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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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早稲田大学ラグビー部と合同練習を行いました。2012年11月20日

練習の様子 後藤監督 永友監督 和田キャプテン 特別授業

朝から雨雲に覆われ、時折冷たい雨の降るキヤノンスポーツパークで、早稲田大学ラグビー部と初めての合同練習を行いました。前日練習試合を行った明治大学に並び、日本の大学ラグビー界を長きに渡り牽引してきた早稲田大学ラグビー部は、11月23日の慶大戦、そして12月3日の明治大学戦に向けて、またキヤノンイーグルスはトップリーグ再開後の試合に向けて、それぞれ実戦形式の練習を行うという相互に明確な目標を持っての合同練習でした。

スタンドには熱心な早稲田ファンもちらほらと見られる中、10時に両チームのメンバーがメイングランドに集合。それぞれにアップをした後、10時20分から早速アタック&ディフェンスが開始。両チームともAチームの選手によるフルコンタクトの攻防は、本番さながら迫力満点のプレーが連発。寒さも吹き飛ばす熱い練習が約50分間続きました。相手ゴール前に押し込んだ場面では永友監督から「フィニッシュのクオリティ!」と大きな声が掛るなど、気持ちの入ったアタック&ディフェンスでした。

その後フォワード・バックスが分かれ、フォワードはグランド横でスクラム、ラインアウトとセットプレーの確認。またバックスは4:4と7:7を行い、ディフェンスとオフェンスの動きをチェック。12時少し前にフォワードの練習が終わり、メインスタンド前に全員集合。お互いに礼をして今日の合同練習が終了しました。

早稲田大学の選手から「強い当たりを経験できたいい練習でした。また早稲田大学ラグビー部の後藤 禎和監督からは「自分たちより大きくて強い選手に体を当てて、どこまでできるかを体感できる場面をたくさん作ることができたので、練習の目的は十分に達成できました。欲を言えばもっと定期的に一緒に練習をして、自分たちの形でトライを取るといった成功体験を積み重ね、試合でその成果が出せるのが理想です。そのためにも是非これからも今日のような練習をさせてもらいたいと思います。」と語っていました。

永友監督も「いい練習ができました。社会人と学生の選手が合同で切磋琢磨するというのは僕たちの頃はなくて最近始まったことだと思いますが、もっとやるべきだと思いますね。特に学生にとっては実践形式の練習から、社会人の強いコンタクトを経験することは非常に良いことだと思います。うちも実践から遠ざかっているので、今日のような練習ができて非常に良かったですね。12月からの試合に向けていいヒントをもらうこともできました。来週もいい練習をして、公式戦に向けて準備を進めていきます。」

また和田キャプテンは、「いい緊張感で実戦形式の練習ができたのは良かったのですが、単純なミスがまだ多いので修正が必要だと感じています。残りの5試合もタフな試合になると思いますが、チームが一つになってキヤノンらしいプレーがしっかりできるように、準備をしていきたいと思います。」

心配された雨も大降りにならず、さらにアンディ・フレンドヘッドコーチから早稲田大学のバックス陣に、練習後にもかかわらず特別レッスンのプレゼント(?)もあり、両チームともに成果を持ち帰ることのできる合同練習でした。

早稲田大学ラグビー部の選手、スタッフの皆さん、有難うございました。