このページは2012年以前の情報です。最新シーズンの情報はこちらでご覧いただけます。

キヤノン イーグルス 公式サイト|スタッフレポート

選手インタビュー

一覧に戻る

Monthly Players 3月号(福居 武選手)2013年3月27日

誕生月の選手に語ってもらう恒例のシリーズ「Monthly Players」。3月の第五弾は福居 武選手です。


福居 武選手

もう新人ではないので、勝って認めてもらえるようになりたい

福居 武選手

――今はどんなトレーニングを

ウェイトを中心に体を大きくするメニューと、バイクとローイングをやっています。スクラムハーフは全員体を大きくすることを求められているので、そういう練習をしながらご飯をたくさん食べています。大学までは大きい方だったので、サイズ的には満足していて体を大きくしようと考えたことがなかったのですが、トップリーグの試合を通じてフィジカルで負けた部分が多くありました。やはり大きくならなければいけないと思っています。

――リーグ戦を振り返って

初戦は自分でも満足のいくプレーができたのですが、そのまま調子が上がらないままに終わったという感じです。ディフェンスもコーチからは「全然ダメ」と言われているので、体とディフェンスのコンタクトエリアの部分で、課題はたくさんあります。ミスをするとそれが大きいミスに繋がることを恐れて、かなり遠慮してしまったところがありました。コーチからは恐れずに思いっきりやれと言われています。周りの皆さんともコミュニケーションを取って、遠慮せずに自分が周りを動かせるようにやっていきたいですね。

――ブルーシー(カラム・ブルースの愛称)から学んだことが多かった

福居 武選手

ブルーシーは答えを知っています。だからブルーシーの言われた通りにプレーすればいい、ということもあるのですが、ちょっと頼り過ぎていたかも知れませんね。ブルーシーは結構厳しくて、パスが悪いとすぐに怒られるのですが、アドバイスしてくれる人がいるのは心強いですし、やりやすいです。いろんな経験をさせてもらい、失敗もいいプレーもあったので、それを次に活かさないといけない、去年のままではいけないと思っています。

――さらにレベルアップするには

ミスに対する厳しさと体を強くすることが大事だと思っています。どこからでも攻められるチームになるという目標が掲げられているので、隙があればドンドン繋いで攻めていくラグビーがしたいですね。

上位チームにいい試合ができて満足できた部分はありましたが、それは1年目だったからで、2年目は勝たなければ意味がないと思っています。自分自身ももう新人ではないので、勝って認めてもらえるようになりたいですね。去年の今頃は試合に出られるかどうかもわからず、漠然とした夢を描いていましたが、今年はやらなければならないことは明確で、やりたいプレーもはっきり見えています。どう勝っていくかというイメージもあります。その勝っていく集団の中で頑張っていきたいと思います。

――スクラムハーフ同士で競争すること

健さん(吉田)も怪我から復帰して、また厳しい競争が続きます。去年は1年目だから洋司さん(永友 洋司監督)も許してくれる部分が多少はあったと思うのですが、今年は許してもらえないと思います。そしてあこがれの洋司さんから色々な知恵をもっと教わりたいと思っています。

福居 武選手

――オフは

地元に帰って、今までなかなか会えない人に会って飲みにいったりして、充実した「社会人のオフ」という感じでいた。仕事は1日座っているだけでも結構きつくて、でも「しんどい練習に比べればましかな」と思って乗り切りました。職場のみなさんには色々気を使っていただき、オフの間は一緒にいられる時間が多かったので、親しくさせていただきました。また練習が始まると仕事をする時間が減ってしまうのですが、仕事中は100%仕事、ラグビーをやっている時はラグビー100%と、それぞれを集中してやっていきたいと思います。

――ではファンの皆さんへ

去年1年たくさんの方にイーグルスを応援していいただき、本当に嬉しかったです。今年もイーグルスは躍進していきますので、グランドに足を運んでいただきスタンドを赤く染めてください。今年もよろしくお願いいたします。