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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

教育支援・普及活動

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タグラグビー教室第13回目、大田区立大森東小学校に行ってきました。2013年3月22日

キヤノンイーグルスのスタッフや選手がコーチとなり、子供たちにタグラグビーを教えるキヤノンの社会貢献プログラム。第13回目は3月5日(火)大田区立大森東小学校で、5年1組の35名を対象に行われました。今回はキヤノン イーグルスの大竹主務、三友 良平選手、植松 宗之選手、そしてキヤノンイーグルスOBの丸尾の4名がコーチを務めました。

昭和57年創立と比較的新しい大森東小学校。閑静な住宅地に、大きな校舎と広い校庭があります。近くには緑に囲まれた大森東図書館や福祉園など、素晴らしい環境に恵まれた大森東小学校として初めてのタグラグビー教室です。

タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子 タグラグビー教室の様子

大きな両選手に興味津々

広い校庭に春を感じさせる暖かい日差しがいっぱいのこの日、給食を終えた子供たちが早くも集合。ボールに空気を入れたりタグを揃えたり、準備で忙しい大きな両選手を興味深げに見つめています。全員タグラグビーは初めてなので、これから何が始まるのかと少々緊張気味です。準備が完了し、まずは監督役の大竹主務の挨拶に続き、コーチたちの楽しい自己紹介で少しリラックス。さあ、元気にタグラグビーを始めましょう!

「今日の様子を見て決めます。」

コーチたちの挨拶を後ろで聞いていた野村 洋子校長。「タグラグビーが好評なことは聞いていました。この道のプロの方に教えてもらいながら、子供たちは初めての体験ができて有り難いと思っています。でも授業に取り入れるかは今日見てから決めようと思っています。」と慎重なご意見。でも子供たちの目の輝きの違いを早くも感じているようです。

ボーナスポイント 第2弾は「金丸先生」

大竹主務の「わかりやすいタグラグビー解説」。ユーモアたっぷりの説明を笑顔で聞いた子供たちは、早速コートいっぱいに広がってタグ取り鬼ごっこが始まりました。前回より導入された「コーチのタグを取ったら2ポイント制」に、今日は担任の金丸先生も加わって頂きました。明るいキャラクターで大人気の金丸先生のタグを取ろうと子供たちが集まってきて、タグを次々に取っていきます。金丸先生、ポイント献上し過ぎですよ!

ドンドン元気が出てきた

2回のタグ取り鬼ごっこですっかり息が上がった子供たち。ここでウォーターブレイクとなりました。疲れた表情の子も水を飲むとあっと言う間に元気回復。早速グランドに戻って「タグ!」と大きな声でタグ取り練習を始め、どんどん元気が出てきました。いつもはこのまま試合形式の練習に入りますが、今日はランパス*の練習も行いました。ボールを持っている選手の後ろでパスをもらうことに慣れていないせいか、最初は戸惑っている様子も見られましたが、徐々にコツを覚えて上手にランパスができるようになりました。
*ランパス...横に並んでパスしながら前に走ること

「???」

いよいよ試合形式の練習です。その前に大竹主務から①得点(トライ)について②タッチラインを出た時について③タグを取られた選手が最初に投げるパスを防いではいけないことについて、の3つのルールが矢継ぎ早に説明されました。どれも初めて聞くルールに、子供たちは一様に「???」の表情。そんな子供たちの様子にもまったく動揺しない大竹主務から、「とにかくやってみよう!」の声。そう、やりながら覚えるのが一番早いのです。

チームワークが大切

コートを3つ作ってもまだ余裕がある広い校庭で、35名が7つのチームに分かれて試合形式の練習を行いました。休憩できるのは1チームだけというハードな展開の中、後ろへのパスにもすぐに慣れて、コーチの指導の下でドンドン上達していきます。4試合目を終えたピンクのビブス**を身に着けた子供たちは、「たくさん走って疲れたけど楽しい。」「ルールが色々あってちょっと難しい。」「後ろにパスするのが面白い。」と感想は様々。「チームが団結して声掛けをして、ボールを持っている人より前に行かないように気を付ける。」と次の試合に向けて積極的な意見も飛び出しました。
**ビブス...チームの区別をつけるためにユニフォームなどの上に着るベスト状のもの

「これなら授業でできますね。」

試合を見終わった野村校長先生は、「だいぶわかってきました。子供たちも楽しそうで良かったですね。
休みの間も練習したり話し合ったりしていました。ルールもわかりやすいし、これなら授業でできますね。来年も是非来て下さい。」と授業への採用に向け前向きな考えを話して下さいました。

「違う学年でもやっていきたいですね。」

子供たちと一緒に楽しんで下さった金丸先生は、「今日はコーチの方々が一緒にゲームに入ってくれたので、わからないこともすぐに解決できて、楽しくゲームができたと思います。審判のことや細かいルール、パス練習や準備運動のやり方もよくわかりました。違う学年でもやっていきたいですね。コーチのみなさんは子供たちと親しくしてくれて、みんな大喜びでした。有難うございました。」

本物のタックルに「すごーい!」

試合形式の練習もすべて終わり、元の位置に全員集合。大竹主務から、「それぞれの得意なことを活かして、みんなでタグラグビーを楽しみましょう。」と話があった後、三友、植松の両選手によるスクリューパス***、さらに植松選手の必殺タックルを目の前で見た子供たちは、その迫力に「すごーい!」
全員で挨拶のあと、記念撮影を行って無事終了。「子供たちの覚える早さに驚きました。」と三友選手、また植松選手も、「子供たちの元気をもらえていい刺激になりました。」と言う二人にたくさんの子供たちが集まって、体育帽にサインのおねだりをしていました。
***スクリューパス...ボールの横腹を回転させて投げるパス

グランドではボールを持ってパスの練習をしながら走り回る元気な子供たちもたくさんいました。タグラグビーが本当に好きになってくれたようです。これからも続けてくださいね。

キヤノンイーグルスは、今後もこのような活動を通じてラグビーの素晴らしさを伝え、教育支援活動に協力していきます。