キヤノン イーグルス vs 天理大学 ラグビー部



15 | 前半 | 6 |
22 | 後半 | 7 |



2012年2月25日(土) 12:00 キックオフ 近鉄花園ラグビー場 (大阪府 )
日本選手権 1回戦 天候:雨
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宍戸 要介 | 1 PR | 藤原 丈宏 | ||
山本 貢 | 2 HO | 芳野 寛 | ||
城 彰 | 3 PR | 金光 大生 | ||
アルベルト・ヴァンデンベルグ | 4 LO | 田村 玲一 | ||
シタレキ・ティマニ | 5 LO | 上田 聖 | ||
神白 拓 | 6 FL | 唄 圭太 | ||
清水 直志 | 7 FL | 関口 卓雄 | ||
竹山 浩史 | 8 No.8 | 山路 和希 | ||
田原 圭祐 | 9 SH | 井上 大介 | ||
橋野 皓介 | 10 SO | 立川 理道 | ||
瓜生 靖治 | 11 WTB | 木村 和也 | ||
三友 良平 | 12 CTB | アイセア・ハベア | ||
守屋 篤 | 13 CTB | トニシオ・バイフ | ||
新井 光 | 14 WTB | 宮前 勇規 | ||
田井中 啓彰 | 15 FB | 塚本 健太 | ||
16:金子 大介 17:金 光模 18:甲斐 洋充 19:吉岡 耕 |
20:吉田 健 21:アリシ・ トゥプアイレイ 22:カラム・ブルース |
リザーブ |
16:中村 光希 17:高屋敷 拓也 18:村東 宣佳 19:渡部 文泰 |
20:山本 昌太 21:忽那 幹太 22:松井 謙斗 |
後半13分 |
4 アルベルト・ヴァンデンベルグ→ 18 甲斐 洋充 13 守屋 篤→ 21 アリシ・トゥプアイレイ |
交代選手![]() |
前半21分 | 7 関口 卓雄→ 19 渡部 文泰 |
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後半19分 | 8 竹山 浩史→ 19 吉岡 耕 | 後半19分 | 6 唄 圭太→ 18 村東 宣佳 | |
後半28分 | 1 宍戸 要介→ 17 金 光模 | 後半28分 |
9 井上 大介→ 20 山本 昌太 11 木村 和也→ 22 松井 謙斗 |
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後半31分 | 9 田原 圭祐→ 20 吉田 健 | 後半31分 | 3 金光 大生→ 17 高屋敷 拓也 | |
後半35分 |
5 シタレキ・ティマニ→ 16 金子 大介 12 三友 良平→ 22 カラム・ブルース |

-前半00分-
キヤノン【田井中 啓彰】のキックオフで試合開始。
雨が降る中、500名以上のキヤノン応援団が駆け付け、日本選手権1回戦が始まる。
-前半03分-
キヤノン選手一時的退場
OUT【橋野 皓介】⇒IN【吉田 健】(出血による一時的退場/前半5分復帰)
-前半07分-
天理大学、敵陣中央10mライン付近、【立川 理道】のペナルティゴール成功。
[00-03]
-前半10分-
キヤノン、敵陣でのプレーが続くが、雨によって滑りやすい芝とボールの影響でミスが目立ちトライを奪えない。
-前半15分-
キヤノン、天理大学が攻撃を仕掛けるたびに会場から歓声があがるアウェーの雰囲気の中、試合の流れを掴むことが出来ず耐える時間が続く。
-前半20分-
天理大学、敵陣右サイド10mライン付近、【立川 理道】がペナルティゴールを狙うが失敗。
[00-03]
-前半27分-
天理大学、敵陣中央ハーフウェイライン付近、【立川 理道】がペナルティゴールを狙うが失敗。
[00-03]
-前半30分-
天理大学、敵陣中央10mライン付近、【立川 理道】のペナルティゴール成功。
キヤノン、自陣でのペナルティが目立ち、天理大学に点差を広げられてしまう。
[00-06]
-前半31分-
キヤノン、敵陣右サイド22mライン付近、ラックから【田原 圭祐】→【橋野 皓介】と繋ぎ、【橋野 皓介】が左サイドインゴールへキック。そのボールを【アルベルト・ヴァンデンベルグ】がキャッチしそのまま左隅へトライ。
【三友 良平】のコンバージョンは失敗。
キヤノン、ラックによる連続攻撃を仕掛けながら、意表を突く【橋野 皓介】のキックでトライを奪い、点差を縮める。
[05-06]
-前半36分-
キヤノン、敵陣中央10mライン付近、【三友 良平】のペナルティゴール成功。
キヤノン、前半終盤、ついに逆転に成功する。
[08-06]
-前半42分-
キヤノン、敵陣中央22mライン付近、ラックから【田原 圭祐】→【橋野 皓介】と繋ぎ、【橋野 皓介】がギャップを突いて抜け出し、右中間へトライ。
【三友 良平】のコンバージョンも成功し、そのまま前半終了。
キヤノン、前半終了間際にトライを挙げ、9点差のリードを奪い前半を終える。
[15-06]
ハーフタイム キヤノン選手交代なし
-後半00分-
天理大学【立川 理道】のキックオフで後半開始。
キヤノン、このままリードを守り、2回戦へ駒を進めることが出来るか。
