キヤノン ラグビーフットボールクラブ vs 釜石 シーウェイブス



0 | 前半 | 26 |
14 | 後半 | 15 |



2009年6月13日(土) 12:10 キックオフ 釜石陸上競技場 (岩手県 )
オープン戦(春季・夏季)
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山路 泰生 | 1 PR | 浅田 哲哉 | ||
宮本 陽平 | 2 HO | 小野寺 政人 | ||
宮本 安正 | 3 PR | 長沼 英幸 | ||
小松 元気 | 4 LO | 三浦 健博 | ||
佐藤 拓 | 5 LO | 柿本 洋平 | ||
甲斐 洋充 | 6 FL | 佐伯 悠 | ||
米元 勇一郎 | 7 FL | 江幡 誠弘 | ||
下瀬 央輔 | 8 No.8 | 馬渕 勝 | ||
後藤 隆志 | 9 SH | 長田 剛 | ||
田瀬 慎之介 | 10 SO | 小原 義巧 | ||
新井 光 | 11 WTB | 森山 裕樹 | ||
水田 隆裕 | 12 CTB | P.Alatini | ||
竹山 浩史 | 13 CTB | 津嶋 俊一 | ||
小笠原 大樹 | 14 WTB | 菅野 朋幸 | ||
栗原 聖 | 15 FB | P.Miller | ||
16 満田 竜介 17 坂下 拓也 18 上西 尭之 19 新井 建祐 |
20 吉田 惇哉 21 秋本 敬太 22 三友 良平 23 徳永 翔伍 |
リザーブ |
後半開始 |
2宮本 陽平 → 17坂下 拓也 4小松 元気 → 19新井 建祐 7米元 勇一郎 → 20吉田 惇哉 9後藤 隆志 → 21秋本 敬太 15栗原 聖 → 23徳永 翔伍 |
交代選手![]() |
後半開始 |
1浅田 哲哉 → 斉藤 芳 2小野寺 政人 → 渡邉 潤一 3長沼 英幸 → 下山 信吾 4三浦 健博 → 保坂 豪 6佐伯 悠 → 佐野 竜介 7江幡 誠弘 → 岡崎 英二 8馬渕 勝 → Q.WILISONI 9長田 剛 → 吉田 祐太 10小原 義巧 → 藤原 誠 11森山 裕樹 → 赤井 優太 12P.Alatini → 細川 進 |
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後半8分 | 10田瀬 慎之介 → 22三友 良平 | 後半途中 | 5柿本 洋平 → S.Fardy 9吉田 祐太 → 八重樫 俊介 11赤井 優太 → 佐々木 永一 13津嶋 俊一 → 津田 康太 14菅野 朋幸 → 佐々木 啓佑 15P.Miller → 赤井 優太 | |
後半19分 | 3宮本 安正 → 18上西 尭之 |
前半:キヤノンキックオフ5>
10分 釜石:自陣10m釜石ラインアウトからモールを形成され、そのまま前進、4.が左中間へトライ、15.G成功(0-7)
21分 釜石:ハーフウェイ付近釜石キックカウンターから連続攻撃し、中央から9→10→12→10→15→9と繋ぎ左中間へトライ、15.G成功(0-14)
34分 釜石:自陣22mキヤノン10番のキックをチャージされ、転がったボールを拾われそのまま左中間へ4.がトライ、15.G失敗(0-19)
38分 釜石:自陣ゴール前ペナルティーから速攻、2.が左隅へトライ、15.G成功(0-26)
後半:キヤノンキックオフ5>
17分 キヤノン:敵陣ゴール前キヤノンスクラムから8.がサイド攻撃を仕掛け、そのままゴールポスト左隅へ飛び込みトライ、22.G成功(7-26)
21分 釜石:自陣ゴール前左ラインアウトから8.が抜け出し右中間へトライ、15.G失敗(7-31)
30分 釜石:自陣10m付近右ラインアウトからラックを連取し、中央ラックから9→2と繋ぎ右中間へトライ、26.G失敗(7-36)
33分 キヤノン:ハーフウェイ付近ペナルティーから速攻を仕掛け、その後右へ9→22と繋ぎ、ディフェンスライン後方へキックし、そのボールを14.が直接キャッチし右隅へトライ、22.G成功(14-36)
