キヤノン イーグルス vs ヤマハ発動機 ジュビロ



8 | 前半 | 31 |
17 | 後半 | 5 |



2012年10月27日(土) 12:00 キックオフ 秩父宮ラグビー場 (東京都 )
トップリーグ 第8節 天候:曇り
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菅原 崇聖 | 1 PR | 仲谷 聖史 | ||
山本 貢 | 2 HO | 名嘉 翔伍 | ||
城 彰 | 3 PR | 山村 亮 | ||
アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ | 4 LO | 西 直紀 | ||
日高 駿 | 5 LO | トーマス 優デーリックデニイ | ||
湯澤 奨平 | 6 FL | 笠原 雄太 | ||
植松 宗之 | 7 FL | 八木下 惠介 | ||
鷹クロフォード アストン | 8 No.8 | フォラウ 愛世 | ||
福居 武 | 9 SH | 池町 信哉 | ||
カラム・ブルース | 10 SO | 大田尾 竜彦 | ||
橋野 皓介 | 11 WTB | 徐 吉嶺 | ||
三友 良平 | 12 CTB | マレ・サウ | ||
大居 広樹 | 13 CTB | シアレ・ピウタウ | ||
和田 拓 | 14 WTB | 中園 真司 | ||
田井中 啓彰 | 15 FB | 五郎丸 歩 | ||
16 宍戸 要介 17 坂下 拓也 18 トマシ・ソンゲタ 19 竹山 浩史 |
20 髙城 良太 21 新井 光 22 アイザイア・トエアバ |
リザーブ |
16 岸 直弥 17 田村 義和 18 山路 和希 19 モセ・トゥイアリイ |
20 小池 善行 21 井本 克典 22 田中 渉太 |
後半 9分 |
4 アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ→ 18 トマシ・ソンゲタ 8 鷹クロフォードアストン→ 19 竹山 浩史 10 カラム・ブルース→ 22 アイザイア・トエアバ 15 田井中 啓彰→ 21 新井 光 |
交代選手![]() |
前半 25分 | 13 シアレ・ピウタウ→ 21 井本 克典 |
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後半 23分 | 9 福居 武→ 20 髙城 良太 | 前半 31分 | 8 フォラウ愛世→ 19 モセ・トゥイアリイ | |
後半 11分 | 2 名嘉 翔伍→ 16 岸 直弥 3 山村 亮→ 17 田村 義和 |
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後半 23分 | 7 八木下 惠介→ 18 山路 和希 | |||
後半 25分 | 14 中園 真司→ 22 田中 渉太 |
トップリーグ8戦目の相手は、トップリーグ上位を狙うヤマハ発動機ジュビロ。プレシーズンマッチでは大差で負けている相手だけに、7試合を経て成長し、以前とは違うキヤノンを見せたい試合だ。
-前半00分-
ヤマハのキックオフで試合開始
-前半2分-
ヤマハ、キヤノン陣10mラインの内側中央で、キヤノンの反則からPGを選択。しかし失敗。
[0-0]
-前半6分-
キヤノン、ヤマハ陣で連続攻撃。10mライン付近で相手のペナルティからPGを選択。三友がゴールポストに当てながらもこれを決めて3点先取。
[3-0]
-前半10分-
キヤノン、マイボールを積極的に展開しヤマハ陣内でチャンスを作るが、ヤマハも必死に守りトライには繋がらない。ボールの動きが多い試合展開で、ここまで両チームスクラムなし。
-前半14分-
キヤノン、この試合初めてのスクラムから出したボールを左へ展開。カラム・ブルースから走り込んだ和田→田井中とつなぎ、今日初めてウィングに入った橋野へ。橋野がライン際を疾走しトライかと思われたが、ゴール10m前付近で相手ディフェンスに阻まれノックオン。先制トライにはならなかった。
[3-0]
-前半18分-
キヤノン、ヤマハ陣10mライン付近のラインアウトから一気に前進。ゴール前5m付近のラックでフォワードがフェーズを重ね前進。最後は福居がパスダミーからゴールに飛び込みトライ。コンバージョン失敗。
[8-0]
-前半19分-
ヤマハ、キヤノン陣10mライン内側中央でのラックでターンオーバーし、すぐにバックスへ展開。キヤノンディフェンスをずらしてそのままトライ。コンバージョン成功。
[8-7]
-前半23分-
キヤノン、フォワード・バックス一体となった素早く大きな展開でヤマハ陣深く攻め込むが、トライにはならず。
[8-7]
-前半26分-
