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キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

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Monthly Players 3月号(田井中 啓彰選手)2013年3月22日

誕生月の選手に語ってもらう恒例のシリーズ「Monthly Players」。3月の第四弾は田井中 啓彰選手です。


田井中 啓彰選手

とにかく勝ちにいきたい

田井中 啓彰選手

――オフは

社会人になった最初の年以来のこんなに長いオフで、他のチームが試合をしているところを見ていると、もうちょっとやりたかったと寂しく感じました。純粋に試合を楽しみつつ参考になる部分もあるので、ちょっと悔しいけど見ていました。1月に海外旅行に行って、ラグビーのことをひと時忘れてリフレッシュできました。オフの間の食事はご飯を少し減らす程度で、あまり普段とは変わりませんが、特に地元(福岡)に戻った時はお酒の飲み過ぎには気を付けていました。(笑)

――今年のイーグルスに必要なのは

去年はいい試合が多かったのですが、勝ち切れなかったですね。今年は勝ちにこだわる試合をしないといけないと思います。以前所属していたパナソニックの場合は、ディフェンスをメインに考えてそこから崩す、という考えのラグビーでした。ディフェンスで相手のリズムを崩してターンオーバーしてテリトリーを取る、という考えをチーム内で全員が持っていました。そこが強さに繋がっている部分だったと思います。キヤノンもその部分はできていると思いますが、まだプレーの精度が十分ではなく、またいい時とそうではない時の波を作らないことが大切だと思います。パナソニックは悪い時も修正が早かったですね。これ以上落ちないというベースがあるということだと思います。

――キヤノンでのトップリーグは

田井中 啓彰選手

キヤノンの選手として初めてトップリーグに臨んだわけですが、どこまでできるのかという不安と、久々にトップリーグで戦うという楽しみの両方の感覚がありました。練習試合でいいパフォーマンスが出せなくて、それは前の年からシステムが変わって、それがうまくいっているのか確信を持てないままリーグ戦に突入したからなのですが、初戦でいい試合ができたことで、それが確信に変わったのがよかったと思います。

――試合出場回数が減った

試合に出ている選手だけでやっているわけではなく、全員で練習した結果なので、決して不本意なシーズンだったというわけではないのですが、やっぱり試合にはもっと出たいですね。キヤノンのバックスはスピードがあり、トップリーグの中でも十分戦えるレベルにあると思います。そういう意味では競争も厳しいのですが、だからこそ成長できるし、見習うところもあるし、いい刺激になります。アイス(トエアバ)にも色々教わっています。僕はキックとランには自信があるので、これだけは負けたくないですね。去年何試合かスタンドオフでプレーしましたが、ボールをたくさん持てるし楽しいので、今年はスタンドオフにもチャレンジしたいと思っています。

――シーズンに向かって

田井中 啓彰選手

去年は本当に悔しい思いをしたので、もっと勝ちたいですね。若い勢いも良かったのですが、やはり経験不足が勝ち切れなかったことに起因していたと思います。今年は去年の経験を活かして、試合の流れを理解した試合ができると思います。それを勝ちに繋げて、とにかく勝利を取りにいきたいですね。また、自分の経験をもっと伝えていきたいと思っています。去年リーグ戦に入った頃から聞いてくる選手が増えてきて、自分も嬉しかったです。もっと聞いてきてほしいし、自分からもドンドン言っていきたいし、若い選手から僕たちに要求してくれてもいいと思います。そうすることでお互いに成長ができると思います。

――ではファンの皆さんへ

去年はたくさん応援をしていただき、赤いスタンドを見るたびに「頑張ろう」と思う気持ちが高まりました。もっと応援をいただけるように、観て楽しい試合をしたいと思います。そしてもっと世間の目がラグビーに向けられるように頑張りたいですね。僕が試合に出た時は、思わずスタンドが湧くようなキックやランをお見せしたいと思いますので、是非会場へ来ていただきたいと思います。