-後半05分-
両チームとも敵陣内に攻め込むが、ミスが目立ち一進一退の攻防が続く。
-後半12分-
キヤノン、敵陣中央22mライン付近、ラックから【田原 圭祐】→【竹山 浩史】と繋ぎ、【竹山 浩史】がギャップを突いて抜け出し、右中間へトライ。
【三友 良平】のコンバージョン成功。
[22-06]
-後半13分-
キヤノン選手交代
OUT【アルベルト・ヴァンデンベルグ】⇒IN【甲斐 洋充】
OUT【守屋 篤】⇒IN【アリシ・トゥプアイレイ】
-後半15分-
キヤノン、天理大学に自陣深くまで攻め込まれるが、冷静にディフェンスしトライを許さない。
-後半19分-
キヤノン選手交代
OUT【竹山 浩史】⇒IN【吉岡 耕】
-後半20分-
キヤノン、敵陣深くまで攻め込み、敵陣でのプレーが続くが、ミスから攻撃が繋がらずトライを奪えない。
-後半25分-
キヤノン、敵陣左サイド22mライン付近、スクラムから大きく右に展開し、右タッチライン際でボールを受けた【新井 光】がタックルを受けながらも右隅へトライ。
【三友 良平】のコンバージョンは失敗。
[27-06]
-後半28分-
キヤノン選手交代
OUT【宍戸 要介】⇒IN【金 光模】
-後半31分-
キヤノン、敵陣右サイド22mライン付近、ラックから【田原 圭祐】→【橋野 皓介】→【金 光模】→【神白 拓】→【瓜生 靖治】と大きく左に展開し、【瓜生 靖治】が左隅へトライ。
【三友 良平】のコンバージョンは失敗。
[32-06]
-後半31分-
キヤノン選手交代
OUT【田原 圭祐】⇒IN【吉田 健】
-後半34分-
天理大学、敵陣右サイド22mライン付近、ラインアウトから大きく左に展開し、左タッチライン際でボールを受けた【塚本 健太】がディフェンスを振り切り左隅へトライ。
【立川 理道】のコンバージョン成功。
[32-13]
-後半35分-
キヤノン選手交代
OUT【シタレキ・ティマニ】⇒IN【金子 大介】
OUT【三友 良平】⇒IN【カラム・ブルース】
-後半39分-
キヤノン、敵陣左サイドゴール手前5m付近、相手ボールのスクラムからターンオーバーし、【吉田 健】が抜け出し左中間へトライ。
【カラム・ブルース】のコンバージョンは失敗し、そのままノーサイド。
キヤノン、前半序盤は試合の流れを掴めず苦しんだが、計6トライを奪い天理大学戦に勝利し、日本選手権2回戦に駒を進めた。
[37-13]
キヤノンイーグルスは、同日近鉄花園ラグビー場で行われた第2試合NECグリーンロケッツ対神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦(NEC17-10神戸製鋼)で勝利したNECグリーンロケッツと、3月4日(日)熊谷ラグビー場にて日本選手権2回戦を戦うことが決まった。
-
- 永友 洋司 ヘッドコーチ
まず今日の試合について、素晴らしいプレーをした天理大学さんに感謝したいと思います。キヤノンとしては日本選手権に出場することだけに満足せず、トップリーグのチームと戦うということを目標にしておりましたので、その権利を得たことに対して選手たちは良くやってくれたと思います。
トップチャレンジ最終節の九州電力戦から選手自身が変わってくれたと感じます。我々コーチ陣も危機感を持っていましたが、それ以上に宍戸を中心に選手たちがチームを良く立て直してくれたと思います。
今日の試合については、過去のデータから社会人と大学生との試合では前半競った試合が多く、今日も前半の立ち上がりは難しくなると覚悟しておりましたが、ペナルティが多く自分たちのミスからリズムに乗るのに時間が掛かったことは反省すべき点だと思います。
前半終盤までリードされていたのは、思っていた以上に天理大学さんのプレッシャーが激しく、受けに回ったからだと思います。また、これまでキックのオプションをあまり取り入れずにやってきましたが、最初のトライ(橋野選手のキックからアルベルト選手がトライ)を見ると、戦術の面でも反省しなければいけないと思っています。
次はNECさんとの試合ですが、今日も精一杯のプレーができていない選手が多くいました。あれではトップリーグのチームには絶対に勝てません。チームでしっかりと獲り切ること、チームでしっかりと守り切ることを選手全員が意識してやらなければいけないと思います。
最後になりましたが、雨が降る中、今日の試合にもたくさんの方々が応援に来てくださいまして、本当にありがとうございました。次の試合も頑張りますので、是非また会場に足を運んで頂き、たくさんのご声援をよろしくお願いいたします。
- 宍戸 要介 キャプテン
天候が悪い中、たくさんの方々に大阪まで応援に来ていただき、ありがとうございました。大阪で天理大学さんと戦うということで、アウェーの雰囲気の中で戦わなければいけないと思っておりましたが、みなさんの応援のおかげで、アウェーということを感じず、大きな力をいただきました。次に向けて、選手、スタッフが一体となって頑張りますので、またご声援をよろしくお願いいたします。
今日の試合内容は決して良いものではありませんでしたが、勝って次のステージに進むことが出来て嬉しく思っています。いろいろな反省点が出ましたので、次に向けてまた頑張りたいと思います。
