるかというのが上に行くためのカギだと思っています。リーグ戦もあと5試合になりました。上の試合に出られるチャンスは必ずあると信じて、これからも毎日頑張ります。」

試合中、大きな声で選手を鼓舞していた明治大学ラグビー部の細谷ヘッドコーチは、「体の大きい社会人の選手相手に、しっかりチャレンジした1対1ができるか、またその接点で組織的なディフェンスでどこまで凌げるか、というのがポイントでした。スコアは取られましたが、いいディフェンスをして成長できた80分間だったと思いますし、自信になった有意義な試合ができました。キヤノンさんとはいつも本当にいい練習をさせていただいています。これからもよろしくお願いします。」と満足そうに語ってくれました。

18時、すっかり日の暮れたグランドから全選手が引き揚げ、メイングランドに静けさが戻りました。

明治大学の選手、またスタッフのみなさん、今日は有難うございました。