このページは2012年以前の情報です。最新シーズンの情報はこちらでご覧いただけます。

キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

教育支援・普及活動

一覧に戻る

多摩ラグビースクールを迎えて、ラグビー教室を行いました。2012年11月26日

永友監督

午前中の曇り空が嘘のように晴れ上がった秋晴れの下、キヤノンスポーツパークのサブグランドに多摩ラグビースクールのみなさんをお招きし、ラグビー教室を行いました。キヤノンイーグルスからは永友監督始めコーチ陣とスタッフ全員、さらに選手は高学年に和田キャプテン、阪元、高根、カラム・ブルース、トマシ・ソンゲタ、アイザイア・トエアバ、ジョシュア・マウ、中学年には山本、吉岡、竹山、中田、アルベルト・ヴァンデンベルグ、ロッキー・ハビリ、ティム・ベネット、そして低学年は金子、鷹クロフォード アストン、田井中、立川、田中、守屋、マーフィー・レイルア、賀 忠亮と、豪華な顔ぶれが揃い、それぞれの担当を受け持ちました。

この日、お世話役として活躍した瓜生スカウトの号令で13時に全員集合。永友監督から「わからないことは必ず質問をすること」「帰ったらお父さん、お母さん、そしてコーチにお礼をすること」の2つの約束をしたあと、キヤノンイーグルスのメンバーが紹介されました。大きな選手を目の前にして子供たちの目が一段と輝き始め、早くも盛り上がってきました。

走り方

早速準備運動を開始。斉藤コーチによる、体のコア(中心部)を意識することの重要性と動かし方の説明のあと、坂田コーチによる、正しい走り方の指導があり、多摩ラグビースクールのコーチや父兄の皆さんも一緒に楽しみました。

子供たちの元気に走る様子を、目を細めて見ていたお母さん3人組は、「いいグランドでできるだけでも子供たちのテンションが上がっています。」「選手に直接教えてもらうことで、こんな選手になりたいとか、うまくなりたいといった具体的な目標が持てると思います。」「親の言うことを素直に聞かないこともスッと聞いているので、教えてもらうには最高の環境です。」「普段テレビでしか見られない選手を目の前で見られて、子供のやる気が上がっていますね。」「走り方などのレクチャーを私も聞けたので、家でも教えられます。」「主人もコーチをしていますが、普段教えていることが少しマンネリ化していることがあり、今日教えてもらって課題も見え、今後の新しい練習のヒントがもらえると思います。」「是非またお願いしたいです。」と、ポジティブなご意見をたくさんいただきました。

マッチ

いつもながらのユーモアたっぷりのトークで、子供たちに大人気の永友監督は、「いつも練習にきてもらっていますが、チームのメンバーと一緒になるのは初めてです。まずはキヤノンイーグルスをもっと知ってもらいたいということが第一の目的です。そして今日はスタートという位置づけで、ここから今後どういう形でコーチングしていくかを、スクールのコーチの皆さんとディスカッションしながらレベルアップをしていきたいですね。海外の子供たちは子供のころから基礎的なことを学んでいますが、それに比べて日本はスタートが遅いと感じています。一方で社会人のコーチングのレベルが非常に高くなっていますので、今日は子供たち中心に教えましたが、今後はコーチや父兄の皆さんにもコーチングスキルを伝えて、チームのレベルアップを図るようにして欲しいと思います。早い段階で我々がコーチングの技術を伝えていくことは、日本のラグビー界にとっても大切なことだと思っていますので、早く実現していきたいですね。そして人間形成も図りたいというのが本質的な部分としてあります。普段の生活の中で当たり前のことを、ラグビーを通じて学んで欲しい。勝つことも大事ですが、人間としてしっかり成長して欲しいですね。」

和田キャプテン サイン 寺沢校長

その後、小・中・高学年・コーチ・父兄の皆さんに分かれて、ランニング、パス、タックルなどの練習をコーチ、選手たちと一緒に行い、仕上げは試合形式の練習。子供たちの、気合が入ったナイスプレーが攻守に続出。充実した練習試合となりました。

15時15分、練習試合が終了しグランド中央に全員集合。多摩ラグビースクール代表選手から、「キヤノンの選手のように僕たちも頑張ります。有難うございました。」と元気な挨拶。最後に和田キャプテンが、「ラグビーで出会った友達は、一生の友達になります。ラグビーを楽しんで、そして友達を大切にしましょう。」と心に響くいい言葉で締めくくりました。

その和田キャプテンは、「すごくハードな練習だったのですが、みんなすごく元気で、僕たちもラグビーの楽しさを再認識できました。また地域の方との交流もできて、応援していただける方を増やす機会にもなったと思うので、今日は本当に意味のある1日でした。何より子供たちも父兄の方々も笑顔でできたことが嬉しかったです。これからも繰り返しやりたいと思います。選手もいいリフレッシュができました。」

練習後、選手たちに握手やサインをしてもらい、子供たちも大いに満足できた様子でした。

昭和55年の創設以来、スクールを引っ張ってきた寺沢 久名誉校長は、「ようやく実現しました。実際にキヤノンの選手やコーチの皆さんと一緒にできるのは子供たちにとって本当に有難いことですし、自分たちのコーチングの見直しもできるいい機会だと思います。これからも是非お願いします。因みに僕はキヤノンの近場の試合は全部観に行って応援しています。」とまだまだお元気な寺沢さん。これからも応援よろしくお願いします。

集合写真

太陽が西の空に傾き、気温もだいぶ下がってきたキヤノンスポーツパーク。子供たちのにぎやかな声が晩秋の静けさに変わり、ラグビー教室がお開きとなりました。

多摩ラグビースクールの選手、コーチ、そして父兄の皆さん、有難うございました。