キヤノン イーグルス vs NEC グリーンロケッツ



14 | 前半 | 31 |
5 | 後半 | 31 |



2012年3月 4日(日) 12:00 キックオフ 県営熊谷ラグビー場 (埼玉県 )
日本選手権 2回戦 天候:曇り
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宍戸 要介 | 1 PR | 猪瀬 佑太 | ||
山本 貢 | 2 HO | 臼井 陽亮 | ||
城 彰 | 3 PR | 土井 貴弘 | ||
甲斐 洋充 | 4 LO | 廣澤 拓 | ||
シタレキ・ティマニ | 5 LO | 村田 毅 | ||
神白 拓 | 6 FL | 浅野 良太 | ||
清水 直志 | 7 FL | ニリ・ラトゥ | ||
トマシ・ソンゲタ | 8 No.8 | 土佐 誠 | ||
田原 圭祐 | 9 SH | 櫻井 朋広 | ||
橋野 皓介 | 10 SO | 田村 優 | ||
瓜生 靖治 | 11 WTB | ネマニ・ナドロ | ||
三友 良平 | 12 CTB | 櫻谷 勉 | ||
守屋 篤 | 13 CTB | 釜池 真道 | ||
新井 光 | 14 WTB | 瀬崎 隼人 | ||
田井中 啓彰 | 15 FB | 窪田 幸一郎 | ||
16:金子 大介 17:金 光模 18:小松 元気 19:吉岡 耕 |
20:吉田 健 21:カラム・ブルース 22:大居 広樹 |
リザーブ |
16:山本 貴治 17:瀧澤 直 18:細田 佳也 19:宮本 誉久 |
20:藤戸 恭平 21:森田 茂希 22:アンソニー・ツイタヴァキ |
前半35分 | 9 田原 圭祐→ 20 吉田 健 | 交代選手![]() |
後半11分 | 13 釜池 真道→ 22 アンソニー・ツイタヴァ 7 ニリ・ラトゥ→ 19 宮本 誉久 |
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後半9分 |
5 シタレキ・ティマニ→ 18 小松 元気 13 守屋 篤→ 21 カラム・ブルース |
後半17分 |
2 臼井 陽亮→ 16 山本 貴治 3 土井 貴弘→ 17 瀧澤 直 8 土佐 誠→ 18 細田 佳也 |
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後半25分 |
2 山本 貢→ 16 金子 大介 3 城 彰→ 17 金 光模 |
後半25分 | 12 櫻谷 勉→ 21 森田 茂希 | |
後半30分 | 11 瓜生 靖治→ 22 大居 広樹 | 後半30分 | 9 櫻井 朋広→ 20 藤戸 恭平 |

-前半00分-
NEC、【田村 優】のキックオフで試合開始。
キヤノン、来シーズンから戦うこととなるトップリーグチームとの試合で、現在の実力を測る絶好の機会となる試合。NECのキックオフで試合が始まる。
-前半09分-
キヤノン、敵陣左サイド22mライン付近、ラックから右に展開し、【田井中 啓彰】がギャップを突いて抜け出し右隅へトライ。
【三友 良平】のコンバージョン成功。
キヤノン、前半早々にトライを奪い、幸先の良い立ち上がりを見せる。
[07-00]
-前半11分-
NEC、自陣右サイド10mライン付近、キヤノンがキックしたボールをキャッチし、左に展開。【ネマニ・ナドロ】が敵陣22mライン付近までゲインし、【釜池 真道】へ繋ぎ中央へトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
[07-07]
-前半15分-
NEC、敵陣中央10mライン付近、ラックから左に展開し、タッチライン際でボールを受けた【ネマニ・ナドロ】がディフェンスをなぎ倒しながらゲインし、中央へ回り込んでトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
キヤノン、連続トライを奪われ、逆転を許してしまう。
[07-14]
-前半18分-
キヤノン、敵陣中央10mライン付近、こぼれ球を奪い【城 彰】→【山本 貢】→【清水 直志】→【橋野 皓介】と繋ぎ、【橋野 皓介】がディフェンス裏へキック。そのボールを【橋野 皓介】が自ら拾い中央へトライ。
【三友 良平】のコンバージョン成功。
キヤノン、逆転を許した後すぐにトライを奪い同点に追いつく。トップリーグのチームに対して、互角の戦いを見せる。
[14-14]
-前半25分-
NEC、自陣中央10mライン付近、キヤノンボールのラックからターンオーバーし、【田村 優】が抜け出し22mエリア内へ進攻。【田村 優】→【ネマニ・ナドロ】と繋ぎ、左隅へトライ。
【田村 優】のコンバージョンは失敗。
[14-19]
-前半27分-
NEC、敵陣左サイド10mライン付近、【ネマニ・ナドロ】がインターセプトから独走し、左中間へトライ。
【ネマニ・ナドロ】のコンバージョンは失敗。
[14-24]
-前半34分-
NEC、敵陣中央ゴール手前5m付近、ラックから【土佐 誠】が持ち込み左中間へトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
