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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

教育支援・普及活動

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タグラグビー教室第12回目、大田区立赤松小学校に行ってきました。2013年3月 4日

キヤノンイーグルスのスタッフや選手がコーチとなり、子供たちにタグラグビーを教えるキヤノンの社会貢献プログラム。第12回目は2月12日(火)大田区立赤松小学校で、6年1組と2組の59名(3名見学、2名欠席)を対象に行われました。今回はキヤノン イーグルスの大竹主務、山路 泰生選手、湯澤 奨平選手の3名がコーチを務めました。

タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子

「ヤマジー」に群がる元気な子供たち

朝礼台で準備をする山路選手と湯澤選手に普通の人とは違うものを感じたのか、子供たちがぞろぞろと集まり出します。チームのムードメーカー山路選手はここでも人気、彼のまわりには子供たちが「ヤマジ―」と呼びながら群がって大騒ぎ。一方、そんな様子を見ていた2組担任の木下先生は、「授業でもこんなに盛り上がるかしら」と不安な中にも「ワクワクしますね」と初めてのタグラグビー教室に期待で一杯の表情でした。

分かりやすいと評判、初進行の大竹主務!

3校時目の始業のベルが鳴り、グランド中央に全員集合。今日初めて進行役を務める大竹主務の挨拶でタグラグビー教室が始まりました。開始前は「笑わないように」とスタッフのみんなに釘を刺していた大竹主務でしたが、さすがは元アイスホッケー選手(?)、ユーモアたっぷりの完璧な進行に「わかりやすい!」と子供たちの評判も上々でした。

大きな声で元気爆発

とにかく元気一杯の子供たち。大きな声で「タグ!」はもちろん、タグ取り鬼ごっこ、パス練習でも声が途切れません。特にタグ取り鬼ごっこでは、コーチたちのタグを取ったら2点のボーナスポイント制度が初めて導入され、全員「オー!」。コーチたちのタグを狙うみんなから必死に逃れようと走り回った山路、湯澤選手も息が上がり、曇り空の寒い中でも赤松小学校の校庭だけは熱気を感じるほどの盛り上がりでした。

「おもしろいからまたやりたい!」

練習が順調に進み、4校時目はいよいよ試合形式の練習です。全員初めてのタグラグビーでしたが、コーチたちの見本が良かったのか、タグラグビーらしいナイスプレーが随所で見られました。おしゃれな眼鏡が良く似合う女の子は、「おもしろいからまたやりたい。2回トライしたよ!」と笑顔でコメント。隣の男の子からは、「次は試合前にみんなで相談して、チームワーク良くやりたいです」とやる気満々。コーチたちもトライやナイスプレーに、笑顔と大きな拍手をプレゼントしていました。

「これからの授業に活かせます」

1組担任の栗原 辰朗先生は、「技能差がないので、全員同じところからスタートできるのがニュースポーツのいい部分ですね。運動が苦手な子もタグを取ることはできるので、今日も実際にタグを取って活躍していた子がいました。そんなところも今後の授業で活かしていきたいと思います。前任校でフラッグフットボールを教えていたのですが、タグラグビーとの違いは今日教えていただいて良くわかったので、もう授業は大丈夫です。用具もそろっているので来週の授業から始める予定です。今日はプロの方が実演しながら説明してくれて、やっぱり本物は違いますね。説得力があります。子供たちの反応もすごく良かったと思いました。」

「子供たちも授業ですぐやりたいと言うでしょうし、私も楽しみです。」

盛んにメモを取りながら子供たちのプレーを見ていた2組担任の木下 佳美先生は、「後ろへのボールの投げ方や次のチーム分けのこと、試合の進め方などを考えながらメモを取って見ていました。ルールをまだ理解できていない子もいるようなのですが、やりながらルールがわかればもっと動けるようになると思います。そうなれば作戦を立ててできるようになると思うので、もっと楽しく子供たちも好きになれる競技だと思います。未知な部分もあるので、子供たちもやればやるほどそそられると思います。やるだけでなく、見ることでどうしたらもっとうまくいくのかを学んでいくことも大事ですね。子供たちも授業ですぐやりたいと言うでしょうし、私も楽しみです。今日は有難うございました。」

両選手の実演に大歓声

「みんなで力を合わせてパスを繋いでトライを取る、これがタグラグビーの醍醐味です。これからも授業などで練習してドンドンうまくなれると思うので、楽しく怪我のないように頑張ってください。」と大竹主務から締めの言葉の後、栗原先生から「上手なパスの投げ方を見せて下さい。」というリクエストに、山路、湯澤両選手がプロの技(?)を披露しました。特に若干逸れ気味のスクリューパスを見た子供たちからは大歓声。「キヤノンイーグルスをこれからも応援してくれますか?」と山路選手からの問いかけに、全員が大きな声で「ハーイ!」と答えてくれました。

「自分も楽しめました。また是非やりたいと思います。」

「ヤマジー!」と校舎の2階から声がかかるほど人気だった山路選手は、「子供たちと触れ合えて、また子供たちが喜んでくれたので本当に嬉しかったです。自分も楽しめました。また是非やりたいと思います。教え方がうまくいかないときに、『城(彰選手)に負けちゃうぞ』って言われました。良く見てくれていると嬉しかったですね。もうすぐ練習が始まりますが、新しいシーズンが本当に楽しみです。頑張ります。」

「やる気満々でした。」といつも通りボソボソと語ってくれたのは湯澤選手。今日は「ユッティ」の名前で子供たちにタグラグビーを教えた湯澤選手は、実はタグラグビーの経験者。「高校時代にラグビーの練習に取り入れていたので、今日は気合を入れて伺いました。声を掛けてもらったときはすごく嬉しくて、今日を楽しみにしていました。楽しくやれたのが良かったと思います。また来たいですね。」とこちらも満足そうにコメントしてくれました。

最後に恒例の「タグ!」と声を掛けながらの記念写真を全員で行い、今日のタグラグビー教室も無事終了。山路・湯澤選手からなかなか離れない子供たちも、給食に向けて渋々教室へ戻っていきました。最後まで元気にタグラグビーに向き合ってくれた赤松小学校の6年生。有難うございました。今度はキヤノンイーグルスの試合会場で会いましょう。

キヤノンイーグルスは、今後もこのような活動を通じてラグビーの素晴らしさを伝え、教育支援活動に協力していきます。