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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

練習レポート

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12月21日(金)、豊田自動織機シャトルズと練習試合を行いました。2012年12月26日

冬至のこの日、10度を下回る曇り空のキヤノンスポーツパークに、豊田自動織機シャトルズ(以下豊田自動織機)を迎えて、練習試合を行いました。
豊田自動織機は1984年創部、トップウェストの強豪チームで、キヤノンとは今年1月のトップチャレンジや昨年の夏合宿でも対戦した相手。今シーズンはトップウェストで全勝し、この日の練習試合は来年1月5日のトップチャレンジ第1戦に向けて、本番を想定したメンバーによる試合。

一方キヤノンイーグルスは、翌日にトップリーグ第12戦となるNECとの試合を控えていたため、ノンメンバーによる構成での戦いとなった。虎視眈々とメンバー入りを目指しここまでハードなトレーニングを積んできた選手たちにとって、絶好のアピールの場だけに、試合前のウォーミングアップから気合の入りは相当なもの。

この日のスターティングメンバーは、立川・ジョシュア・上田・甲斐・小笠原・マーフィー・神白・竹山・吉田・田瀬・中田・阪元・ロッキー・ジョセフ(※)・田井中のフィフティーン。(※ジョセフは練習生)
出番を伺うリザーブメンバーは、金・賀・吉岡・田原・高橋・岩井・田中・谷崎の8名 。

田井中選手

12時、キヤノンのキックオフで試合開始。開始早々から両チームの激しく体を張ったプレーが続いたが、3分に豊田自動織機がフォワード・バックス一体となった攻撃で先制トライ。しかし、5分にキヤノンも田井中がいい角度の突進からオープンへパス。中田がライン際を走り切り、回り込んでゴール中央にトライ。7-7の同点となり、そのまま白熱した好ゲームが続くと思われたが、ここからは豊田自動織機のペース。連続3本のトライを奪った豊田自動織機が7-26とキヤノンを引き離して前半を終了した。

後半に挽回が期待されたキヤノンは、リザーブメンバーを投入しながら豊田自動織機の強烈な攻撃を必死に守りトライチャンスを作ろうとするが、外国人選手を中心とした豊田自動織機に5トライを奪われ7-57とリードを大きく広げられる。ノーサイド直前に、マーフィーが敵陣22mライン付近の相手ペナルティから、ディフェンスを振り払いながら突進し一気にトライ。1トライを返すも14-57でノーサイドとなった。

永友 洋司監督

試合後の永友 洋司監督は、「試合ができない期間が続いていたので、まず試合ができたことが良かったと思います。点差は開いてしまいましたが、随所にいいプレーが見られ、出場した選手たちは意欲がしっかり伝わるプレーをしてくれました。」とポジティブなコメント。全員精一杯のプレーを見せたが、特に北海道合宿中の試合で怪我をしたロッキー・ハビリ選手が、復帰後初となる今日の試合で印象に残る力強いプレーを披露。また強烈なタックルが武器のマーフィー・レイルア選手、さらに今年入社した上田 聖選手の奮闘など、これからを期待させる場面もたくさんある試合だった。

ゲームキャプテンを務めた田井中選手は、「試合に出ていないメンバーが中心だったので、普段やっていることをしっかりやること、ベーシックを大事にすることなどをテーマにしていましたが、準備していたことがなかなかできなくて一方的な試合になってしまいました。でも今日のような試合を積み重ねて、上を目指して頑張るしかないですね。」

田村 誠監督

この日の新幹線でホームに戻る豊田自動織機の選手、スタッフたちが急いで帰り支度を進めている間、一緒に片づけをしていた田村 誠監督は、「トップチャンレンジに向けて攻守の確認をテーマにした試合でした。キヤノンさんとは以前から試合をさせてもらっていますが、今日もいい練習試合ができました。トップチャレンジに勝って、来シーズンは同じ土俵で戦えるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします。」と今日の試合からも手応えを感じた様子。トップチャンレンジ、是非頑張ってください。

豊田自動織機の選手、スタッフの皆さん、今日は有難うございました。