キヤノン、NECに試合のペースを掴まれ、徐々に点差を広げられる。
[14-31]
-前半35分-
キヤノン選手交代
OUT【田原 圭祐】⇒IN【吉田 健】
-前半40分-
キヤノン、敵陣深くまで攻め込むが、ノックオンからNECにタッチライン外にボールを蹴られ、前半終了。
キヤノン、前半序盤は互角の戦いを見せたが、徐々に力の差を見せつけられ、17点のリードを許し前半を終える。
[14-31]
ハーフタイム キヤノン選手交代なし
-後半00分-
キヤノン、【田井中 啓彰】のキックオフで後半開始。
キヤノン、試合の流れを変え逆転し、準決勝へ進出することが出来るか。
-後半05分-
キヤノン、敵陣でのプレーが続くが、ミスが目立ち22mエリア内へ進攻することが出来ない。
-後半09分-
キヤノン選手交代
OUT【シタレキ・ティマニ】⇒IN【小松 元気】
OUT【守屋 篤】⇒IN【カラム・ブルース】
-後半16分-
キヤノン、自陣中央10mライン付近、こぼれ球を【カラム・ブルース】→【橋野 皓介】と繋ぎ、【橋野 皓介】が敵陣10mライン付近までゲイン。【橋野 皓介】→【瓜生 靖治】と繋ぎ、【瓜生 靖治】が左タッチライン際を走り、左中間へトライ。
【三友 良平】のコンバージョンは失敗。
[19-31]
-後半19分-
NEC、敵陣左サイドゴール手前5m付近、ラックから【櫻井 朋広】→【アンソニー・ツイタヴァキ】→【ネマニ・ナドロ】と左に繋ぎ、【ネマニ・ナドロ】が左隅へトライ。
【田村 優】のコンバージョンは失敗。
キヤノン、トライを奪った直後にトライを奪われ、再度点差を広げられてしまう。
[19-36]
-後半23分-
NEC、敵陣左サイド10mライン付近、ラックから【櫻井 朋広】がディフェンス裏へキック。【ネマニ・ナドロ】がワンハンドキャッチから独走し左中間へトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
[19-43]
-後半25分-
キヤノン選手交代
OUT【山本 貢】→IN【金子 大介】
OUT【城 彰】→IN【金 光模】
-後半28分-
NEC、敵陣中央10mライン付近、スクラムから【櫻井 朋広】→【田村 優】→【森田 茂希】と繋ぎ、【森田 茂希】がギャップを突いて抜け出し、左中間へトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
[19-50]
-後半30分-
キヤノン選手交代
OUT【瓜生 靖治】→IN【大居 広樹】
-後半30分-
NEC、敵陣右サイド10mライン付近、ラックから大きく左へ展開し、タッチライン際でボールを受けた【ネマニ・ナドロ】が、2人のディフェンスを振り切り、左中間へトライ。
【田村 優】のコンバージョン成功。
キヤノン、NECに傾いた試合の流れを変えることが出来ず、トライを重ねられてしまう。
[19-57]
-後半35分-
NEC、敵陣中央22mライン付近、ラックから【田村 優】→【ネマニ・ナドロ】と繋ぎ、【ネマニ・ナドロ】がラインブレイクし右中間へトライ。
【田村 優】のコンバージョンは失敗。
[19-62]
-後半40分-
キヤノン、ホーンがなった後、NECからボールを奪い、敵陣深くまで攻め込むが、ノックオンからNECにタッチライン外にボールを蹴られノーサイド。
キヤノン、日本選手権2回戦で敗退。
[19-62]
-
- 永友 洋司 ヘッドコーチ
今日の試合にもたくさんの方々が応援に来てくださいまして、本当に感謝しております。しかし応援に来ていただいた方々やNECさんに対して、本当に申し訳ない試合をしてしまったということ、そして非常に悔しいと感じています。これほどまでにトップリーグのチームとの間に差があるのか、というのが正直な気持ちです。
今日の試合でも後半の途中で集中が切れてしまいました。そこが今のチームの課題だと思います。また同じミスを繰り返してしまいましたので、そこを改善し成長していかなければいけないと思います。
これでシーズンが終了いたしましたので、選手たちには暫しの休息と切り替える時間が必要だと思います。今日の試合でトップリーグのチームとの差を突き付けられましたので、今日から来シーズンに向けてスタートしていかなければ、大変なことになるという危機感を非常に強く感じています。
今日の試合をポジティブに捉えれば、今シーズンのうちにトップリーグのチームと試合をすることができ、貴重な経験ができたということだと思います。ただ今の気持ちとしては、危機感の方を強く感じています。
最後に、今シーズンも各試合会場へたくさんの方々に応援にお越しいただいたことに改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございました。来シーズンからはトップリーグでの戦いとなります。我々の目標はトップリーグ残留ではありません。常に上を目指して頑張りますので、来シーズンも引き続き多くの方々のご声援をよろしくお願いいたします。
- 宍戸 要介 キャプテン
前半20分まではディフェンスもしっかり前に出て、タイトに戦うことが出来ましたが、その後はディフェンスが前に出られなくなり、そこから一気に攻められてしまいました。これが今のチームの実力と認めて、次に活かすことが大切だと思います。