39分 釜石:ハーフウェイ付近キヤノンボールをターンオーバーし、連続攻撃から9→10→5→2→11と繋ぎ左隅へトライ、22.G失敗(14-41)
JR釜石線の終点である釜石は、急行を乗り継いでも東京から6時間かかる。
釜石シーウェイブスは、その時間を東京に向かって費やし試合にやってくる。
釜石のラグビーにかける情熱を感じずに入られない。
釜石シーウェイブスの前身は、言わずと知れた「新日鐵釜石」である。
伝説のチームとの対戦は当時のチームを知っているものにとって感慨深い。
試合当日の天候は雷を伴う大雨となり、試合開始が危ぶまれる状態であった。
結局、開始時間を10分遅らせてキックオフの笛が吹かれた。
互いの攻防は約10分繰り返された。
キヤノンの攻撃は激しい雨のためハンドリングミスが多くなる。
次第に釜石のペースとなり、キヤノン陣内に攻め込まれる。
最初のトライは倒れ込みの反則からキックでラインアウトとされ、モールで押し込まれてサイドを突かれてのトライ。
キヤノンも反撃するが、決定的なチャンスは作れない。
逆に相手NO.8の突進からFBにつながれ、FBはキヤノンのディフェンスを4人抜き去りSHにパスをしてトライ。
その後、2トライを取られて0:26で前半を終了する。
後半は雨が止み、前半よりはコンディションは良くなってきた。
互いに攻め合うが、決定的なチャンスがつかめない。
流れをつかみたいキヤノンはラインアウトからFWがつなぎ、13.センター竹山が抜けだしトライかと思われたが、タッチダウンが認められずにスクラムとなる。
そのスクラムを押し込み、NO.8下瀬がサイドを突いてトライ。
これでキヤノンのペースになるかに思えたが、ラインアウトのこぼれ玉を拾われトライを返される。
さらに攻撃を継続され、次第にペースを釜石に握られていく。
そして連続攻撃から相手HOにゴールに飛び込まれトライ。
直後、キヤノンはPKから22.SO三友が14.小笠原に絶妙なキックパスが通る。小笠原一人を抜いてトライとする。
その後一つトライを奪われ14:41でノーサイドとなっった。
この日の試合に選出されたメンバーはトップイーストとの最初の試合を肌で感じることができた。
次のゲームに向けて成長を期待したい。
永友HCのコメント
今日のゲームは我慢ができなかったところに問題を感じています。
・攻めていても、つまらないところでペナルティを犯しチャンスをつぶしてしまう。
・守っていても、大切なところでしなくても良いペナルティをしてピンチを迎えてしまう。
チーム全員でこの意識を改善しなければ、競ったゲームで突き放されてしまいます。
自陣の反則は、即3点の失点と考えておかないといけません。
次の試合では問題点を改善して臨みたいと思います。
【コラム】「銀河ドリームライン釜石線の旅」
釜石に鉄道で行くには新花巻から釜石線に乗ることになる。
1時間に約1本の割合で運行するこの路線に乗車する乗客は、学生、会社員、職人さんというようにいろいろな人たちが乗車していた。
生活色が身近に感じられる列車だ。
普通は三両編成なのだが、深夜には一両となる。
単線での運行で、駅に着くとボタンを押してドアを開ける。
新花巻から釜石まで約2時間、各駅に停車しその駅の名前を告げるアナウンスを聞くと、なにやら別の呼び名を駅の名前の前に言っていることに気がつく。
しばらく注意をして聞いてみるのだが、よく聞き取れない。
なにやら不思議な響きの名前のようだ。
調べてみると、この鉄道の愛称は「銀河ドリームライン釜石線」ということで、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルなのだそうである。
また宮沢賢治が作品中にエスペラント語を登場させていたことから、各駅にエスペラントの愛称がつけられていのである。
別の呼び名と聞こえたのはこの事であった。
暗闇をゴトゴトと走るこの列車は宇宙につながる銀河鉄道だったのだ。