試合を通じて上手くいかない時間帯はミスが多く、ボールを継続することが出来ませんでした。試合中はその部分を修正出来ればスコアにも繋げられると思っていました。
次からはトップリーグチームとの試合ですので、今までよりもチャンスは少なくなると思います。その少ないチャンスをしっかり獲り切ることを意識して準備を進め、良い試合ができるように頑張りたいと思います。
- アルベルト・ヴァンデンベルグ選手
今日は悪天候の中、初の日本選手権に多くの方々が応援に来てくださいまして本当にありがとうございました。
今日の試合はキヤノンが勝てて良かったのですが、途中までキヤノンらしい試合が出来ず、最初からもっと縦にアタックするラグビーをするべきでした。
前半は簡単に相手にボールを渡してしまうプレーや不用意なペナルティで、自分たちから相手に流れを掴ませてしまいました。相手は大学生で若くて走れる選手が多いので、そういうチームには安定したプレーをしなければ、相手のペースに飲まれるだけになってしまいます。その中で先にトライを獲ることができ、そこからチームとして自信がついて落ち着いてプレーすることが出来たと思います。
次の試合については、自分たちがどれだけトップリーグのチームに通用するのかが測れる良い機会になると思いますし、試合を通じて自分たちがトップリーグで何をしなければいけないのかを分からせてくれる試合になると思います。
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- カラム・ブルース選手
久しぶりの試合で若干の緊張感はありましたが、とても楽しかったです。試合前から難しい戦いになるということは覚悟していましたが、前半は天理大学さんが非常に良いラグビーをしていて、プラン通りに遂行するのが難しい部分がありました。でも50?60分くらいから自分たちのラグビーで圧倒することは達成できたので、その点は良かったと思います。
今日の試合が復帰戦となりましたが、自分自身の調子としてはまだまだこれからで、100%になるためにはもう少し時間が必要だと思います。その中でもしっかりとプレーをして、パフォーマンスを発揮する自信はあります。
次の試合はとてもエキサイティングな試合になると思いますし、とても楽しみにしています。来シーズンはトップリーグで戦いますので、オフに入る前にトップリーグのチームと戦うことが出来て、来シーズンの戦い方を考えるためには絶好のチャンスだと思います。
今シーズンは順調に成長してきましたが、来シーズンからは非常に厳しい戦いが続くと思います。その戦いの中でチームとしての真価が問われてくると思いますので、今まで以上に頑張りたいと思います。
最後に、応援してくれる方々がいてくれるからこそ、苦しい場面でも乗り切ることが出来ます。毎試合多くの方々に応援に来ていただき、本当に感謝しています。来シーズンからは更に皆さんの応援が必要になってきますので、また会場に足を運んで頂き、応援してくれることを願っています。
- 橋野 皓介選手
今日は雨の中、花園ラグビー場まで応援に来てくださいましてありがとうございました。次の試合はキヤノンにとって厳しい戦いになると思います。皆さんの応援が僕らを後押ししてくれていますので、来週の熊谷ラグビー場でも熱い応援をよろしくお願いいたします。
今日の試合については、勝つことが出来て良かったと思います。試合の立ち上がりは自陣でのペナルティが多く、流れを掴むことが出来ませんでした。ただ九州電力戦ではそのままの流れでトライを獲られてしまいましたが、今日は悪い流れの時に耐えてトライを許さなかったので、その部分が良かったと思います。
今日の試合は雨ということもあり、チームとして考えていたことがあまり出来ませんでした。また判断ミスもいくつかありましたが、自分の力を出すことは出来たと思います。
次の試合では、これまで感じたことのないプレッシャーを感じる試合になると思いますが、来シーズンから戦う相手になるので、チャレンジャーとして思いっきりプレーしたいと思います。
- 田原 圭祐選手
試合前から会場は天理大学さんを応援する雰囲気になると思っていましたが、試合の立ち上がりはその雰囲気に飲まれてしまい、落ち着かない部分がありました。
試合内容に関してはペナルティが多かったこと、またボールキープが出来なかったところが反省点です。ちゃんとボールをキープすればトライが獲れるということを認識し始めてからは、自分たちのペースでプレーができたと思います。
次の試合はトップリーグのチームとの試合になりますが、今まで通りチャレンジャーとしてプレーをしたいと思います。今日の試合も多くのご声援をいただき、僕らの力になりました。これからも僕たちの背中を押してくれるような大きなご声援をよろしくお願いいたします。
Photo:Kazuhito.Y(Canon Inc.)
前半の一進一退の攻防が続く中、自陣から大きく蹴りだそうとする天理大学の選手に猛然とチャージする瓜生選手。ファインダー越しに恐怖と勇気が伝わってきた一枚。
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