これでシーズンが終わりましたが、次に向けて今日からスタートしたいと思います。選手は今日の試合で危機感を持ったと思います。その危機感を持って、次のシーズンに向けて頑張ります。
NECさんは1人1人の能力が高く、1対1やブレイクダウンの激しさなどでプレッシャーを感じました。それらの部分を更に追求していかなければ、トップリーグでは通用しないと思います。その経験が出来たことは良かったと思います。
今シーズンは長いシーズンでしたが、毎試合多くのファンの皆さんに応援に来ていただき、大きな力と勇気をいただきました。本当にファンの皆さんあってのキヤノン イーグルスだと思っていますし、ファンの皆さん、選手、スタッフが本当に1つのチームになれたシーズンだったと思います。来シーズンは更に厳しい戦いが続きますが、応援の程よろしくお願いいたします。
- 城 彰選手
今日の試合は、前半最初の戦い方はしっかり出来ていたと思いますが、それを80分間続けることが出来ませんでした。それとNECさんの攻撃を受けてしまっていた部分があったと思います。もっとチャレンジしなければいけなかったと思います。
いまのキヤノンとNECさんとの差は、1人1人の仕事量や理解力、勝つという意識の部分だと思います。更に、NECさんはキヤノンよりも全員が同じ方向を向いて試合をしていたと感じました。NECさんはトップリーグでベスト4に入るチームですので、多くのことを学ばせていただきました。
来シーズンからトップリーグで戦いますが、残留することを目標にするのではなく、トップ4に入ることを目標にやっていきたいと思います。その上で、NECさんは本当に良いお手本となりました。僕らが足りない部分をしっかりと見つめ直し、チームを引っ張っていけるように頑張りたいと思います。
社会人1年目で怪我なく全試合に出場することが出来ましたが、僕だけの力だけではなく、先輩方から色々と吸収させていただいたおかげだと思っています。来シーズンは試合に出られるかは分かりませんので、オフの間はしっかりと体を休めて、また試合に出られるように頑張りたいと思います。
今日でシーズンが終了しましたが、1年間多くの方々に応援に来ていただき、本当に心強く感じていました。職場の方々にも試合後は必ず声を掛けていただきました。温かく支えていただきありがとうございました。来シーズンは更に厳しい戦いが続くと思いますが、1点差でも勝利し、多くの勝利をお見せできるように頑張りたいと思います。
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- 吉田 健選手
来シーズン戦う相手にどこまでチャレンジ出来るか、というところを考え試合に臨みました。前半終盤の早いタイミングで交代させてもらい、監督からは「早めに捌け」と言われて試合に入りましたが、NECさんのプレッシャーから上手くリズムを作ることが出来ませんでした。もっと早く捌けるようにならないと、チームのみんなに迷惑を掛けてしまうので、来シーズンに向けてレベルアップしていきたいと思います。
NECさんとの一番の差は、コミュニケーションの部分だと思いました。NECさんは攻められている時間でも、しっかりとコミュニケーションを取っていましたが、逆の立場になった時に、自分たちは委縮してしまっていたと思います。流れが良くない時もしっかりとコミュニケーションを取り、試合の途中で修正していかなければいけないと思います。
今シーズンも多くの方々に遠い会場でも応援に来ていただき、ありがとうございました。僕らにとっては、良いプレーをして試合に勝利し、試合後に応援に来ていただいた方々に笑顔で迎えていただくことが、次に向けて頑張る力になります。来シーズンはトップリーグで全国の様々な会場で試合をすることになると思いますが、皆さんに笑顔で迎えてもらえるように頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。
- 田井中 啓彰選手
今日の試合から、キヤノンとNECさんとでは、やりたいことを80分間通して出来るかというところに一番の差を感じました。実力差通りの点差だったと思います。
アタッキングラグビーが出来ている時は、前半最初のような戦い方が出来ますが、それが出来ない時にどう修正するか、そこが来シーズンに向けての課題だと思います。選手自身のメンタルも影響すると思いますが、経験を積むことや自信を持ってプレーするということが必要になってくると思います。
最後に、いつも遠いところまで多くの方々に応援に来ていただき、本当にありがとうございました。皆さんの応援のおかげで、苦しい時に1歩前へ出ることが出来ています。来シーズンはトップリーグで戦うということで、選手たちは更に皆さんの応援を必要としています。これからもキヤノンを応援していただき、一緒に日本一を目指しましょう。
Photo:Mariko.I(Canon Inc.)
素早く重心を変え、見事に相手のタックルをかわした甲斐選手。
「行け!」と同志の攻撃を見守る大居選手の表情が印象に残った。
カメラ:Canon EOS-1D Mark IV
レンズ:EF400mm F2.8L IS II USM
シャッター:1/2000、絞り値:F3.5、ISO感度:500