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4月15日(月)、キヤノンイーグルスの選手とスタッフが集合し、新しいシーズンが本格始動しました。
新緑の芝に春の日差しがまぶしく降り注ぐキヤノンスポーツパークのメイングランド。新しいシーズンの開幕を迎えるにふさわしい快晴のこの日、キヤノンイーグルスの選手、スタッフが一堂に集まり、待ちに待った2013-2014シーズンが本格的にスタートしました。
朝10時、昨年の緊張した雰囲気とは打って変わり、朗らかな表情でミーティングルームに集まってきた選手たちへ、佐藤GMから今シーズンの新体制の説明。続いて永友監督より今年のチームスピリットを確認。キヤノンイーグルスは、今年も以下の3つの理念(チームスピリット)を持って活動します。
相手チーム、仲間、関わって下さるすべての方、そして施設に対して尊敬と感謝の気持ちを忘れないこと。
支えてくださっている方に迷惑を掛けないように、規律正しい行動をとること。
練習、試合、そしてイーグルスに関わるすべてのことに情熱を持って臨むこと。
また今年入部した7名の選手が自己紹介をしましたが、全員先輩部員の前でやや緊張気味。早くチームに慣れて、個々のパフォーマンスを発揮してくれる日が待たれます。
全体ミーティングの後は4つのグループに分かれ、オフェンス&ディフェンス、フィジカル&コンディショニング*、そしてメディカルなどの方針やルールを確認。全員が同じ情報を共有し、1つの目標に向けてチームが一つになって戦い抜くことを誓いました。
*フィジカル...筋力、パワー、筋持久力の他、スピード、バランス、コーディネーション等の筋機能が関わるすべての体力要素に必要な能力。
*コンディショニング...パフォーマンスを最大限にするために、筋力やパワーを向上させながら柔軟性、全身持久力など、競技パフォーマンスに関連するすべての要素をトレーニングし、身体的な準備を整えること。
永友監督に一問一答
――いよいよ始まりますね
「新しいシーズンが楽しみではありますが、やはり2シーズン目の難しさというのがあります。各チームともキヤノンを研究してくると思いますし、去年以上の覚悟と危機感を感じています。」
――去年初めてのトップリーグを経験した上で今年必要なことは
「去年は選手たちが120%の力を出して頑張ってくれました。今年は去年以上のものを出すことができるのか、というところですね。去年と同じでは上にはいけないので、彼らの能力をどれだけ引き出せるか、というところが課題だと思っています。」
――さらにチームをレベルアップするには
「色々なことをやるのではなく、ターゲットを一つ明確にして、それに向かって練習の質を上げていきたいと思っています。若い選手が多く、彼らにはまだ伸び代があります。どこまで伸びてくれるのか楽しみですね。
――新入部員にも期待したい
「どのチームそうだと思いますが。新しい選手が新しい風を吹かして、相乗効果をもたらしてくれることを期待したいですね。そして勝つことが全てではなく、人間として社会人としてのレベルアップを図ることが非常に重要だと思っています。
――勝ち切れない部分について
「昨年はある程度まで行けたのですが、勝つための残りの部分を乗り越えることは非常に難しいと感じています。昨シーズンを通して得た自信と経験を活かして、今年はその大変さをチーム全体で感じながら頑張りたいですね。
――新しい外国人選手にも期待がかかる
「キヤノンとしては去年のベースに上乗せすることが必要です。そのために新戦力となることを期待しています。ただラグビーはチームが一つになって一つのターゲットに進んでいくことが大切なので、それができるかがポイントになります。」
――橋野選手など代表選手が登場しているが
「国の代表に入ることでその選手が成長します。そしてその選手がチームを成長させてくれます。そういったことをチームの文化として根付かせることはとても大事なことだと思います。
――では最後に今の気持ちを
「明日を大事にしていきたいですね。今日の自分を超えて、今日よりいい明日を迎えたい、ということです。どんなシーズンになるのか本当に楽しみです。チーム一丸となって頑張りますので、ファンの皆さんには昨年以上の熱い応援をお願いします。
練習に取り組む姿勢についても厳しいルールを言い渡された選手たちは、昼食後、早速メイングランドとジムに分かれて気合いの入った練習を開始。今シーズンに掛ける選手たちの強い意気込みが感じられ、また外国人選手たちが明るい表情で練習に向かう様子が印象的でした。
新しい目標に向かっていいスタートを切ったキヤノンイーグルス。今シーズンの活躍をご期待ください。