ヤマハ、敵陣深いところからバックスが抜け出し大きく前進。キヤノンディフェンスを振り切り独走。トライ寸前でカラム・ブルースが追いつきナイスタックル。しかしキヤノンラインが揃いきらず、さらに展開しトライ。コンバージョン成功。
[8-14]
-前半32分-
ヤマハ、敵陣10m付近のスクラムからバックスへ展開し大きくゲイン。キヤノン陣に入りラックからさらにバックスへ展開。キヤノンディフェンスをずらして左サイドにトライ。コンバージョン失敗。
[8-19]
-前半36分-
ヤマハ、ハーフウェイ付近のラックから出たボールをバックスに展開。キヤノンディフェンスをかわし、さらに走り込んだ選手に繋いで一気にトライ。コンバージョン成功。
[8-26]
-前半38分-
ヤマハ、敵陣からフォワード・バックスが一体となった攻撃。キヤノンバックスを吹き飛ばし、さらに華麗にパスをつないでトライ。コンバージョン成功。
[8-31]
-前半40分-
ヤマハがボールを左右に展開したが、ホーンが鳴りボールをタッチに蹴り出し前半終了。
[8-31]
ハーフタイム
キヤノン、選手交代なし
-後半0分-
キヤノンのキックオフで後半開始。前半大きく差を開けられたが、気持ちを入れ替え、挽回を図りたい。
-後半3分-
キヤノン、敵陣22mライン内側からのラインアウト。ラックを形成し城、湯澤、アストン、アリ、菅原が継続してヤマハディフェンスめがけてフェーズを重ね、ゴール前で長い攻撃。しかし最後は惜しくもノックオンで相手ボールのスクラムに。
[8-31]
-後半9分-
キヤノン選手交代
OUT【アルベルト・ヴァンデンベルグ】⇒IN【トマシ・ソンゲタ】
OUT【鷹クロフォード アストン】⇒IN【竹山 浩史】
OUT【カラム・ブルース】⇒IN【アイザイア・トエアバ】
OUT【田井中 啓彰】⇒IN【新井 光】
-後半11分-
キヤノン、相手ゴール前でラックを形成。フォワードの低く力強い連続攻撃からトマシ・ソンゲタが密集を切り裂き、ゴールに飛び込みトライ。キヤノン、フォワードの頑張りで見事にトライを上げた。コンバージョン成功。
[15-31]
-後半14分-
キヤノン、敵陣22m付近のラックからトマシ・ソンゲタが抜け出しゲイン。出たボールをバックスに展開し、アイザイア・トエアバがディフェンスを強烈なハンド・オフでかわしそのままトライ。コンバージョン失敗。
[20-31]
-後半21分-
ヤマハ、キヤノン陣深いところで連続攻撃。最後は大きくバックスで展開しゴール隅にトライ。コンバージョン失敗。
[20-36]
-後半23分-
キヤノン選手交代
OUT【福居 武】⇒IN【髙城 良太】
-後半28分-
キヤノン、敵陣ゴール前5m付近のラインアウトから展開し、中央でスクラム。
-後半32分-
キヤノン、ヤマハ陣での攻撃を続け再三チャンスを作るが、トライには至らない。
[20-36]
-後半38分-
キヤノン、敵陣22mライン内側のラインアウトからモールで押し込む。ラックになりさらに押し込み、最後は菅原がトライ。コンバージョン失敗。
[25-36]
-後半40分-
両チーム、最後の攻撃をしたが、最後はヤマハがタッチに蹴り出してノーサイド。
[25-36]
キヤノン、後半は敵陣での攻撃を続け追い上げたが、逆転には至らず無念の敗戦。これでリーグ戦8戦2勝6敗。しかし4トライを奪い勝ち点1とし、今シーズンの勝ち点の合計を12とした。
- 永友 洋司監督
今日もたくさんのサポーターの方の応援をいただき、そのような中で試合ができたことを大変嬉しく思っています。有難うございました。試合は非常に悔しい結果でした。フォワードは80分間、痛い仕事を本当に良くやってくれました。でもその頑張りにバックスが応えられなかった。個々の選手がベストを尽くす、それでもミスをしたら他の選手が補う、それがラグビーという競技です。すべてを出し切っての結果ならどんなことも受け入れるといつも選手に言っています。しかし、特に前半は危機感、一人一人の責任感、覚悟といったものが全く感じられず、受け入れられる内容ではありませんでした。「やられたらやり返す」というスタイルではキヤノンは勝てない、ということは選手も理解しているのに、こういう試合をするのは、「やられる前にやる」という意識がまだ足りないということです。本当に悔しいですね。選手は良く成長していると思いますし、ヤマハさんとの差は縮まっていると思います。でもウィニングカルチャ―、勝つ文化がまだないチームです。ハーフタイムに喝を入れる意味で声を荒げましたが、監督やコーチに言われたからやるのではなく自分たちでやることによって、その文化が生まれ成長できるものだと思います。それは非常に難しく大変なことなのですが、選手は覚悟してそれに挑戦し成長して欲しいと思います。1か月間試合がありませんが、その間にもう一度自分たちを知るということ、その上で万全の準備をして12月からの試合に臨みたいと思います。
- 今村 友基バックスコーチ
試合の入りは良かったのですが、トライを取られてから選手一人ずつのやるべきことができず、またチームのコミュニケーションが取れなかったことで、精度の高いプレーができなくなりました。後半はベーシックな部分とチームでプレーをするということを心掛けて入りましたが、やはり前半である程度勝負がついてしまった、というところですね。やればできることができなかった前半が本当に残念です。これは一人一人の精神的な部分の問題だと思います。でも1ポイント取れたのは次につながると思いますし、ディフェンス面で課題が残ったものの、アタックではいいプレーもありました。12月からの後半残り5試合が本当に勝負になると思います。どのチームもここで立て直してくると思いますが、その中で負けられない試合が続くので、この1か月間に悪い部分をしっかり修正していきたいと思います。
- 和田 拓キャプテン
今日の試合は前半のコミュニケーション不足による失点が全てでした。あのような時間帯があると僕たちは戦えないので、それぞれが使命感をもって戦わないといけないと思いました。後半にトライが取れたので、余計に前半の失点が悔やまれます。前半から全開でプレーできるように練習を積まないといけないと感じました。点差だけ見れば成長したことを見せられたかもしれませんが、自分たちの戦いができませんでしたし、各人がもっと精度の高いプレーをしていかないといけないと思います。ポジティブに捉えられる部分もありますが、それに甘んじるわけにはいきません。フォワードは本当に頑張ってくれたのですが、バックスがそれに応えることができず、個人的にも猛反省しています。自分たちの現状をよくレビューして、しっかり練習をしてまた戻ってきたいと思います。
- 山本 貢選手
久々にスタメンで80分間プレーしましたが、まだまだな部分はあるにしてもラグビーを楽しむことはできました。でもフォワードがもっと動いて質の高いプレーができれば、もっといい戦いができたと思います。いい部分もたくさんありましたが、これで満足するわけにはいきません。まだ厳しい戦いが続くと思いますし、やらなければならないことがたくさんあります。個人的にイメージしているプレーがもっとできるように、プレーの精度を高めることをテーマに次の1か月間の練習に取り組みたいと思います。
- 鷹クロフォード アストン
チャンスの場面でトライまで持って行けず、しかもターンオーバーもされてしまいました。ラインアウトの練習はかなりやってきたにも関わらず、それが試合でできなかったことを非常に残念に思っています。セットプレーは全体に良かったのですが、やはりチャンスをしっかりトライに結び付けられなかったのはもったいないと思います。後半はトマシ選手などリザーブの選手がインパクトのあるプレーでチームをレベルアップしてくれて、追い上げることができたのですが、前半はそのエネルギーが足りていなかった試合でした。一から練習でやり直して、11月にはチャンスの時にしっかりトライまでボールを繋げられるフォワードを作っていきたいと思います。
- アイザイア・トエアバ選手
個人的には先週に比べてもずっといい状態でプレーすることができましたし、また日本に来て初めてトライすることができて、チームに貢献することができました。そういう意味では非常に満足しています。一方試合はヤマハが非常にいいチームで、前半の失点が大きくなってしまいました。でも12月からの5試合に向けて、今日の試合から学んだことは非常に大きいと思います。11月にしっかりトレーニングをして、次の試合でもいいプレーができるように頑張ります。
- 新井 光選手
ようやくトップリーグの試合に出ることができて、楽しくプレーすることができました。チャンスを作ってもらえて大きく走り込む場面がありましたが、自分の持っているものを全部出そうと思って試合に臨みました。チームとしては悔しい結果だったのですが、まだ残り5試合ありますので、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。去年、チームが一つになってトップリーグに上がったわけですが、遅ればせながら今年のチームの一員になれた、そんな気分です。自分のラグビー人生の中でも本当に大きいことだと感じます。これからも1日1日悔いの残らないような練習を続けて、その上で結果が出せれば嬉しいですね。これからも頑張ります。
- 湯澤 奨平選手
試合に出られたことは本当に嬉しいのですが、まだミスが多くて満足できるレベルに全然達していません。後半の最後の方は良かったと思いますが、それを80分間続けられるためには集中力が必要です。フィットネスに問題は感じていないのですが、やはり相手が元気な時にでもしっかり対抗できるパワーもまだ十分ではありません。11月1か月間のテーマはいくつかありますが、体を大きくしてパワーを付けたいと思います。8試合プレーして、最初の頃よりはずっと良くなっていると思いますが、もっと成長してチームに貢献できるように頑張ります。